ずん
「アメリカで貧乏人が飯食えなくなるかもしれないって話題なのだ!これ、ヤバくないのだ?」
やきう
「ワイからしたら、働かん奴に飯食わせる方がヤバいと思うんやけどな。」
かっぱ
「おいおい、お前働いてへんやんけ。ブーメラン投げんなや。」
でぇじょうぶ博士
「フードスタンプ、正式には補助的栄養支援プログラム(SNAP)は、低所得者向けの食料支援制度でやんす。これが差し止められると、約4200万人のアメリカ人が影響を受けるでやんす。」
ずん
「4200万人!?日本の人口の3分の1じゃないのだ!」
やきう
「そんなに乞食おるんか。アメリカ終わっとるやん。」
かっぱ
「お前、自分が該当者やって気づいてへんのやろな...。」
でぇじょうぶ博士
「今回の差し止めは、下級裁判所が全額支給を命じた判決に対して、最高裁が一時停止を決めたということでやんす。つまり、貧困層への支援を巡る法的綱引きが続いてるんでやんす。」
ずん
「なんで裁判所が食べ物のことで喧嘩してるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「実はこれ、予算の問題でやんす。政府が『金がない』と言って支給額を減らそうとしたら、裁判所が『法律で決まってるから全額出せ』と命令したでやんす。で、政府が『ちょっと待って』と最高裁に泣きついた構図でやんす。」
やきう
「要は政府が金をケチってるだけやろ?戦闘機買う金はあるくせに。」
かっぱ
「珍しくまともなこと言うやん。どないしたんや。」
ずん
「でもさ、アメリカって世界一の金持ち国じゃないのだ?なんで食べ物くらい配れないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんす。アメリカのGDPは約28兆ドルでやんすが、その富の分配が極端に偏ってるんでやんす。上位1%が全体の富の約40%を独占してる状態でやんす。」
やきう
「つまり金持ちが独り占めして、貧乏人が餓死する構図やな。資本主義の完成形や。」
かっぱ
「お前、そういう社会批判できるほど社会出てへんやろ。」
でぇじょうぶ博士
「さらに問題なのは、フードスタンプ受給者の多くが実は働いてるんでやんす。フルタイムで働いても生活できない『ワーキングプア』が大量にいるのが現実でやんす。」
ずん
「働いても食えないって、それもう奴隷じゃないのだ!」
やきう
「ワイもフルタイムで働いたら食えへんわ。だから働かんのや。完璧な理論やろ?」
かっぱ
「それ単なるニートの言い訳や。屁理屈こねんな。」
でぇじょうぶ博士
「今回の差し止めで特に影響を受けるのは、子供のいる家庭でやんす。受給者の約40%が18歳未満の子供でやんすからね。大人の政治的争いで、子供が飯抜きになるという構図でやんす。」
やきう
「ガキなんて勝手に育つやろ。ワイもほったらかしで育ったで。」
かっぱ
「お前の育ち方、全然参考にならへんわ。むしろ反面教師や。」
でぇじょうぶ博士
「歴史的に見ると、フードスタンプ制度は1964年に始まったでやんす。当時のジョンソン大統領が『貧困との戦争』を宣言して導入したんでやんす。60年経った今、その戦争は負け戦になってるでやんすね。」
ずん
「60年も戦って負けてるって、どんだけ弱いのだ...。」
やきう
「貧困に勝てるわけないやん。資本主義は格差を生むシステムなんやから。」
かっぱ
「お前、たまに本読んでるフリするけど、中身理解してへんやろ。」
でぇじょうぶ博士
「実は日本も他人事じゃないでやんす。生活保護の捕捉率は約2割と言われてて、本来受給できる人の8割が受け取ってないでやんす。アメリカを笑えない状況でやんすよ。」
ずん
「じゃあボクも将来もらえないってことなのだ!?」
やきう
「お前みたいな怠け者は真っ先に切り捨てられるやろな。当然や。」
かっぱ
「ブーメランの名手かお前は。自分のこと言うてるやん。」
でぇじょうぶ博士
「最高裁の判断は、法的には一時的な差し止めでやんすが、実質的には数ヶ月から数年続く可能性があるでやんす。その間、受給者は減額された支給額で凌がなければならないでやんす。」
ずん
「数年も待たされるって、その前に餓死するのだ!」
やきう
「まあ、訴訟大国アメリカやからな。弁護士が儲かるだけで終わるパターンや。」
かっぱ
「お前、たまにええこと言うなと思ったら、すぐ台無しにするな。」
でぇじょうぶ博士
