ずん
「7年付き合って不妊でポイ捨てとか、クズすぎて草も生えないのだ!」
やきう
「ワイもそう思うで。でも世間じゃこれが『普通』なんやろな。男は逃げ、女は壊れる。」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、実に興味深い事例でやんす。統計的には不妊カップルの約半数は男性側に原因があるのに、女性だけが責められる構造になってるでやんすね。」
かっぱ
「結局、子供産めへん女はいらんっちゅうことか。ほんまクソオスのせいやんけ。」
ずん
「でも32歳って、まだまだ若いのだ!なんで結婚諦めなきゃいけないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そこが問題の核心でやんす。日本社会では『女性=出産装置』という暗黙の前提があって、それができないと価値がないとされてしまうでやんす。」
やきう
「は?おかしいやろ。ワイなんて子供嫌いやし、むしろ子供作らん相手の方がええわ。」
かっぱ
「お前が選り好みできる立場ちゃうやろ。鏡見てから物言えや。」
ずん
「でも、この漫画家さんは不妊治療を乗り越えて出産したのに、産後に『全然幸せじゃない』って感じたのだ。それって悲しすぎるのだ...」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんすね。ゴールだと思っていた出産が、実は新たな苦しみの始まりだったという皮肉でやんす。まるでマラソンのゴールだと思ったら、そこから山登りが始まるようなもんでやんすね。」
やきう
「つまり、子供産んでもバッドエンドってことやんけ。じゃあ何が正解なんや?」
かっぱ
「正解なんかないんやろ。ただ、産めへん女を捨てるような男と一緒におったら、どっちにしろ不幸やったやろな。」
ずん
「7年も付き合ってたのに、不妊って分かった途端に破談とか、その男は何を見てたのだ?顔?性格?それとも子宮なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんす、ずん君。おそらくその男性は『普通の家庭』というテンプレートを求めていただけで、目の前の女性を見ていなかったでやんすね。」
やきう
「でもな、男側の気持ちもわからんでもないで。自分の遺伝子残したいって本能やし。」
かっぱ
「お前の遺伝子なんか残さん方が人類のためやろ。黙っとき。」
ずん
「でも、この作者さんは産後に『バラバラになった心を組み立て直そう』って漫画描いたのだ。すごくないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まさに創作の力でやんすね。自分の苦しみを作品に昇華することで、同じ苦しみを持つ人々に希望を与えているでやんす。おいらも研究論文で似たようなことやってるでやんすよ。」
やきう
「お前の論文、誰も読んでへんやろ。一緒にすな。」
かっぱ
「しかし、宇垣美里がドラマ化するんか。あの子ええな。知的で美しい。」
ずん
「かっぱのくせに偉そうなのだ!でも気になるのは、このドラマ見て『不妊でも幸せになれる』って思える人が増えるのか、それとも『不妊は不幸』って印象が強まるのか...」
でぇじょうぶ博士
「それは描き方次第でやんすね。不妊を『乗り越えるべき障害』として描くのか、『人生の一部』として描くのかで、まったく違うメッセージになるでやんす。」
やきう
「結局、子供おらんでも幸せな人生送れるんか?ワイには想像つかんわ。」
かっぱ
「お前は子供おってもおらんでも不幸やから安心せえ。」
ずん
「でも、この作品のタイトル『できても、できなくても』って、めちゃくちゃ深いのだ。子供ができてもできなくても、人生は続くってことなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。幸福は子供の有無で決まるものではなく、自分自身がどう生きるかで決まるでやんす。まあ、おいらは研究に没頭できるから幸せでやんすけどね。」
ずん
「そういえば、7年付き合った元カレって今頃どうしてるのだ?別の女と結婚して子供作ってるのかな...」
かっぱ
「その女も不妊やったら笑えるな。因果応報や。」
でぇじょうぶ博士
「かっぱ君、それは流石に性格悪すぎるでやんす。でも統計的には、男性不妊の可能性も十分あるでやんすからね。」
やきう
「まあ、結局のところ『子供』っていう幻想に振り回されてるだけやろ。ワイはそんなもんに人生賭けたないわ。」
ずん
「でも、この漫画家さんは産後に『全然幸せじゃない』って気づいたとき、それでも立ち直ろうとしたのだ。それって、本当の強さなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「まさにその通りでやんす。人間の真の強さは、逆境に立ち向かう力ではなく、逆境の中でも自分の幸せを見つけ直す力でやんす。」
かっぱ
「ええこと言うやん、博士。たまには役に立つな。」
やきう
「でも結局、このドラマ見て救われるんは女だけで、男は何も学ばんのやろな。」
ずん
「じゃあやきうが見て、感想文書けばいいのだ!『不妊について考えた引きこもりニートの手記』とか題名つけて!」
かっぱ
「お前、実は見るんやろ?宇垣美里目当てでな。」
でぇじょうぶ博士
「人間の本質は変わらないでやんす。でも、こういう作品が世に出ることで、少しずつ社会の意識は変わっていくでやんすよ。おいらの研究と同じでやんすね。」
ずん
「まあ、子供ができてもできなくても、最終的にはみんな土に還るのだ!だから今を楽しく生きるのが一番なのだ!...って、これ暗すぎないのだ?」