ずん
なんか、アサヒがハッキングされたらしいのだ!ビールが飲めなくなるのだ!
でぇじょうぶ博士
ずん君、それは違うでやんす。今回のサイバー攻撃は、ビールの製造ラインではなく、情報システムが狙われたでやんす。
やきう
ワイ、Qilinってランサムウェア集団の名前初めて聞いたわ。中国の伝説の生物やろ?ハッカーもネーミングセンスあるやん。
でぇじょうぶ博士
そうでやんす。Qilinは麒麟のことでやんすね。彼らは世界中の大企業を狙う、いわばサイバー犯罪界のエリート集団でやんす。27ギガバイトものデータを盗んだと主張してるでやんす。
やきう
お前アホか。そういう換算すな。つーか、アサヒの社員が「得意先が離れてしまう」って不安がってるらしいやんけ。当たり前やろ。
でぇじょうぶ博士
実際、企業のサイバーセキュリティは現代の最大の課題の一つでやんす。一度情報が漏洩すると、取引先との信頼関係が崩壊するでやんすからね。
ずん
でも、身代金払えば返してくれるんでしょ?お金で解決できるなら簡単なのだ。
やきう
甘いわ。払っても返してくれる保証なんてないで。むしろ「こいつカモや」って思われて、また狙われるだけや。
でぇじょうぶ博士
その通りでやんす。ランサムウェアへの身代金支払いは、テロリストに資金を提供するようなものでやんす。多くの国では推奨されていないでやんすよ。
ずん
じゃあアサヒはどうすればいいのだ?泣き寝入りするしかないのだ?
でぇじょうぶ博士
いや、バックアップシステムからの復旧や、セキュリティ専門家との協力が重要でやんす。ただし、すでに盗まれたデータは戻ってこないでやんすけどね。
やきう
つーか、29枚の内部文書を公開したって書いてあるやん。これ見せしめやろ?「もっと欲しかったら金払え」っちゅうことや。
ずん
怖すぎるのだ...ボクの会社も狙われたらどうしようなのだ...
やきう
お前の会社なんて盗むもんないやろ。エクセルの売上表くらいちゃうか。
でぇじょうぶ博士
実は、大企業だけでなく中小企業も狙われるケースが増えてるでやんす。むしろセキュリティが脆弱な中小企業の方が狙われやすいでやんすよ。
ずん
えええ!じゃあボクのパソコンも危ないのだ?どうすればいいのだ?
でぇじょうぶ博士
基本的なセキュリティ対策でやんす。怪しいメールを開かない、パスワードを使い回さない、ソフトウェアを最新に保つ...などでやんす。
やきう
あとVPN使うとか、二段階認証とか、基本的なことやれってことやな。まあ、ワイはもうやっとるけどな。
ずん
むむむ...めんどくさそうなのだ。パスワードは全部「123456」じゃダメなのだ?
やきう
お前、それ世界一使われとる最悪のパスワードやぞ。アホか。
でぇじょうぶ博士
それはまるで家の鍵を玄関の前に置いてるようなものでやんす。今すぐ変更するべきでやんす。
やきう
パスワードマネージャー使えや。お前、ほんまに仕事しとるんか?
でぇじょうぶ博士
今回のアサヒの件は、サイバーセキュリティの重要性を改めて認識させる事件でやんすね。企業の情報資産が、まるで現金のように価値を持つ時代になったでやんす。
でぇじょうぶ博士
情報の不正取得や売買は重大な犯罪でやんす。日本では不正アクセス禁止法や個人情報保護法で厳しく罰せられるでやんす。
ずん
ち、ちがうのだ!ボクは合法的に情報を売るという意味だったのだ!
やきう
後付けで言い訳すな。お前の発想が既に犯罪者や。
でぇじょうぶ博士
まあ、ずん君の冗談はさておき、今回の事件で注目すべきは、Qilinが内部文書を一部公開したという点でやんす。これは「もっと情報を持ってるぞ」という脅しでやんすね。
やきう
だから払ったら負けやって言うとるやろ。払ったら「日本企業はカモや」って世界中に知られるんやぞ。
でぇじょうぶ博士
そうでやんす。実際、日本企業はサイバー攻撃の標的になりやすいと言われてるでやんす。セキュリティ意識が欧米より低いと見られてるでやんすからね。
ずん
むむむ...日本企業頑張れなのだ!でも、ボクはパスワード変更めんどくさいから「123457」にするのだ!
ずん
だって、ボクって天才なのだ!誰も思いつかない最強のパスワードなのだ!これでハッカーもお手上げなのだ!