ずん
「スイッチ2が1000万台突破!これはもう覇権ハード確定なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「おやおや、ずん君。それは早計でやんす。発売から約5ヶ月で1036万台...確かに立派でやんすが、初代スイッチは同期間で1450万台売ってるでやんすよ。」
やきう
「ワイ、そもそもスイッチ2買ってないんやけど。だってPS5より高いやんけ。任天堂、調子乗りすぎちゃうか?」
でぇじょうぶ博士
「そこが面白いポイントでやんす。単価は上がって売上は前年比119.7%増。つまり台数は減ってるのに儲けは増えてる...これはApple商法でやんすね。」
でぇじょうぶ博士
「簡単に言えば『量より質、でも実は質より利益率』でやんす。iPhoneみたいに高く売って、信者から搾り取る戦略でやんすよ。」
やきう
「信者商売とか草。ワイはSteam Deckで十分やわ。modも入れ放題やし。」
ずん
「でも『マリオカート ワールド』が957万本も売れてるのだ!これは本物じゃないのか!」
でぇじょうぶ博士
「ちょっと待つでやんす。その957万本、『本体セット含む』って書いてあるでやんすよ。つまり本体買ったらオマケで付いてくるやつでやんす。」
やきう
「オマケ商法で売上水増しとか、まるでソシャゲの『登録者数』みたいやな。実際のアクティブユーザーは半分以下やろ。」
ずん
「...じゃあ実質500万本くらいってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そこまで悪くないでやんすが、独立した購入意思で買った人の数は確実に少ないでやんすね。まるでファミレスのドリンクバー付きセットみたいなもんでやんす。」
やきう
「ドリンクバー単品で頼むやつおらんやろ。それと一緒か。巧妙やな。」
ずん
「むむむ...でも『ドンキーコング バナンザ』は349万本!これは純粋な数字なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「確かにそうでやんすが...ちなみに初代スイッチの『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は発売3日で128万本、最終的には3000万本超えでやんす。比較すると...」
やきう
「弱すぎて草。ドンキーって任天堂の中では二軍キャラやしな。エースを温存しとるんやろうけど。」
ずん
「じゃあこれから本気出すってことなのだ!?期待していいのか!」
でぇじょうぶ博士
「まあ、2026年3月期の予想は1900万台に上方修正されたでやんすからね。ただし、これも初代スイッチの同時期2900万台には届かないでやんす。」
やきう
「結局全部初代に負けとるやんけ。なんやこれ、『スイッチ2』やなくて『スイッチ 1.5』やろ。」
ずん
「なんか悲しくなってきたのだ...ボク、予約してるんだけど...」
でぇじょうぶ博士
「落ち込むことはないでやんす。市場全体が成熟してる中で、この数字は健闘してる方でやんすよ。ただ、初代という伝説と比べるとどうしても見劣りするだけでやんす。」
やきう
「つまり『お前の兄ちゃん、めっちゃ優秀やったよな』って一生言われ続ける次男坊みたいなもんやな。」
でぇじょうぶ博士
「でも面白いのは、台数は減ってるのに任天堂の利益は増えてることでやんす。これはビジネスモデルとしては正しい進化でやんすよ。」
やきう
「要するに『客は減ったけど、残った客から倍取ってます』ってことやろ?ヤクザかよ。」
ずん
「それってつまり...ボクは養分ってことなのだ!?」
でぇじょうぶ博士
「まあ、言い方は悪いでやんすが...ソフトウェアのアタッチレート(本体1台あたりのソフト購入本数)は1.99本でやんす。初代は同時期2.7本でやんすから、一人当たりの購買意欲も低下してるでやんすね。」
やきう
「客は減る、買う本数も減る、でも儲けは増える。これ完全に衰退産業の延命策やんけ。」
ずん
「やめるのだ!ボクの夢を壊さないでくれなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「夢を壊してるのはおいらじゃなくて、数字でやんすよ。ずん君。でも心配ないでやんす。ポケモンの新作が出れば一気に台数伸びるでやんす。」
やきう
「ポケモン頼みとか、もう完全に『孫の帰省待ちの老人』やんけ。ポケモン出るまで店頭在庫で埃被っとるで。」
ずん
「むぅ...でも欧州より日本の方が売れてないのはなぜなのだ?日本人は任天堂好きじゃないのか?」
でぇじょうぶ博士
「それは鋭い指摘でやんす。日本235万台、欧州240万台。人口比で考えると日本の売れ行きは異常に悪いでやんすね。おそらく価格が高すぎるのと、スマホゲームに流れてるのが原因でやんす。」
やきう
「日本人、もうコンシューマーに金出さんくなったからな。無料ガチャに万単位突っ込んでるくせに、ちゃんとしたゲームには渋いんや。」
ずん
