ずん
「92歳で現役って、もうこれ人間やめてるレベルなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、仲代達矢さんは最後まで『若者の10倍訓練する』と言ってたでやんす。つまり若者が1時間筋トレするなら、おいらは10時間やるってことでやんすね」
やきう
「ワイの親父なんか60で定年してからソファと一体化しとるぞ。椅子取りゲームしたら最強やろな」
ずん
「でも90歳で足腰が衰えるのは当たり前なのだ。ボクなんか25歳で既に衰えてるのだ」
でぇじょうぶ博士
「それは衰えじゃなくて、元から機能してないだけでやんす」
やきう
「草。でも能登演劇堂が地震で壊れて、そこでの公演が最後になるとか、ドラマチックすぎひん?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんすね。彼は能登を『第二のふるさと』と呼び、30年近く舞台に立ち続けたでやんす。まるで結婚相手より長い付き合いでやんすよ」
ずん
「30年も同じ場所でやるとか、飽きないのかのだ?ボクなんか3日で職場に飽きるのだ」
でぇじょうぶ博士
「仲代さんは20代から『一日一日の俳優修業を地味に積み重ねる』ことを大事にしてたでやんす。つまり派手な成功より、地味な継続を選んだということでやんすね」
ずん
「地味な継続...それってつまり、毎日同じことの繰り返しってことなのだ?」
やきう
「お前の人生そのものやんけ。起きて、ダラダラして、寝る。完璧なルーティンや」
ずん
「...いや、ボクは毎日違うアニメ見てるから違うのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それは成長じゃなくて、ただの消費でやんす。仲代さんは90歳近くなっても『声は訓練で維持できる』と言ってたでやんす。おいらも研究を続けてるから気持ちはわかるでやんすね」
やきう
「博士は研究というより、アニメの考察続けとるだけやろ」
でぇじょうぶ博士
「む、それはおいらの専門分野でやんす!...話を戻すでやんすが、彼の凄さは『気力』という言葉に集約されるでやんす」
ずん
「気力かぁ...ボクも気力だけはあるのだ。寝る気力、サボる気力、逃げる気力!」
やきう
「それ全部マイナス方向の気力やん。お前の気力、ベクトルが完全に下向いとるわ」
でぇじょうぶ博士
「まあ、仲代さんの場合は92歳まで現役を貫いたわけでやんすから、普通の人間とは次元が違うでやんすよ。おいらも見習いたいでやんすね」
でぇじょうぶ博士
「当然でやんす。おいらの研究はまだ序章に過ぎないでやんすからね」
ずん
「でもさ、結局のところ、何が彼をそこまで突き動かしたのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは...演じることへの純粋な愛でやんすかね。若い頃から『いろんな人間をやっていきたい』と語っていたでやんす。つまり、自分以外の人生を生きることへの憧れでやんすよ」
やきう
「なるほどな。ワイも他人の人生を生きたいわ。できれば金持ちの」
ずん
「ボクも他人の人生を生きたいのだ...できれば働かなくていい人の!」
でぇじょうぶ博士
「お前ら、それただのニートの願望でやんす」
やきう
「でも客観的に見て、90歳で舞台立つとか正気ちゃうやろ。普通は隠居して孫と遊ぶ年齢や」
でぇじょうぶ博士
「そこが凡人と天才の違いでやんすね。仲代さんにとって舞台こそが生きる場所だったでやんす。引退は死を意味するようなものでやんすから」
ずん
「じゃあボクにとって生きる場所は...ベッドなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあ、仲代達矢という存在は、『継続は力なり』を体現した人生でやんすね。派手さより地味な積み重ね、瞬間的な輝きより持続的な努力を選んだでやんす」
ずん
「うーん...深いのだ。でも結局、才能がある人だから続けられたんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは違うでやんす。彼は『若者の10倍訓練する』と言ってたでやんす。つまり才能だけでなく、圧倒的な努力量でカバーしてたということでやんす」
やきう
「10倍努力とか、もうそれブラック企業の精神論やん」
ずん
「でもそれって、結局才能ある人だから10倍も努力できるってことなのだ。ボクは1倍も無理なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...ずん君、君は0.1倍もやってないでやんす」
ずん
「むぅ...じゃあボクは0.1倍の努力で92歳まで生きればいいのだ!それなら計算上は仲代さんと同じなのだ!」