「興味深いのは、フードスタンプを巡る議論が、常に『不正受給』に焦点が当たることでやんす。実際の不正受給率は約1%なのに、まるで全員が詐欺師かのように扱われるでやんす。」
やきう
「でも、その1%のせいで99%が疑われるんやな。ワイみたいに。」
でぇじょうぶ博士
「政治的には、共和党が『小さな政府』を掲げて削減を主張し、民主党が『社会的責任』を理由に維持を主張するという構図でやんす。結局、貧困層は政治の道具にされてるだけでやんすね。」
やきう
「今さら気づいたんか。全員クソに決まっとるやろ。」
でぇじょうぶ博士
「経済学的には、フードスタンプは実は効率的な景気刺激策でもあるでやんす。受給者が使ったお金は地域経済に回り、1ドルの支給が約1.5ドルの経済効果を生むと言われてるでやんす。」
ずん
「じゃあ配った方が得じゃないのだ!なんでケチるのだ!?」
やきう
「金持ちに配る方が献金もらえるからやろ。政治なんてそんなもんや。」
かっぱ
「お前、政治家になったら一番腐敗しそうやな。才能あるで。」
でぇじょうぶ博士
「今回の差し止めで、スーパーマーケットや食品業界も大きな打撃を受けるでやんす。フードスタンプ受給者の支出は、年間約1130億ドルに上るでやんすからね。」
ずん
「企業も困るなら、一緒に反対すればいいのだ!」
やきう
「甘いな。企業は値段上げて回収するだけや。結局、貧乏人だけが損する仕組みや。」
かっぱ
「たまに鋭いこと言うから、余計に腹立つわお前。」
でぇじょうぶ博士
「国際的に見ると、先進国の中でアメリカの食料不安率は異常に高いでやんす。約10%の世帯が『十分な食料にアクセスできない』状態でやんす。」
ずん
「先進国なのに10人に1人が飢えてるって、それもう発展途上国なのだ!」
やきう
「看板だけ先進国で、中身は後進国や。日本も同じやけどな。」
かっぱ
「お前の部屋も看板だけ人間で、中身はゴミ屋敷やろ。」
でぇじょうぶ博士
「医学的観点からも問題でやんす。栄養不足は子供の発達に深刻な影響を与え、将来的な医療費増大につながるでやんす。つまり、今ケチって将来もっと払うことになるでやんす。」
ずん
「じゃあ今配った方が安上がりじゃないのだ!政治家って算数できないのだ?」
やきう
「できるけど、自分の任期中のことしか考えてへんのや。将来のツケは次の奴の問題やからな。」
かっぱ
「お前も将来のこと考えへんもんな。明日のことすら考えてへんやろ。」
でぇじょうぶ博士
「実は、フードスタンプの前身は大恐慌時代の農産物余剰処分プログラムだったでやんす。つまり、農家を助けるために始まったものが、いつの間にか貧困対策になったんでやんす。」
やきう
「所詮、金持ちを助けるついでに貧乏人に恵んでやってるだけや。慈善事業ちゃうで。」
かっぱ
「お前、世の中斜めにしか見てへんな。首曲がっとるんちゃうか。」
でぇじょうぶ博士
「今後の展開でやんすが、最高裁が本格的に審理するまで半年から1年かかる可能性があるでやんす。その間、何百万人もの人々が不安定な状態に置かれるでやんす。」
ずん
「1年も待てないのだ!みんな死んじゃうのだ!」
やきう
「死なへんよ。ギリギリ生きれるラインで調整されるんや。完璧に計算されとる。」
かっぱ
「お前の人生もギリギリ生きてるラインやな。むしろ超えてるかもな。」
ずん
「結局、アメリカの貧乏人はどうすればいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「残念ながら、個人ができることは限られてるでやんす。フードバンクに頼るか、複数の仕事を掛け持ちするか...。どちらも根本的な解決にはならないでやんすけどね。」
やきう
「要は諦めろってことやな。希望なんて幻想や。」
かっぱ
「お前の人生そのものやんけ。自己紹介するなや。」
ずん
「じゃあボクは日本に生まれてよかったのだ!...よかったよね?」
やきう
「どっちもクソやで。選ぶならマシなクソってだけや。」
でぇじょうぶ博士
「日本もアメリカも、根本的には同じ問題を抱えてるでやんす。富の集中、社会保障の削減、政治の機能不全...。形は違えど、本質は同じでやんすね。」
ずん
「もう地球上に安全な場所なんてないのだ...。」
かっぱ
「お前の部屋が一番安全やろ。誰も近寄らへんし。」
やきう
「それ、隔離されてるだけやん。刑務所と変わらへんで。」
ずん
「わかったのだ!ボク、これから毎日カップ麺食べて生活費浮かせるのだ!これで将来安心なのだ!」