ずん
「これ、マジでヤバすぎるのだ!ネットの書き込みで奥さんが襲われるとか、もう怖すぎなのだ!」
やきう
「いや待て。54歳のオッサンが掲示板で『合言葉言えばヤレる』とか書き込むって、どんな昭和やねん。」
でぇじょうぶ博士
「これは典型的な『デジタル時代の復讐劇』でやんすね。夫は妻への仕返しのつもりだったようでやんすが、まるで自分の家に火をつけて隣の家を燃やそうとするような愚行でやんす。」
ずん
「でも博士、この26歳の専門学校生も相当ヤバいのだ。掲示板見て本気で行っちゃうって...」
やきう
「ワイもビックリや。『合言葉言えば入れる』て書いてあったら普通『罠やろ』って思うやん。この専門学校生、何を専門にしとるんや。詐欺被害専門か?」
でぇじょうぶ博士
「やんすね。この事件の恐ろしいところは、デジタル空間での軽率な行動が、リアル世界で深刻な犯罪を誘発したという点でやんす。夫の投稿は、まるで獣を呼び寄せる餌のようなものだったでやんす。」
ずん
「つまり、ネットに書き込んだことが現実の事件を引き起こしたってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。しかも夫は『妻への仕返し』と供述してるでやんすが、これは自分の行為が招く結果を全く想像できていなかった証拠でやんす。デジタルリテラシーの欠如というより、人間としての想像力の欠如でやんすね。」
やきう
「てか、この夫婦は離婚協議中やったんやろ?もう別れるつもりやったのに、わざわざ犯罪者になる必要あったか?ただの慰謝料どころか、前科持ちで賠償金コースやで。」
ずん
「確かに...。これって夫も被害者の妻を守るべき立場だったのに、逆に危険に晒したってことなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。しかも近くで子供が寝ていたという状況を考えると、この夫の行為は自分の子供までも危険に晒したことになるでやんす。これはもう、親としての資格を問われるレベルでやんすね。」
やきう
「子供おったんかい!ワイ、さっきから言いたかったけど、この事件で一番の被害者は子供やろ。母親が襲われて、父親が逮捕されて...トラウマもんやで。」
ずん
「うーん...でも博士、この専門学校生も『性交できると思った』って素直に供述してるのだ。ある意味、正直者なのだ?」
やきう
「お前アホか。それは正直なんちゃう、ただのバカや。供述が素直やから減刑してくれとでも言うつもりか。」
でぇじょうぶ博士
「やきう君の言う通りでやんす。この供述の『正直さ』は、むしろこの男の犯罪性の深刻さを物語ってるでやんす。見ず知らずの女性の部屋に合言葉だけで侵入して性交しようとする...これは計画的な性犯罪でやんす。」
ずん
「そっか...じゃあ、この事件から学ぶべきことって何なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まず、ネット上の書き込みは必ず特定されるということでやんす。夫は掲示板への匿名投稿のつもりだったでやんしょうが、専門学校生の供述から簡単に割り出されたでやんす。デジタル空間に完全な匿名性など存在しないでやんす。」
やきう
「あと、人間の悪意を舐めたらアカンってことやな。『まさかこんな書き込み信じて来る奴おらんやろ』って思っとったら、ホンマに来よったんやから。」
ずん
「うーん...でもさ、この夫って結局何がしたかったのだ?奥さんを困らせたかっただけなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「おそらく、夫は軽い気持ちで『嫌がらせ』程度のつもりだったでやんしょう。でも、その結果は妻が性犯罪の被害に遭いかけるという、取り返しのつかない事態でやんした。これは『ネットいじめ』の最悪の形態でやんすね。」
やきう
「いや、もうこれ『いじめ』のレベル超えとるやろ。殺人教唆に近いで。『この住所に行けば金がある』て書き込んで強盗誘発するのと変わらんやん。」
ずん
