# オックスフォードの知の闘技場
日本の大学院は井の中の蛙なのか?
ずん
「課題20本とか、誰が読むんだそんなのは!ボクなら5本目でリタイアなのだ!」
やきう
「ワイなんか1本目でAI要約や。人間が全部読むとか時間の無駄やろ。効率化こそ正義やで。」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ...効率化を履き違えてるでやんすね。オックスフォードのゼミは、まさに知の格闘技場でやんす。14人で10ヶ国の法制度比較が数十分で完成するなんて、おいらの計算処理能力に匹敵するでやんす。」
ずん
「でもさ、結局英語できる人の集まりでしょ?ボクみたいな日本人には関係ないのだ。」
やきう
「せやな。英語帝国主義やんけ。植民地支配の延長線上で偉そうにしとるだけや。」
でぇじょうぶ博士
「それは違うでやんす。参加者の多くは英語ネイティブじゃなく『現地なまり』の英語を話してるでやんす。つまり、専門性があれば言語の壁は言い訳にならないということでやんす。」
ずん
「むぅ...じゃあ日本の大学院はどうなのだ?同じようなことできないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「できないことはないでやんすが、日本の文系大学院は『教授が話して学生が聞く』という江戸時代の寺子屋スタイルから抜け出せてないでやんす。議論それ自体が論文になるという発想が欠如してるでやんすね。」
やきう
「まぁ日本の教授なんて論文も書かんドメスティックなおっさんばっかりやしな。世界から周回遅れもええとこや。」
ずん
「でも、課題20本とか無理ゲーすぎるのだ!みんな本当に読んでるのだ?」
でぇじョうぶ博士
「実は欧米でも適当引用が横行してるという指摘もあるでやんす。だから論文フォーマット自体を2ページにすべきという意見もあるでやんすね。量より質の議論は永遠のテーマでやんす。」
やきう
「結局、形式美に酔ってるだけやろ。ワイはAI要約で本質だけ掴むで。時短こそ現代の勝利戦略や。」
ずん
「じゃあボクもAI使えば、オックスフォードレベルの議論に参加できるってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「...ずんがAI使っても、出力されるのは『課題多すぎ。無理。寝る。』という3行でやんす。」
ずん
「ひどいのだ!でもさ、イギリスがこんなに凄いゼミやってるのに、なんで国としては凋落してるのだ?矛盾してないかこれ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんす。教育の質と国力は必ずしも一致しないという皮肉でやんすね。優秀な人材を育てても、国内に残らず世界中に散らばってしまう『頭脳流出』の問題があるでやんす。」
やきう
「せやな。優秀な奴ほど腐った国から脱出するもんや。ワイかてそうしたいで。」
ずん
「やきう、キミ引きこもりニートじゃん。脱出する前に家から出ろなのだ。」
やきう
「う、うるさいわ!これは戦略的撤退や!社会が腐っとるから出ないだけや!」
でぇじょうぶ博士
「まぁまぁ、落ち着くでやんす。重要なのは、日本の大学院もこの『小さな地球』モデルを取り入れるべきだということでやんす。多様性こそが知の進化を加速させるでやんす。」
ずん
「でも日本の大学に外国人なんてほとんどいないのだ。どうやって多様性を確保するのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それが問題でやんすね。日本の大学は『日本語の壁』と『閉鎖的な文化』で二重に鎖国状態でやんす。まるで江戸時代の出島みたいなもんでやんす。」
やきう
「日本人だけで議論しても、井の中の蛙が井戸の中で『俺ら凄いやろ』って言い合ってるだけやんけ。」
ずん
「じゃあもう日本の大学院は終わってるってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「終わってはないでやんすが、改革の余地は山ほどあるでやんす。オンライン化が進んだ今、物理的な距離は問題じゃなくなったでやんす。やる気さえあれば、日本にいながら世界中の知と繋がれるでやんす。」
やきう
「でも結局、英語できなきゃ話にならんやろ。日本人の英語力なんてゴミやで。」
ずん
「むぅ...じゃあボクは諦めて、日本の井戸の中で満足するのだ。」
でぇじょうぶ博士
「それでいいでやんす。ずんに世界の知の格闘技場は荷が重すぎるでやんす。まずは日本語の本を1冊読み切ることから始めるでやんす。」
ずん
「じゃあボク、漫画で世界を学ぶのだ!『ベルサイユのばら』でフランス革命を理解したのだ!これで10ヶ国比較の仲間入りなのだ!」