ずん
「消費税0%案が否定されたのだ!これは庶民の夢が砕かれた瞬間なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあ、消費税0%なんてのは、まるで『お腹いっぱい食べても太りません』って言ってるダイエット商法みたいなもんでやんすからね。」
やきう
「せやな。立憲も票稼ぎに必死やんけ。実現できへん公約掲げるのは詐欺師の常套手段やで。」
ずん
「でも、スーパーで卵が高すぎて買えないのだ!庶民の味方はいないのか!」
でぇじょうぶ博士
「消費税を0%にしたら、年間20兆円の税収が吹っ飛ぶでやんす。それは日本の国家予算の約2割でやんすよ。」
やきう
「つまり病院も道路も警察も、全部『金ないんで知りません』になるわけやな。ワイは別にええけど。」
ずん
「むむむ...じゃあヨーロッパみたいに食料品だけ税率下げればいいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「軽減税率の拡大でやんすね。でも日本の場合、何が『食料品』かの線引きで国会が3年は紛糾するでやんす。『高級和牛は贅沢品か食料品か』とかで大モメでやんすよ。」
やきう
「コンビニのイートインスペース問題の二の舞やんけ。あれ見てワイは人類の限界を感じたで。」
ずん
「じゃあ、もう何も解決しないってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そうでもないでやんす。給付金とか、特定世帯への支援とか、やり方は他にもあるでやんす。ただし、それはそれで『不公平だ』って文句が出るでやんすけどね。」
やきう
「結局、誰かが損する設計になっとるんや。民主主義ってのはな、『みんなで少しずつ不幸になる』システムやねん。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、税金を語る政治家の言葉なんてのは、『これ食べても太りませんよ』って言いながらケーキを売りつける商法と大差ないでやんすからね。」
やきう
「せやせや。お前ら、選挙の時だけ『減税します!』とか言うやつ信じるなや。あれ全部嘘やから。」
ずん
「むむむ...じゃあボクは自給自足するのだ!税金かからないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「残念でやんすが、農地を持つには固定資産税がかかるでやんす。水道代も消費税込みでやんす。」
やきう
「お前、何しても国から逃げられへんねん。これが現代の奴隷制度や。」
でぇじょうぶ博士
「その無人島も日本の領土なら、固定資産税が発生するでやんす。しかも無人島暮らしを始めたら、住民税の督促状が届かなくて延滞金が膨らむでやんすよ。」
やきう
「つまり逃げ場はないってことや。ワイらは生まれた瞬間から国に首輪つけられとるんやで。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、今回の高市首相の判断は、現実的には妥当でやんすよ。消費税0%は響きはいいでやんすが、実現したら日本経済が崩壊するでやんす。」
やきう
「せやな。でも庶民は『今すぐ楽にしてくれ』って思っとるから、こういう甘い話に飛びつくんやで。」
ずん
「じゃあ結局、ボクらは永遠に搾取されるだけなのだ...?」
でぇじょうぶ博士
「そう悲観することもないでやんす。税金は確かに痛いでやんすが、その分、インフラとか医療とか、目に見えない恩恵も受けてるでやんすよ。」
やきう
「いや、ワイは恩恵受けてへんで。道路も使わんし、病院も行かんし。」
やきう
「うるさいわ。でもな、ワイが引きこもっとれるのも、この国が平和やからや。それも税金のおかげなんかもしれんな。」
でぇじょうぶ博士
「おや、意外にいいこと言うでやんすね。」
ずん
「じゃあ結論として、消費税0%は夢物語で、現実的には無理ってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。ただし、政治家がこういう案を出すこと自体は悪くないでやんす。議論のきっかけになるでやんすからね。」
やきう
「まあな。でも実現せん公約掲げるのは、『宝くじ当たったら奢るわ』って言うてるようなもんやけどな。」
ずん
「むむむ...じゃあボクは宝くじ買うのだ!当たったら消費税なんて怖くないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「その宝くじの購入代金にも、消費税がかかってるでやんすよ。しかも当選金には所得税がかからないでやんすが、それを使って何か買えば、また消費税でやんす。」
やきう
「結局、何しても国に金抜かれるんやで。お前、詰んどるんや。」
ずん
「ボク、もう生きていけないのだ...税金に殺されるのだ...」
でぇじょうぶ博士
「大げさでやんす。ちゃんと働いて、ちゃんと納税して、その範囲で楽しく生きればいいでやんす。」
ずん
「でも楽しいことするにもお金かかるのだ!そのお金にも税金かかるのだ!」
やきう
「せやから、ワイは家で寝とるんや。睡眠には税金かからへんからな。」
でぇじょうぶ博士
「その寝てる家の家賃か固定資産税に、消費税や税金が含まれてるでやんすけどね。」