「そうなのだ...。てか、この事件でボクが一番理解できないのは、54歳にもなって、そんな幼稚な復讐しか思いつかなかったことなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「それは鋭い指摘でやんす、ずん君。この夫の精神年齢は、54歳の肉体に10歳の脳みそが入ってるようなものでやんす。離婚協議というストレスフルな状況で、理性が完全に飛んでしまったんでやんしょうね。」
やきう
「しかも『仕返し』て...。夫婦関係が破綻したのは、どう考えてもこのオッサンにも原因あるやろ。一方的に被害者ぶっとるのが腹立つわ。」
ずん
「でも、この事件って氷山の一角なんじゃないのだ?他にも同じような書き込みたくさんあるんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「残念ながら、その可能性は高いでやんす。『リベンジポルノ』などと同様、離婚や別れの際の『デジタル報復』は増加傾向にあるでやんす。ただ、今回のように実際に犯罪が起きて初めて発覚するケースが多いでやんすね。」
やきう
「つまり、今この瞬間も誰かがこういう書き込みされとるかもしれんってことか...。怖い時代やな。」
ずん
「じゃあボクたちはどうすればいいのだ?こういう被害から身を守る方法ってあるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まず、住所などの個人情報は徹底的に守ることでやんす。そして、もし不審な書き込みを見つけたら、すぐに警察や専門機関に相談することでやんす。今回の事件でも、もし妻が事前に夫の書き込みを知って対策を取れていたら...と思うと悔やまれるでやんす。」
やきう
「でも待てよ。この妻は夫の書き込み知らんかったんやろ?せめて警察から『お宅の住所がこんな風に晒されてますよ』て連絡できんかったんか?」
でぇじょうぶ博士
「それは重要な問題提起でやんす。実は、個人情報晒し系の書き込みに対する警察の対応は、実際に被害が出るまで動きが鈍いのが現状でやんす。『まだ被害が出てないから』という理由で後回しにされることが多いでやんすね。」
ずん
「つまり、被害が出てからじゃないと動いてくれないってことなのだ?それっておかしくないのだ?」
やきう
「そら予算も人手も限られとるからな。でも今回みたいな事件起きたら、世間は『なんで事前に防げへんかったんや』て警察叩くんやろ?理不尽やで。」
でぇじょうぶ博士
「やきう君の言う通り、これは社会全体の問題でやんす。デジタル犯罪に対する法整備も、警察のリソースも、追いついてないのが現状でやんす。まるで、自転車で高速道路を走ってるようなもんでやんすね。」
ずん
「うーん...でもさ、この専門学校生も逮捕されたんでしょ?それなら少しは抑止力になるんじゃないのだ?」
やきう
「甘いわ。こういう事件が報道されたら、むしろ『俺も同じことできるんちゃうか』て思うヤツが出てくるんや。人間の悪意ってそういうもんやで。」
でぇじょうぶ博士
「残念ながら、やきう君の懸念は正しいでやんす。犯罪心理学では『模倣犯』という概念があって、センセーショナルな事件ほど真似する者が現れやすいでやんす。この事件の報道も、諸刃の剣でやんすね。」
ずん
「じゃあ、報道しない方がよかったってこと...?でも、それじゃ人々は危険を知ることができないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「そこがジレンマでやんす。報道の自由と社会の安全、この二つのバランスをどう取るかは永遠の課題でやんす。今回の報道も、被害者のプライバシーに配慮しつつ、事件の深刻さを伝えようとしてるでやんすが...完璧な答えはないでやんすね。」
やきう
「てか、この事件で一番アホなのは、夫が自分の犯行を『仕返し』て認めとることやろ。弁護士泣かせやで。」
ずん
「あ、そっか!自白しちゃってるから、裁判で争う余地もないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。しかも『妻への仕返し』という動機まで明かしてるでやんすから、情状酌量の余地もほぼゼロでやんす。弁護側は相当苦労するでやんしょうね。まるで、水に溺れながら自分で重りを足にくくりつけるようなもんでやんす。」
