ずん
「風船で地下鉄が止まるとか、ボクでも思いつかない斬新な妨害工作なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「妨害工作じゃないでやんす。ただの不注意でやんす。アルミ風船が架線に触れてショートしたんでやんすよ。」
やきう
「アルミ風船って、そんな危険物やったんか。ワイ、子供の頃めっちゃ飛ばしてたわ。」
ずん
「じゃあ、やきうのせいで日本中の電車が止まってたかもしれないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあ、理論上はそうでやんすね。アルミは電気を通すでやんすから、架線に触れれば即ショートでやんす。」
やきう
「ちょ、待てや。なんでアルミなんか使うんや?普通のゴム風船でええやろ。」
でぇじょうぶ博士
「アルミ風船は見た目がキラキラして映えるでやんすからね。インスタ蝿の餌食でやんす。」
ずん
「でも8万2000人に影響って、風船一個でそんなに迷惑かけられるなら、むしろコスパ最強の兵器なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「実際、風船によるインフラ障害は世界中で起きてるでやんす。まるで現代版トロイの木馬でやんすよ。」
ずん
「じゃあ対策はどうするのだ?風船禁止令でも出すのだ?」
でぇじょうぶ博士
「交通局は持ち込み禁止や袋詰め義務化を検討してるでやんす。でも、実効性は疑問でやんすねぇ。」
やきう
「そもそも、駅員が一個一個チェックするんか?無理ゲーやろ。」
ずん
「じゃあX線検査で『これはアルミ風船です』ってバレるようにすればいいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「X線検査機を全駅に配備するコストを考えたら、まるで蚊を殺すのに核兵器を使うようなもんでやんす。」
やきう
「結局、乗客のモラルに頼るしかないってことやな。詰んでるやん。」
ずん
「でも、このニュースのおかげでボクも勉強になったのだ。風船は凶器なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「凶器というより、無知の産物でやんすね。知識さえあれば防げた事故でやんす。」
やきう
「知識あっても、ワイみたいにアホやったら意味ないけどな。」
ずん
「じゃあボク、今度から風船持ってる人見たら『それ危ないですよ』って教えてあげるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「その心意気は立派でやんすが、知らない人に話しかけて不審者扱いされないように気をつけるでやんすよ。」
やきう
「もう手遅れやろ。ずんの顔、十分不審者や。」
ずん
「ひどいのだ!でも、今回の事件で一番の被害者は風船を飛ばしちゃった本人なのだ。めっちゃ気まずいはずなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんすね。8万2000人に迷惑かけたという事実は、一生トラウマになるでやんす。」
やきう
「ネットで特定されてたら、もう社会的に終わってるやろな。」
ずん
「じゃあボクは絶対に風船を地下鉄に持ち込まないようにするのだ!...というか、そもそも風船買わないのだ!貧乏だからなのだ!」