ずん
「政治家って結局、自分が総理になりたいだけなんじゃないのだ?」
やきう
「おっ、ずんのくせになかなか核心突いとるやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ、そう単純な話でもないでやんす。玉木代表は『首班指名は後回しでいい』と言いながら、立憲との政策一致を要求してるでやんす。これは高級レストランで『別に食べたくないけど、出すならフルコース用意してね』って言ってるようなもんでやんす。」
かっぱ
「そらそうやろ。政治家で総理なりたくない奴なんておらんわ。問題は条件闘争や。」
やきう
「条件ってなんやねん。嫁さん選ぶんとちゃうんやぞ。」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、むしろ政権樹立は結婚より難しいでやんす。安保政策と原発政策で一致しろって、『価値観も趣味も完全一致してから結婚しよう』って言ってるようなもんでやんすからね。」
でぇじょうぶ博士
「違うでやんすよ。立憲は『平和安全法制は違憲』、国民民主は『合憲で必要』。立憲は『原発ゼロ』、国民民主は『現実的に稼働』。まるで菜食主義者と焼肉好きが一緒に店を選ぶようなもんでやんす。」
やきう
「それで連合が間に入って合意文書作ったんやろ?なんの意味もなかったんか。」
でぇじょうぶ博士
「玉木代表曰く、『合意しないことを合意した』らしいでやんす。つまり『喧嘩しないために重要な話はしないでおこう』という大人の事情でやんすね。」
ずん
「それって単なる先送りじゃないのだ!政治家の十八番なのだ!」
かっぱ
「ほんまやな。で、物価高対策は石破内閣でもできるって言うとるけど、それはどうなんや?」
でぇじょうぶ博士
「技術的には可能でやんす。内閣が存在している以上、国会を開いて法案を通せばいいでやんすからね。ただし、レームダック化した政権でそんなことやったら、まるで引退試合で新記録に挑戦するようなもんでやんす。」
やきう
「つまり無理ゲーってことやな。玉木も分かっとって言うとるやろ。」
でぇじょうぶ博士
「鋭いでやんすね。おそらく玉木代表の真意は『早く国会開け』ではなく、『この混乱の責任は与党にある』というアピールでやんす。野党としては美味しいポジションでやんすよ。」
ずん
「じゃあ結局、誰も物価高対策なんて本気でやる気ないってことなのだ?」
かっぱ
「おい、そこまで言うか。さすがに困っとる国民はおるんやぞ。」
やきう
「国民が困ろうが知ったこっちゃないのが政治家やろ。選挙の時だけええ顔しよるだけや。」
でぇじょうぶ博士
「それは言い過ぎでやんすが、政治の優先順位というのは確かに存在するでやんす。今の永田町は『物価より政局』状態でやんすね。まるで火事の最中に消火より犯人探しを優先してるようなもんでやんす。」
ずん
「ガソリン税の暫定税率廃止って、与野党で合意してるんでしょ?それすらできないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「合意はしてるでやんすが、『いつやるか』と『誰の手柄にするか』で揉めてるんでやんす。結婚式の日取りで破談になるカップルみたいなもんでやんすね。」
かっぱ
「アホらしいわ。国民はそんなん求めてへんやろ。」
やきう
「でも玉木の言う通り、安保や原発で曖昧なまま連立組んだら、またすぐ分裂するで。それこそ税金の無駄遣いや。」
でぇじょうぶ博士
「まさにそこがジレンマでやんす。急いで組めば脆い、じっくりやれば遅い。玉木代表は『真剣にやりましょう』と言ってるでやんすが、これは『本気で説得してきてね』という意味でもあるでやんす。」
ずん
「つまり立憲民主党が国民民主党の言うこと全部飲めってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まあ、交渉の常套手段でやんすよ。最初にハードルを高く設定しておいて、後で妥協点を探るでやんす。中古車の値段交渉と同じでやんす。」
かっぱ
「政治を中古車に例えるなや。でも、この状況で一番困っとるんは国民やろ。」
ずん
「はかせ、結局この政局、どうなると思うのだ?」
でぇじょうぶ博士
「おいらの予想では、まず自民党が何らかの形で政権を継続し、国民民主党は閣外協力という形で影響力を維持するでやんす。立憲民主党は野党として批判を続ける。つまり現状維持でやんすね。」
やきう
「変わらへんのかい!玉木の演説はなんやったんや!」
でぇじょうぶ博士
「演説は演説、現実は現実でやんす。政治というのは、まるでプロレスのようなもんでやんすからね。」
ずん
「じゃあボク、もう政治なんて信じないのだ。自分で稼いで自分で生きるのだ!」
ずん
「...ボクはこれから確定申告の季節に備えて、今から脱税の方法を研究するのだ!賢い選択なのだ!」