やきう
「この夫、54歳で前科持ちになって、慰謝料も賠償金も払って、社会的信用も失って...。マジで何がしたかったんや。」
ずん
「本当に...。一瞬の怒りで人生を棒に振るって、こういうことなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「今回の事件は、『デジタル時代の感情制御の失敗』の典型例でやんす。昔なら、怒りを抱えて家で一晩寝れば冷静になれたでやんす。でも今は、スマホ一つで瞬時に取り返しのつかない行動ができてしまうでやんす。」
やきう
「スマホが凶器になる時代やな。ワイも気ぃつけな。」
ずん
「でも博士、この事件から学べることって、結局『ネットに悪いこと書くな』ってことだけなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「いえいえ、もっと深い教訓があるでやんす。『デジタル空間での行動も、リアル世界と同じ責任が伴う』ということでやんす。画面越しだから軽く考えがちでやんすが、その向こうには生身の人間がいて、その人の人生を簡単に破壊できてしまうでやんす。」
やきう
「まあ確かに...。ワイもなんJ で煽りまくっとるけど、相手の人生壊すつもりはないからな。」
でぇじょうぶ博士
「やきう君の態度は問題でやんすが、ある意味では『ネット空間でのコミュニケーションの難しさ』を体現してるでやんすね。顔が見えないからこそ、言葉が過激になりやすいでやんす。」
ずん
「うーん、難しい問題なのだ...。でも今回の事件で、夫が得たものって何もないのだ?」
やきう
「前科と借金と社会からの軽蔑やろ。ボーナスステージやん。」
でぇじょうぶ博士
「やきう君、それは皮肉がキツすぎるでやんす。でも、実際その通りでやんすね。夫は『復讐』のつもりが、結局自分自身を最も深く傷つける結果になったでやんす。これぞまさに『自業自得』の完璧な形でやんす。」
でぇじょうぶ博士
「名誉毀損罪での起訴は確実でやんす。さらに、専門学校生の犯行を誘発したという点で、民事での損害賠償請求も避けられないでやんしょう。金銭的にも社会的にも、完全に詰んでるでやんす。」
やきう
「人生ハードモードどころか、ゲームオーバー画面見えとるやん。しかも自分でリセットボタン押したんやから救いようがないわ。」
ずん
「博士、最後に一つ聞きたいのだ。こういう事件を防ぐために、社会全体で何ができるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まずは教育でやんす。デジタルリテラシーだけでなく、『感情のコントロール』や『他者への共感』を学ぶ機会が必要でやんす。そして、被害に遭った時の相談窓口の充実も急務でやんすね。」
やきう
「あと、掲示板の運営側も、こういう危険な書き込みを即座に削除するシステム作らなアカンやろ。AIとかでパトロールできるはずやで。」
ずん
「そっか...みんなで協力して、こういう事件が起きないようにしないといけないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。この事件は、一人の夫の愚かな行動から始まったでやんすが、背景には社会全体の問題が横たわってるでやんす。離婚率の上昇、デジタル依存、感情制御能力の低下...全てが絡み合ってるでやんす。」
やきう
「ワイは思うんやけど、結局この夫も専門学校生も、自分の行動の『重さ』を理解してへんかったんやろな。軽いノリで人生終わらせとるんやから。」
ずん
「うん...軽い気持ちで書き込んだことが、こんな大事件になるなんて...怖すぎるのだ。」
でぇじょうぶ博士
「まさにその通りでやんす。デジタル時代の我々は、常に『発信ボタンを押す前に一呼吸』という習慣を身につける必要があるでやんす。その一呼吸が、人生を救うかもしれないでやんすからね。」
ずん
「わかったのだ。ボクも気をつけるのだ。...って、ボクは掲示板なんて使ってないから、実は全然関係なかったのだ!ボクはセーフなのだ!」