ずん
「グラビアアイドルが27歳で亡くなったのだ。若すぎるのだ...」
やきう
「そういう悲しいニュースで遊ぶんか?お前ら最低やな」
でぇじょうぶ博士
「やきう君、おいらたちは茶化すつもりはないでやんす。ただ、若年性がんという現実から目を背けてはいけないでやんす」
ずん
「でも希少がんって、宝くじみたいに当たらないものなんじゃないのだ?」
やきう
「不謹慎やぞ。でもワイも正直、横紋筋肉腫なんて初めて聞いたわ」
かっぱ
「副咽頭間隙腫瘍の90%は良性なんやろ?残り10%に入るって、ほんまに運が悪かったんやな」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。しかも24歳という若さで発症したでやんす。おいらの研究によれば、横紋筋肉腫は小児や若年者に多い悪性腫瘍でやんすが、副咽頭間隙に発生するのは極めてレアケースでやんす」
ずん
「つまり、レアガチャの最悪な方を引いちゃったってことなのだ?」
やきう
「お前の例えは相変わらずクソやな。でも、体重が45キロから36キロって...ワイの脚の重さやんけ」
かっぱ
「お前の脚、9キロもあんのかい。どんだけ太いねん」
でぇじょうぶ博士
「抗がん剤治療の副作用は凄まじいでやんす。脱毛、吐き気、体重減少...まるで自分の体が自分を攻撃しているようなもんでやんす」
ずん
「妊娠できなくなるかもって話もあったのだ。それって若い女性にとっては...」
やきう
「お前、童貞のくせにそういう話するんか?説得力皆無やぞ」
かっぱ
「でもな、お母さんの『ママの大事な娘はあんたやねんから』って言葉は泣けるわ。親ってそういうもんやねん」
でぇじょうぶ博士
「妊孕性温存の話は複雑でやんす。がん治療と生殖医療の狭間で、患者は究極の選択を迫られるでやんす。命か、未来の子供か...」
ずん
「でも結局、卵巣組織の凍結保存はできたんだよね?じゃあ希望はあったのだ?」
やきう
「お前、記事読んでへんやろ。27歳で亡くなっとるんやぞ。その凍結保存、使われることなかったんや」
でぇじょうぶ博士
「医療技術は進歩しているでやんすが、希少がんの治療はまだまだ難しいでやんす。特に副咽頭間隙という場所は手術も困難な部位でやんす」
ずん
「じゃあ、ボクたちはどうすればいいのだ?若いうちから健康診断とか受けるべきなのだ?」
やきう
「お前、会社の健康診断すらサボっとるやろ。説得力ないわ」
かっぱ
「でも実際、若い人ってがん検診なんて受けへんもんな。ワイも受けてへんわ」
でぇじょうぶ博士
「統計的には、20代のがん罹患率は10万人あたり30人程度でやんす。確率は低いでやんすが、ゼロではないでやんす」
ずん
「つまり、3000人に1人くらいなのだ。ボクは大丈夫そうなのだ!」
やきう
「お前の楽観主義、ある意味すごいわ。でも、がんって誰にでも起こりうるんやで」
かっぱ
「そういえば、彼女は治療しながらも仕事続けてたんやろ?すごい根性やな」
でぇじょうぶ博士
「おそらく経済的な理由もあったでやんす。日本のがん患者の約3割が、治療費で経済的困窮に陥ると言われているでやんす」
ずん
「え!?がんになったら貧乏になっちゃうのだ?」
やきう
「お前、すでに貧乏やんけ。これ以上貧乏になりようないやろ」
かっぱ
「抗がん剤治療って、めちゃくちゃ金かかるんやで。高額療養費制度あっても、月に数十万は飛んでくわ」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。しかも仕事を休めば収入も減るでやんす。まさにダブルパンチでやんす」
ずん
「じゃあ、グラビアの仕事続けるしかなかったのだ...体がボロボロなのに」
やきう
「体重36キロでグラビアって、もはや骨と皮やんけ。見てられへんわ」
かっぱ
「でも彼女、2024年8月に芸能活動再開したんやろ?一度は治療がうまくいったってことやんな」
でぇじょうぶ博士
「がんは再発や転移のリスクが常にあるでやんす。特に悪性度の高い横紋筋肉腫は予後不良なケースも多いでやんす」
かっぱ
「2025年いっぱいで引退表明してたってことは、もう限界やったんやろな」
でぇじょうぶ博士
「おそらくでやんす。自分の体の異変に気づいていたでやんしょう。最後まで前向きに活動しようとした姿勢は尊敬に値するでやんす」
ずん
「でも結局、年内に亡くなっちゃったのだ...」
やきう
「人生って残酷やな。27年しか生きられへんとか」
かっぱ
「ワイらが何気なく過ごしてる1日も、彼女にとっては貴重な時間やったんやろな」
でぇじょうぶ博士
「Time is money ではなく、Time is life でやんす。時間こそが最も価値のある資源でやんす」
ずん
「じゃあボクも、もっと時間を大切にしないといけないのだ!」
やきう
