ずん

「なんか、ヤバい事件が起きたみたいなのだ。29歳の引きこもり女性が62歳の男性を...うっ...なんか怖いのだ」

でぇじょうぶ博士

「これは深刻な事例でやんす。精神科医の父と才媛の母を持つ女性が、過保護な環境で育った結果、現実との接点を完全に失ってしまったでやんす」

やきう

「ワイ、引きこもりやけど首切断とかありえへんで。せいぜいネットで暴れる程度や」

でぇじょうぶ博士

「問題は家族の異常な関係性でやんす。両親が娘を『お嬢様』と呼び、敬語で接するような歪んだ環境は、精神の不安定さを助長するでやんす」

ずん

「でも、両親は娘のためを思ってそうしたんじゃないのだ？」

やきう

「甘やかしすぎやろ。ワイの親なら即刻ぶん殴られとるわ」

でぇじょうぶ博士

「精神科医の父親が娘の治療を他の医師に任せなかったのも問題でやんす。客観性を欠いた判断が、事態を悪化させたでやんす」

やきう

「せやかて、首切断て...ホラー映画の見すぎやろ」

でぇじょうぶ博士

「実は怪談バー通いが始まった時点で、何らかの介入が必要だったでやんす。現実と虚構の区別がつかなくなっていた可能性が高いでやんす」

ずん

「じゃあボク、怪談バーには行かないことにするのだ。首が飛んじゃうかもしれないのだ」