# ディスカッション
野呂佳代が芸能界で愛される理由
ずん
「野呂佳代って、なんかいつも怒られてるイメージなのだ。それなのに干されないって、変じゃね?」
やきう
「ワイも思っとったわ。普通アイドルで22歳詐称とか、即座に干されるやろ。なんでこいつだけ許されとんねん。」
でぇじょうぶ博士
「それは『許される』のではなく『必要とされている』からでやんす。野呂佳代は芸能界における絶妙な『潤滑油』の役割を果たしているでやんすよ。」
ずん
「潤滑油?油ってことは...太ってるからってこと?」
やきう
「お前な、それはアウトやぞ。でもまあ、確かにメンバーの引き立て役としては最高やったんちゃうか。」
でぇじょうぶ博士
「違うでやんす。彼女の真価は『怒られても恨まれない技術』にあるでやんす。大島優子に激怒されても、有吉弘行に叱られても、その後の関係が悪化しないのは稀有な才能でやんすよ。」
かっぱ
「ほんまやな。普通、あんだけ怒られたら絶対ギクシャクするで。でもこの人、なんか憎めへんのよな。」
ずん
「それって単に鈍感なだけじゃないのだ?空気読めないから怒られても気づかないとか。」
でぇじょうぶ博士
「逆でやんす。彼女は『怒られるポイント』を正確に理解した上で、あえてそこに突っ込んでいくでやんす。そして怒られた後のリアクションで、相手の怒りを笑いに変換する技術を持っているでやんすよ。」
やきう
「なるほどな。つまり、わざと怒られキャラを演じとるわけか。でもそれ、めっちゃ疲れへん?」
かっぱ
「疲れるどころの話ちゃうで。握手会で2人しか並んでへんのに、その2人に話しかけ続けるメンタル、ワイには無理や。」
ずん
「でも結局、それって『いじられキャラ』ってだけじゃないのだ?バカにされてるのと同じなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「そこが浅はかでやんす、ずん君。『いじられる』と『信頼される』は紙一重でやんす。野呂佳代が大河ドラマに出演できるのは、演出家やプロデューサーが『この人なら現場を和ませてくれる』という信頼があるからでやんすよ。」
やきう
「まあ確かに、ドラマ見てても『こいつ出てきたら安心する』って感覚あるわな。なんでやろ。」
かっぱ
「それは『裏切らへん』からやろな。変に目立とうとせんし、かといって手を抜かへん。ええ塩梅で仕事するんや。」
でぇじょうぶ博士
「まさにその通りでやんす。彼女は『主役を喰わない技術』を完璧に習得しているでやんす。これはAKB48時代に、大島優子という圧倒的エースの隣で学んだ処世術でやんすね。」
ずん
「じゃあボクも怒られキャラになれば、芸能界で成功できるってことなのだ?」
やきう
「お前が怒られたら、ただのウザいやつで終わるだけやぞ。野呂佳代との決定的な違いは『愛嬌』や。」
かっぱ
「せやな。あの人、怒られても恨みがましくならへんのよ。むしろ『ごめんなさい』って素直に謝れる。それが大人や。」
でぇじょうぶ博士
「そして重要なのは、彼女は『永遠の後輩力』を維持しているでやんす。42歳になっても、先輩に可愛がられる立ち位置をキープする。これは計算ではできない、天性の才能でやんすよ。」
ずん
「うーん...でも結局、自分を下げて生きてるってことだよね?それって幸せなのかな?」
やきう
「お前が言うな。お前なんて下げる前から底辺やんけ。」
かっぱ
「まあでも、ずんの言いたいこともわからんでもないわ。プライド捨てて生きるんは、しんどいやろ。」
でぇじょうぶ博士
「それは誤解でやんす。野呂佳代は『プライドを捨てた』のではなく、『プライドの形を変えた』でやんす。彼女のプライドは『誰からも必要とされる俳優であり続けること』に向いているでやんすよ。」
ずん
「深いのだ...でもさ、そんなに苦労して芸能界にしがみつく意味ってあるのだ?」
やきう
「お前な、幼稚園の頃から浅野温子の真似しとった人間に、その質問は酷やろ。夢を追い続けるって、そういうことや。」
かっぱ
「ほんまやな。22歳で年齢詐称してまでオーディション受けるって、相当な覚悟やで。普通はそこで諦めるわ。」
でぇじょうぶ博士
「彼女の人生は、まさに『継続は力なり』を体現しているでやんす。一度失敗しても諦めず、嘲笑されても耐え、不人気でも腐らず、そして今では『この人がいると安心する』と言われる存在になったでやんす。」
ずん
「なるほど...つまり、諦めなければいつか報われるってことなのだ?」
やきう
「そんな綺麗事で片付けるな。野呂佳代が成功したんは、運と才能とメンタルが全部揃っとったからや。凡人が真似できる話やない。」
かっぱ
「でもな、彼女が教えてくれることもあるんちゃうか。『自分の居場所は自分で作る』ってことや。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。芸能界という競争社会で生き残る秘訣は、『一番』になることだけではないでやんす。『この人でなければ』という唯一無二の価値を持つことでやんすよ。」
ずん
「じゃあボクも『この人でなければ』っていう価値を見つければいいのだ?」
やきう
「お前の『唯一無二の価値』は、すでに『社会に出ない言い訳を考える天才』として確立されとるやろ。」
ずん
「ボク、野呂佳代みたいになりたいのだ!いつか『ずんがいると安心する』って言われたいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それなら、まず家から出ることから始めるでやんす。野呂佳代は握手会で2人しか並んでなくても、その2人に全力で向き合ったでやんすよ。」
やきう
「ワイも見習わなあかんな。職場で嫌なことあっても、野呂佳代みたいに笑顔で対応せな...って、ワイ引きこもりやったわ。」
かっぱ
「お前ら、話聞いとったんかいな。結局、人として真っ当に生きてへんやんけ。」
ずん
「でもさ、ボクたちには『怒られても許される愛嬌』がないから、怒られないように家にいるのが正解なのだ!これぞ究極の処世術なのだ!」