「お前、毎日ソシャゲとアニメで時間溶かしとるやんけ。説得力の欠片もないわ」
かっぱ
「まあでも、明日何が起こるかわからへんのは事実やな。健康なうちにやりたいことやっとかなあかん」
でぇじょうぶ博士
「YOLO(You Only Live Once)でやんすね。人生は一度きりでやんす」
ずん
「じゃあ今日から、ボクは毎日を全力で生きるのだ!まずは早起きして朝活するのだ!」
やきう
「明日の朝には忘れてるに100ペリカ賭けるわ」
ずん
「ちょっと待つのだ!ボクは本気なのだ!人生変えるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ずん君の『人生変える宣言』は今年で何回目でやんすか?」
かっぱ
「正月の『今年こそダイエット』並みに信用できへんわ」
ずん
「む...じゃあ、せめて健康診断だけは受けるのだ!これなら確実なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それは良い心がけでやんす。早期発見が命を救うこともあるでやんす」
やきう
「ほんまに受けるんか?会社の健康診断、バックレ常連のお前が?」
ずん
「うっ...でも今回は違うのだ!だって怖くなってきたのだ...」
かっぱ
「まあ、怖がって行動するのも悪くないで。動機なんてなんでもええんや」
でぇじょうぶ博士
「Fear is a great motivator でやんす。恐怖は偉大な動機付けになるでやんす」
ずん
「でも、もし検査で何か見つかったらどうするのだ...?」
やきう
「その時はその時や。でも見つからんまま進行する方が怖いやろ」
かっぱ
「せやな。知らんうちに手遅れになるよりマシや」
でぇじょうぶ博士
「医学の基本は早期発見・早期治療でやんす。これは真理でやんす」
ずん
「わかったのだ...じゃあ勇気を出して健康診断予約するのだ...」
でぇじょうぶ博士
「素晴らしいでやんす!これぞ人間の成長でやんす!」
ずん
「...でも予約は来月でいいのだ。今月は忙しいのだ」
でぇじょうぶ博士
「Tomorrow never comes でやんす。明日は決して来ないでやんす」
ずん
「違うのだ!今月は本当に忙しいのだ!来月は絶対行くのだ!」
やきう
「その『来月』が『来年』になり、『来世』になるパターンやろ」
ずん
「もう!みんなしてボクをバカにするのだ!じゃあ証明してやるのだ!今すぐスマホで予約するのだ!」
でぇじょうぶ博士
「おおっ、行動力でやんす!これは本物かもしれないでやんす!」
ずん
「えーと、健康診断の予約サイトは...あ、ログインパスワード忘れたのだ」
ずん
「ちょっと待つのだ!パスワードリセットすればいいのだ!メールアドレスは...あれ、どのアドレスで登録したんだっけ...?」
でぇじょうぶ博士
「これが現代人の姿でやんす。デジタル化が進むほど、人は無力になっていくでやんす」
やきう
「哲学はええから、お前が代わりに予約してやれよ」
かっぱ
「甘やかしたらあかんで。自分でやらせなあかん」
ずん
「う゛ー!!もういいのだ!ボクは元気だから健康診断なんて必要ないのだ!やっぱり行かないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「Three minutes もたなかったでやんす。新記録でやんす」
ずん
「だ、だって面倒くさいのだ!それに、ボクはまだ若いから大丈夫なのだ!さっきはぇじょうぶ博士も20代のがん罹患率は低いって言ってたのだ!」
でぇじょうぶ博士
「確かに確率は低いでやんすが、藤乃さんも24歳で発症したでやんす。年齢は関係ないでやんす」
かっぱ
「そもそもお前、自分が健康やと思う根拠あるんか?」
ずん
「え?だって...ボク、特に体調悪くないし...」
やきう
「お前、毎日『だるい』『眠い』『疲れた』しか言うてへんやんけ」
でぇじょうぶ博士
「慢性疲労、睡眠不足、運動不足、栄養バランスの偏り...おいらの診断では、ずん君は健康とは程遠い状態でやんす」
ずん
「う゛...でもそれは現代人みんなそうなのだ!ボクだけじゃないのだ!」
やきう
「みんながやってるから自分も大丈夫理論、小学生かよ」
でぇじょうぶ博士
「Misery loves company でやんす。不幸は仲間を求めるでやんす。でも、それで病気が治るわけではないでやんす」
ずん
「じゃあどうすればいいのだ!?ボクに死ねと言うのだ!?」
かっぱ
「極端すぎやろ。0か100かしかないんかお前は」
やきう
「普通に生活習慣改善すればええだけやんけ。なんでそんな大げさなんや」
でぇじょうぶ博士
「規則正しい生活、バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠。基本中の基本でやんす」
やきう
