ずん
「ファンドが外食チェーン買いまくってるのだ!もしかして日本の飯が全部ファンドに支配される日が来るのだ?」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。まるで食のインフラが金融商品化しているでやんす。バーガーキングが80倍で売却されたのは、錬金術レベルでやんすよ。」
やきう
「80倍とかエグすぎやろ。ワイのバイト代なんて10年働いても1.2倍にもならんのやで。」
ずん
「じゃあボクもバーガーキング買えばお金持ちになれるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...ずんには買う金がないでやんす。それに、ファンドが狙うのは『改善余地』でやんすからね。つまり、ダメな企業ほど美味しいでやんす。」
やきう
「要は不良債権みたいなもんを磨いて高く売るんやな。まるで中古車ディーラーやん。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。セントラルキッチン導入とか、オペレーション標準化とか、やってないチェーン店が多いでやんすからね。改善の宝庫でやんす。」
ずん
「でも、そんなに簡単に企業価値上がるものなのだ?」
やきう
「上がるわけないやろ。どうせ従業員の給料削って、時短営業して、コスト圧縮しとるだけや。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、それも一理あるでやんす。でも、M&Aでブランドをまとめて、仕入れコストを下げるとか、合理的な面もあるでやんすよ。」
ずん
「じゃあ、ボクらの好きなお店も急に味が変わったりするのだ?」
でぇじょうぶ博士
「可能性はあるでやんす。ファンドは『数字』しか見ないでやんすからね。味より利益率でやんす。」
やきう
「ほんま最悪やな。ワイの好きなケンタッキーもファンドに買われとるやんけ。チキン小さくなったら許さんで。」
ずん
「でも、外食は景気に強いって書いてあるのだ。じゃあ安心なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは半分正解で半分間違いでやんす。確かに食は必需品でやんすが、不景気になれば外食は減って自炊が増えるでやんす。」
やきう
「そもそも現金商売やから資金調達しやすいって、それファンドが得するだけやろ。消費者には関係あらへん。」
でぇじょうぶ博士
「鋭いでやんすね。結局、ファンドは数年で売り抜けるのが目的でやんすから、長期的な企業文化とか、顧客満足度は二の次でやんす。」
でぇじょうぶ博士
「個人経営の店を応援するか、ファンドに買収されてないチェーン店を選ぶかでやんすね。でも、見分けるのは難しいでやんす。」
やきう
「結局、情報弱者が損する構造やん。ワイらは搾取される側や。」
ずん
「むむむ...じゃあボク、もうハンバーガー食べるのやめて、自分で作るのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それは賢明でやんす。でも、ずんが料理できるとは思えないでやんすけどね。」
やきう
「どうせコンビニ飯に逃げるんやろ。そのコンビニもファンドに買われとるかもしれんで。」
ずん
「じゃあボク、自給自足するのだ!畑耕して、牛育てて、小麦も作るのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...その土地を買う金はどこから出るでやんすか?」