「じゃあ任天堂も基本無料のガチャゲー作ればいいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それは悪魔の囁きでやんす。任天堂がガチャゲーなんか作ったら、マリオが『SSRマリオ出現率0.5%!今なら天井まで300連!』とか言い出すでやんす。」
やきう
「『☆5 ファイアマリオ(限定)闇属性 攻撃力9999 必殺技
ずん
「それはそれで面白そうなのだ!ガチャ回したいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...ずん君がガチャ中毒になる未来が見えるでやんす。やめとけでやんす。」
やきう
「ワイは既に『ブルアカ』に40万溶かしたで。天井9回や。虚無やった。」
ずん
「40万!?それスイッチ2が10台買えるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それがソシャゲの恐ろしさでやんす。有形の資産が残らず、サービス終了したら全部消えるでやんす。まるでバブル期の土地転がしみたいなもんでやんすね。」
やきう
「せやな。でも『俺の嫁』は二次元や。裏切らへんし、浮気もせえへん。リアル女より安上がりやで。」
でぇじょうぶ博士
「話が逸れたでやんすが、要するにスイッチ2は『成功はしてるが、初代ほどの爆発力はない』ということでやんす。ビジネス的には優等生でやんすが、カリスマ性はないでやんすね。」
やきう
「優等生で終わるハードとか、誰が買うんや。ワクワクせえへんやん。」
ずん
「じゃあボクの予約はキャンセルした方がいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは早計でやんす。今後の大型タイトル次第で化ける可能性もあるでやんすよ。『ゼルダ』『スプラ』『スマブラ』あたりが出れば流れは変わるでやんす。」
やきう
「その『大型タイトル頼み』がもう末期感あるわ。本体の魅力で勝負せえや。」
でぇじょうぶ博士
「正直、初代と比べて革新的な要素は少ないでやんす。画質が良くなって、処理速度が上がって...つまり『順当な進化』でやんす。iPhoneで言えば『15と16の違いがわからない』みたいな感じでやんすね。」
ずん
「でも任天堂は予想を上方修正してるのだ!強気じゃないか!」
でぇじょうぶ博士
「強気というより、『初回出荷分は売り切った』から調整しただけでやんす。本当の勝負はこれからでやんすよ。年末商戦とお正月需要をどう取り込むかが鍵でやんす。」
やきう
「年末商戦で『おばあちゃんが孫に買い与えるハード』枠を取れるかやな。PS5は高すぎて候補外やし。」
ずん
「おばあちゃん頼みのビジネスモデルなのだ!?」
でぇじょうぶ博士
「まあ、ファミリー層がメインターゲットでやんすからね。コア層は初期に買って、あとはライト層とプレゼント需要でやんす。これは初代から変わらない戦略でやんす。」
やきう
「要するに『子供だまし』やろ。大人は初代で十分やし。」
でぇじょうぶ博士
「...ずん君の精神年齢は永遠の12歳でやんすから、ターゲット層ど真ん中でやんす。」
やきう
「精神年齢12歳は草。でもまあ、任天堂ゲームって『大人になりきれない大人』向けやしな。」
ずん
「失礼すぎるのだ!ゲームに年齢は関係ないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。ただし、市場データを見ると主要購買層は12歳以下と35歳以上に二極化してるでやんすね。つまり『子供』と『子供の心を忘れない大人』でやんす。」
やきう
「中高生はスマホゲーム、大学生~20代はPCゲーム、30代以降は任天堂かソシャゲ。見事に棲み分けできとるわ。」
ずん
「じゃあ結局、スイッチ2は誰に向けたハードなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「『初代スイッチを買った人が、そろそろ買い替えてもいいかな』と思う人向けでやんす。つまり既存顧客の囲い込みが主眼でやんすね。新規顧客開拓は二の次でやんす。」
やきう
「守りに入った企業の典型やん。挑戦せえへん企業に未来はないで。」
ずん
「むむむ...じゃあこの1000万台突破も、実は大したことないってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「大したことないとまでは言わないでやんすが、『予定調和』でやんすね。予想通り売れてるだけで、サプライズはないでやんす。株価も特に動いてないでやんすし。」
やきう
「市場の反応が一番正直やからな。『ふーん、で?』って感じやろ。」
ずん
「じゃあボクの予約は...どうすればいいのだ...」
でぇじょうぶ博士
「ずん君が『どうしても欲しい独占タイトル』があるなら買えばいいでやんす。ないなら様子見でやんす。半年後には値下げか本体カラバリ追加があるでやんすよ。」
やきう
「初期ロットは地雷率高いしな。ワイは様子見安定やわ。」
ずん
「...わかったのだ。ボクは初日に買って、でぇじょうぶ博士に自慢するのだ!開封動画も撮るのだ!」
やきう
「こいつ、何も学習してへんやん。完全に任天堂の養分やわ。」
ずん
「だってボク、マリオカート得意なのだ!『ワールド』で世界ランカー目指すのだ!夢があるのだ!」