ずん
ボク最近気づいたのだ。ドカ食いって、もしかして現代人の最後の聖域なのだ?
でぇじょうぶ博士
おっと、ずんにしては鋭い指摘でやんすね。確かに健康志向が叫ばれる現代において、ドカ食いはまさに背徳の極みでやんす。血糖値スパイクで脳内麻薬ドバドバ、まるで合法ドラッグみたいなもんでやんすよ。
やきう
ワイも毎日ドカ食いしとるで。引きこもりの特権や。外出せんから誰にも文句言われへんしな。
かっぱ
お前のは単なる過食やろ。望月さんのドカ食いは「儀式」なんや。あのおっとり顔から想像できへん食いっぷり、ギャップ萌えってやつやな。
でぇじょうぶ博士
そうでやんす。注目すべきは彼女の「21歳・営業事務」という設定でやんす。つまり社会の歯車として働きながら、密かに欲望を爆発させているわけでやんすね。まるで昼は会社員、夜は仮面ライダーみたいなもんでやんす。
ずん
でも太らないのかなのだ?漫画だから都合よく太らない設定なのだ?
やきう
そういう野暮なこと言うなや。ワイらが求めてんのはリアルちゃうねん、ファンタジーや。現実では食ったら太る。これは物理法則や。
かっぱ
ほんまそれ。てかお前ら、なんでこんな漫画が受けとるか分かっとるんか?
でぇじょうぶ博士
それは簡単でやんす。現代人は過剰に管理されすぎているからでやんす。カロリー計算、糖質制限、PFCバランス...まるで自分の胃袋が税務署に監査されてるようなもんでやんすよ。
ずん
あー、それボクもわかるのだ。SNSで「今日のヘルシーランチ♪」とか投稿してる人見ると、なんかイライラするのだ。
やきう
それお前の嫉妬やろ。でもまあ分かるで。意識高い系の飯テロより、望月さんの罪深い食いっぷりの方が100倍エロいわ。
かっぱ
「至る」って表現がもうアカンやろ。完全に性的快楽と同列に扱っとるやん。食欲と性欲が同じ次元で語られる時代なんやな。
でぇじょうぶ博士
まさにその通りでやんす。フロイト心理学では口唇期の欲求不満が食欲に転化すると言われてるでやんすが、望月さんの場合は逆でやんすね。食欲そのものが性的快楽を超越してるんでやんす。
ずん
じゃあボクもドカ食いすれば幸せになれるのだ?
やきう
お前はもう十分ドカ食いしとるやろ。それで幸せになっとらんのは、お前に「儀式性」がないからや。望月さんは戦略的にドカ食いしとんねん。
かっぱ
せやせや。あれは「食べさせられる」んやなくて「食べる」んや。主体性があんねん。お前みたいに惰性で食うんとは格が違うわ。
でぇじょうぶ博士
月1回不定期更新というのも絶妙でやんすね。まるで満月の夜に変身する狼人間のように、望月さんも定期的に野性を解放するわけでやんす。読者はその瞬間を待ち焦がれるんでやんすよ。
ずん
でも結局、この漫画が伝えたいメッセージってなんなのだ?
やきう
メッセージとか考えるな。ただ純粋に「食う」という行為の暴力性を楽しめばええねん。
かっぱ
ワイはむしろ、これが現代の「反抗」やと思うで。健康至上主義への静かなる反乱や。
でぇじょうぶ博士
両方正しいでやんす。そしてもう一つ重要な点は、望月さんが「おっとり・ほんわか」という外見だということでやんす。つまり、誰もが内に秘めた獣性を持っているということの証明でやんす。表面的な人格なんて、所詮は薄皮一枚でやんすよ。
ずん
深いのだ...。じゃあボクも明日から「おっとり・ほんわか」キャラで行くのだ!
やきう
無理やろ。お前は生まれたときから「がさつ・適当」やんけ。
かっぱ
しかもお前、既に毎日ドカ食いしとるから新鮮味ゼロやで。
ずん
むぅ...じゃあボクは逆に少食キャラで行くのだ!そしたらギャップで「実はドカ食い」が活きるのだ!
