ずん
「おいおい、痛くない乳がん検診って、そんなのできるのだ?ボク関係ないけど、すごい技術なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「マイクロ波マンモグラフィーでやんすね。まあ、痛くないのはいいことでやんすが、販売まで数年かかるって時点で、おいらが彼女できるより遅いでやんす。」
やきう
「お前に彼女できる方が技術革新より奇跡やろ。ワイもないけどな。」
かっぱ
「いや待てや。高市さんが総裁になって、この成長投資とやらは本当に進むんか?」
でぇじょうぶ博士
「それが問題でやんすね。政治家の公約なんて、まるで賞味期限切れの牛乳のようなもんでやんす。選挙前は新鮮に見えても、当選後は誰も飲みたがらないでやんす。」
ずん
「ちょ、待つのだ。神戸大学の教授が頑張ってるのに、国が支援しないってこと?税金何に使ってるのだ!」
やきう
「お前、税金の使い道なんて気にしたことあったんか。普段は払いたくないって言うてるやんけ。」
かっぱ
「でも量子技術とか電磁波技術とか、日本が強い分野に投資するんは悪くないやろ。産業用ロボットなんて世界トップクラスやし。」
でぇじょうぶ博士
「確かに技術は一流でやんす。でも、その技術を商品化して世界に売り出すマーケティング能力は三流でやんすからね。まるで一流シェフが作った料理を、段ボールに入れて路上販売してるようなもんでやんす。」
ずん
「じゃあ、結局このサナエノミクスって絵に描いた餅なのだ?」
やきう
「餅どころか、絵に描いた空気やろ。危機管理投資って、要するに軍事費増やしますってことやんけ。成長投資は既得権益の研究室にバラまくだけや。」
かっぱ
「おいおい、そんな冷めた見方せんでもええやろ。乳がん検診の受診率上がったら、早期発見で助かる人増えるんやで。」
でぇじょうぶ博士
「それは確かにいいことでやんすね。でも、現状のマンモグラフィーが痛いから受診率が低いって理由だけじゃないでやんす。時間がない、恥ずかしい、費用が高い、そもそも健康診断自体行かない…理由は山ほどあるでやんす。」
ずん
「ま、まあボクは男だから関係ないし、技術が進歩するのはいいことなのだ。でも本当に実現するのだ?」
やきう
「数年後に販売開始って、その頃には政権変わっとるやろ。政治家の任期より開発期間の方が長いんやから、誰も責任取らんで済むわけや。」
かっぱ
「お前ら、ネガティブすぎやろ。国が技術開発に金出すって言うてるんやから、素直に期待したらええやん。」
でぇじょうぶ博士
「問題は「戦略的支援」の中身でやんすね。これまでも様々な成長戦略が掲げられてきたでやんすが、結局は大企業と官僚の癒着を生むだけで、肝心のベンチャーや中小企業には金が回らないパターンが多かったでやんす。」
ずん
「じゃあ、神戸大学の教授も結局報われないってことなのだ?かわいそうなのだ!」
やきう
「まあ研究費もらえるだけマシやろ。ワイなんて会社の経費すら削られとるのに、国が投資してくれるんやったら御の字やで。」
かっぱ
「お前、自分の話にすり替えるなや。でも確かに、成長投資って言葉は綺麗やけど、具体的にどう配分するんかが見えへんのよな。」
でぇじょうぶ博士
「そこでやんす!高市氏の主張する「リスクの分散」と「日本の持続的成長」は理想論としては正しいでやんす。でも、実際には東京一極集中は止まらず、地方は衰退の一途でやんす。働く場所を増やすって言っても、賃金が安ければ若者は都会に出ていくでやんす。」
ずん
「つまり、全部口だけってことなのだ?政治家って本当に信用ならないのだ!」
やきう
「今更気づいたんか。選挙前だけええこと言うて、当選したら忘れるんが政治家の仕事やろ。サナエノミクスもアベノミクスも、結局は名前だけカッコええけど中身スカスカや。」
かっぱ
「でもな、痛くない検診が実現したら、ワイの嫁も喜ぶやろうな。今のマンモグラフィーはほんまに痛いらしいで。」
でぇじょうぶ博士
「それは素晴らしいことでやんすね。技術革新によって、医療がより快適になるのは歓迎すべきでやんす。問題は、それが本当に実用化されて、庶民にも手が届く価格で提供されるかどうかでやんす。」
ずん
「高くて受けられないんじゃ、意味ないのだ!結局金持ちだけが恩恵受けるパターンなのだ?」
やきう
「当たり前やろ。新技術なんて最初は富裕層向けや。一般人に降りてくる頃には、また次の技術が出とるわ。ワイらはいつも周回遅れや。」
かっぱ
「お前ら、もうちょっと希望持てや。国が本気で成長投資するんやったら、日本の技術力はまだまだ伸びるで。」
でぇじょうぶ博士
「確かに日本の基礎研究は優秀でやんす。ノーベル賞受賞者も多いでやんす。でも、その研究成果を事業化する力が弱いでやんす。まるで、せっかく釣った魚を調理できずに腐らせてるようなもんでやんす。」
ずん
「じゃあ、どうすればいいのだ?博士、教えるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「簡単でやんす。研究者に経営のセンスを叩き込むか、経営者に科学的リテラシーを叩き込むかでやんす。でも、どっちも日本の教育システムでは無理でやんすね。」
やきう
「結局、何も変わらんってことやん。サナエノミクスも掛け声だけで終わりや。ワイの給料も上がらんし、ボーナスもカットや。」
かっぱ
「お前、さっきからずっと愚痴ってるだけやん。もうちょっと建設的な意見出せや。」
ずん
「そうなのだ!やきう、お前の意見つまらないのだ!もっと面白いこと言うのだ!」
やきう
「はぁ?お前に言われたないわ。ニートが偉そうに。」
ずん
「ボクはエリート会社員なのだ!ニートじゃないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ、落ち着くでやんす。話を戻すでやんすが、高市氏の言う「危機管理投資」も気になるでやんすね。自然災害やサイバー犯罪への対策は確かに重要でやんすが、これも結局は建設業界や防衛産業への利益誘導になる可能性があるでやんす。」
かっぱ
「それはそれで雇用創出になるやろ。地方にも仕事が増えるかもしれんで。」
ずん
「でも、それって結局税金の無駄遣いなんじゃないのだ?ボクの払った税金が変なところに使われるのは嫌なのだ!」
やきう
「お前、税金払っとるんか?どうせ親の金で生きとるやろ。」
ずん
「う、うるさいのだ!とにかく、サナエノミクスが本当に日本を成長させるのか、ボクは疑問なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「疑問を持つのはいいことでやんす。でも、代替案がなければ批判だけしても意味がないでやんす。おいらとしては、高市氏の掲げる技術分野への投資自体は悪くないと思うでやんすよ。問題は実行力と透明性でやんす。」
かっぱ
「ほんまにな。政治家が何言うても、結局は官僚が決めるんやから、現場レベルでちゃんと機能するかが勝負やな。」
ずん
「じゃあ、ボクたち庶民は何もできないってことなのだ?ただ見てるだけなのだ?」
やきう
「当たり前やろ。選挙で投票するくらいしかできへんわ。それすらせん奴が多いけどな。」
でぇじょうぶ博士
「いや、そうでもないでやんす。国民が関心を持ち続け、政策の進捗を監視し、声を上げ続けることが大事でやんす。民主主義ってのは、まるで筋トレみたいなもんでやんす。サボるとすぐに衰えるでやんす。」