ずん
「トランプが急に関税外すとか言い出してるのだ。これって完全に前言撤回じゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。まあトランプ氏の政策転換は、選挙で負けた途端にビーフの価格に怯える政治家の典型的な行動でやんす。」
やきう
「ワイ、コーヒー値上がりしてマジで困っとったんや。やっとまともなことしよったわ。」
ずん
「でも博士、これって結局『関税で物価は上がらない』って言ってたのが嘘だったってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。トランプ氏は『手ごろな価格は民主党の詐欺』とか言ってたでやんすけど、選挙で負けた瞬間に100品目以上を関税対象から外すという、まるでギャグ漫画のような方向転換でやんすよ。」
やきう
「つまり国民が財布の紐握ってるってことやな。政治家なんてそんなもんや。」
かっぱ
「でもなぁ、アボカドとかマンゴーとか、国内で作れへんもん外すのは当たり前ちゃうんか?」
でぇじょうぶ博士
「まあそうでやんすけど、問題は最初から『国内で作れないものは関税かけても意味ない』って分かってたはずなのに、それでも一律でぶっかけたことでやんす。計画性ゼロでやんすよ。」
ずん
「じゃあ最初から除外しとけばよかったのだ!バカなのだ!」
やきう
「お前が言うなや。つーか、牛肉価格が上がったら食肉加工業者のせいにするとか、責任転嫁も甚だしいわ。」
かっぱ
「しかも独占禁止法違反で捜査って...自分が関税かけて値上げさせといて、それを企業の陰謀扱いとか、ほんまメチャクチャやな。」
でぇじょうぶ博士
「まさにでやんす。関税による価格上昇を企業の価格操作にすり替えるのは、自分で火をつけといて放火犯を探すようなもんでやんすよ。」
ずん
「でも2000ドル配るって言ってるのだ!それならボク許すのだ!」
やきう
「高所得者は除外やで。お前みたいなニートには来るかもしれんけどな。」
かっぱ
「つーか関税収入を財源にするって、結局国民が払った金を国民に返すだけやん。意味わからんわ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。関税で企業や消費者から搾り取った金を『配当』として返すのは、自分の財布から金を出して自分に小遣いをあげるようなもんでやんすよ。経済学的には完全にナンセンスでやんす。」
ずん
「じゃあ結局、関税って何のためにやってるのだ?」
やきう
「貿易赤字削減やろ?でも食料品外したら意味ないやんけ。」
かっぱ
「しかもコーヒーとバナナは中南米4カ国だけ引き下げって、完全に恣意的やん。他の国は怒るやろ。」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。貿易政策としての一貫性が全くないでやんす。まるで気分でルールを変えるボードゲームのようでやんすよ。最高裁でも法的権限が問われてるでやんすし。」
やきう
「甘いわ。一回上がった価格は簡単には下がらんで。企業は『関税のせいで上げました』言うて、外れた後も『物流費が』とか言うて下げへんのや。」
かっぱ
「ほんまそれな。値上げは早いけど値下げはクソ遅いんが企業の常やからな。」
でぇじょうぶ博士
「経済学では『価格の粘着性』と呼ぶでやんすけど、一度上がった価格は下方硬直性があるでやんす。つまり、今回の措置で劇的に物価が下がることはまずないでやんすよ。」
ずん
「じゃあ意味ないじゃないのだ!トランプは何がしたいのだ!?」
やきう
「選挙対策に決まっとるやろ。中間選挙で負けたから慌てて方針転換や。政治家なんてそんなもんやで。」
かっぱ
「でもこれ、11月13日に遡って適用とか言うてるけど、それまでに払った関税はどうなるんや?」
でぇじょうぶ博士
「鋭いでやんす、かっぱ君。遡及適用されるなら理論上は還付されるはずでやんすけど、実際の手続きは複雑でやんすし、中小企業には事務負担が重いでやんすよ。まるで迷路の出口を教えずに『ゴールはあります』と言うようなもんでやんす。」
ずん
「つまり結局、消費者は損したままってことなのだ?」
やきう
「そういうこっちゃ。政府は『対策しました』言うて点数稼いで、実際の負担は国民が背負うんや。いつものパターンやで。」
かっぱ
「ほんで最高裁で違法判定されたらどないなるんや?」
でぇじょうぶ博士
「それは面白い展開になるでやんすね。もし最高裁がトランプ氏の関税措置に法的根拠がないと判断すれば、全部無効になる可能性があるでやんす。つまり、この除外措置も含めて全部ちゃぶ台返しでやんすよ。」
ずん
「えぇ!?じゃあまた全部に関税かかるってことなのだ!?」
やきう
「いや逆や。全部無効になったら関税自体がなくなるんやで。つまり物価は下がる可能性があるわけや。」
かっぱ
「でもそしたらトランプのメンツ丸潰れやん。どうするんやろな。」
でぇじょうぶ博士
「政治的には大打撃でやんすね。でも経済的には国民にとってプラスになる可能性が高いでやんす。まあ、トランプ氏のメンツと国民の財布、どっちが重要かって話でやんすけどね。」
ずん
「う、うるさいのだ!ボクは賢くて優秀なエリート会社員...だったのだ!過去形なのだ!」