でぇじょうぶ博士
それはもはや詐欺でやんす。しかも、お前がコンビニで大量買いしてるの、近所中にバレてるでやんすよ。
やきう
ワイも見たことあるわ。お前、レジで「袋二重にしてください」って言うとったやろ。恥ずかしいんやったら買うなや。
かっぱ
てか、この会話自体がもう望月さんへの冒涜やろ。彼女は恥じることなく堂々とドカ食いしとんのに、お前らは隠れて食っとる負け犬や。
ずん
ぐぬぬ...じゃあボクも堂々とドカ食いするのだ!月1回、儀式的に!
でぇじょうぶ博士
待つでやんす。お前の場合、月1回じゃなくて毎日やってるから意味ないでやんす。むしろ月1回「断食」する方が話題になるでやんすよ。
やきう
それもう修行僧やん。ワイは望月さんのドカ食いに哲学を見出したで。「人は何のために生きるのか」という問いに対する一つの解答や。
かっぱ
お前、そんなこと考えながら生きとったんか。意外やな。
やきう
いや、今思いついたんや。でも割とマジで、食うことが全てってのは真理かもしれへんで。
でぇじょうぶ博士
マズローの欲求段階説では、生理的欲求が最下層にあるでやんすが、実はそれこそが人間の本質でやんす。お腹が空いたら、高尚な哲学も芸術も全部どうでもよくなるでやんすからね。
ずん
じゃあ結局、望月さんは悟りを開いてるってことなのだ?
かっぱ
いや、悟りっていうか...欲望に正直なだけやろ。それが現代では逆に革命的なんや。
やきう
ワイも欲望に正直に生きとるで。だから引きこもっとるんや。
でぇじょうぶ博士
それは欲望に正直なんじゃなくて、現実逃避してるだけでやんす。望月さんは社会生活を営みながら、その中で欲望を解放してるから価値があるんでやんすよ。
ずん
むむむ、難しいのだ。じゃあボクはどうすればいいのだ?
ずん
えっ...それはちょっと...急すぎるのだ...
やきう
お前、さっき「エリート会社員」って自称しとったやん。
ずん
あれは...精神的な意味でのエリートなのだ。物理的には...まぁ...その...
でぇじょうぶ博士
つまりニートでやんすね。わかるでやんす。現代社会において、精神的エリートとニートは紙一重でやんすからね。
やきう
でもまあ、望月さんも我々も、結局は同じ穴のムジナや。みんな何かに依存して生きとる。彼女は食に、ワイらは...まあ色々や。
ずん
じゃあボクもドカ食いに依存していいってことなのだ!これで正当化されたのだ!
でぇじょうぶ博士
それは違うでやんす。依存してもいいけど、それを「儀式」に昇華させないとただの中毒者でやんすよ。アルコール依存症とワイン愛好家の違いみたいなもんでやんす。
かっぱ
要するに「見せ方」やな。同じことしてても、カッコつけたら文化や。
やきう
せやな。ワイも引きこもりやなくて「在宅研究者」って名乗ろかな。
ずん
じゃあボクは「食文化研究家」なのだ!これで完璧なのだ!
でぇじょうぶ博士
お前が研究してるのは、コンビニ弁当の賞味期限ギリギリで買う技術だけでやんす。
ずん
むぅ...でもボク、実は望月さんに憧れてるのだ。あんな風に堂々と、罪悪感なく、ただ純粋に食を楽しめたら...って...
でぇじょうぶ博士
おや、ずんがまともなことを言ったでやんす。そう、それこそがこの漫画の真髄でやんす。現代人は何をするにも罪悪感を感じるように訓練されてるでやんす。でも望月さんは違う。彼女は「食べる」という行為において、完全に自由なんでやんすよ。
かっぱ
ええ話やな...。ワイも見習わなアカンわ。
ずん
じゃあボクも今日から、罪悪感なくドカ食いするのだ!これは文化活動なのだ!