「できないんやなくて、やらないだけやろ。言い訳すんな」
かっぱ
「お前の『できない』は全部『やりたくない』の言い換えやもんな」
ずん
「むぅ...じゃあ、せめて睡眠時間だけは確保するのだ!今日から早寝早起きするのだ!」
でぇじょうぶ博士
「さっきと同じ流れでやんす。学習能力がないでやんす」
やきう
「お前、さっきも『明日から』って言うてたやん。もはやギャグやろ」
ずん
「...今から?今から早寝しろってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「ニワトリに失礼でやんす。彼らはもっと規則正しい生活を送っているでやんす」
ずん
「もういいのだ!ボクのことは放っておいてほしいのだ!好きに生きて好きに死ぬのだ!」
やきう
「でもな、お前が病気になったら周りが迷惑すんねんで」
でぇじょうぶ博士
「医療費、看病の時間、精神的負担...すべて周囲の人に降りかかるでやんす。自分だけの問題ではないでやんす」
かっぱ
「藤乃さんのお母さんかて、ずっと付き添っとったんやろ?家族の負担も相当なもんや」
やきう
「お前の親も、お前が倒れたら駆けつけるんやで。年取った親に心配かけんなや」
でぇじょうぶ博士
「人間は社会的動物でやんす。誰かとつながって生きているでやんす。だから自分の健康は、自分だけのものではないでやんす」
ずん
「でも、ボクが健康に気をつけても、結局がんになるかもしれないんでしょ?だったら意味ないのだ」
かっぱ
「確かに100%防げるわけちゃうけど、リスクは減らせるやろ」
でぇじょうぶ博士
「生活習慣の改善でがんのリスクは約30%減少すると言われているでやんす。喫煙、飲酒、肥満、運動不足...これらを避ければかなり違うでやんす」
やきう
「お前、ソシャゲのガチャで30%の確率やったら『爆死確定』とか言うてるやんけ」
でぇじょうぶ博士
「ちなみに、健康診断の受診率が高い人は、がんの5年生存率が約20%高いというデータもあるでやんす」
やきう
「やっと食いついてきたか。お前、数字に弱いもんな」
かっぱ
「5年生存率って、要するに早く見つかれば助かる確率が高いってことやろ?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。Stage Iで見つかったがんの5年生存率は90%以上、Stage IVだと20%以下でやんす。差は歴然でやんす」
ずん
「つまり、早く見つければほぼ助かるってことなのだ!?」
やきう
「そういうこっちゃ。だから健康診断が大事なんや」
かっぱ
「藤乃さんも、もっと早く見つかってたらなぁ...」
でぇじょうぶ博士
「彼女の場合は希少がんでやんすから、早期発見も難しかったでやんす。でも、一般的ながんなら検診で見つかることが多いでやんす」
ずん
「わかったのだ...ボク、やっぱり健康診断受けるのだ...」
ずん
「今度こそ本気なのだ!だって、5年生存率90%なのだ!これは行くしかないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「今度こそ信じるでやんす。おいらはずん君を信じているでやんす」
ずん
「逃げないのだ!今度こそ本当に行くのだ!だって命がかかってるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「素晴らしいでやんす!では、具体的な日程を決めるでやんす!」
ずん
「だ、だって急に言われても...スケジュール確認しないと...」
でぇじょうぶ博士
「ずん君のスケジュール帳、真っ白でやんす。おいらは知っているでやんす」
やきう
「予定なんてソシャゲのログインボーナスだけやろ」
ずん
「う゛ー!!もういいのだ!ボクはもう寝るのだ!おやすみなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「いえ、少しは心に残ったはずでやんす。人間はそう簡単には変わらないでやんすが、きっかけがあれば変われるでやんす」
やきう
「まあ、本人が痛い目見んと分からんタイプやしな」
でぇじょうぶ博士
「それが一番悲しいことでやんす。痛い目を見る前に気づいてほしいでやんすが...」
ずん
「...(すぴー)もう寝てるのだ...Zzz...」
でぇじょうぶ博士
「まあ、今日はこれくらいにしておくでやんす。いつかずん君が本当に行動する日を信じるでやんす」
ずん
「Zzz...健康診断...行かない...Zzz...だってアイスの新作が...Zzz...」
ずん
「Zzz...でも、ちょっとだけ...怖いのだ...Zzz...もし病気だったら...Zzz...」
でぇじょうぶ博士
「...本心では気になっているでやんすね」
ずん
「Zzz...来世では...絶対行くのだ...Zzz...」