ずん
「地震とかあると、SNSで『〇〇が倒壊した!』とかデマ流れまくるけど、ぶっちゃけ見分けつかないのだ。」
やきう
「そら当たり前や。ワイらみたいなアホが真っ先にリツイートしとるんやからな。」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。災害時のデマ拡散は、まるでウイルスの爆発的感染みたいなもんでやんす。人間の不安という最高の培地で増殖するでやんすよ。」
かっぱ
「せやけど、本当に困ってる人もおるやろ。全部疑ってたら助けられへんやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「そこが難しいところでやんす。善意の拡散が悪意の拡散と区別がつかないでやんすからね。救助要請のデマなんて、本物の救助活動を邪魔する最悪のテロ行為でやんす。」
ずん
「じゃあどうすればいいのだ?全部スルーするのだ?」
やきう
「お前みたいに何も考えんと生きとる方が幸せかもな。情報精査とかダルいし。」
でぇじょうぶ博士
「確かに情報の真偽判断には認知的コストがかかるでやんす。でも、今回の震度6強みたいな大地震の後は『北海道・三陸沖後発地震注意情報』なんてのも出てるでやんす。つまり、デマに踊らされてる場合じゃないでやんすよ。」
かっぱ
「東日本大震災級がまた来るかもしれんってことやろ?そんなん怖すぎやわ。」
ずん
「じゃあ結局、ボクたちは何を信じればいいのだ?政府の発表だって信用できないのだ。」
やきう
「政府なんて一番信用ならんわ。でも気象庁とか消防とか、専門機関の一次情報だけ見とけばええんちゃう?」
でぇじょうぶ博士
「正解でやんす!SNSは所詮、便所の落書きの延長線上でやんす。公式アカウントや報道機関の確認が取れてない情報は、全てフィクションとして扱うべきでやんす。」
かっぱ
「でもな、報道機関も誤報するやんけ。結局誰も信じられへんってことやないか。」
ずん
「むむむ...じゃあボク、災害時はネット見ないで寝てるのだ。」
でぇじょうぶ博士
「実は、それも一つの正解かもしれないでやんす。余計な情報に踊らされるくらいなら、防災バッグの確認とか避難経路の確認とか、実効性のある行動をした方が遥かに有益でやんす。」
かっぱ
「せやな。スマホ握りしめてデマ探しするより、水と食料確保する方が先やわ。」
ずん
「でもさ、今回23人も怪我してるのだ。これって結構ヤバくない?」
やきう
「震度6強やからな。でも死者出てへんのは不幸中の幸いや。日本の建築基準法、たまには役に立っとるわ。」
でぇじょうぶ博士
「八戸のホテルで大浴場の水が天井まで届きそうになったという報告もあるでやんす。重力に逆らうレベルの揺れでやんすよ。物理的にありえない光景でやんす。」
かっぱ
「それ聞いただけで、もう温泉入られへんわ...。」
ずん
「というか、最近地震多すぎなのだ。日本沈没するんじゃないのだ?」
やきう
「それこそデマの典型やろ。お前、さっきまで何聞いとったんや。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、プレート境界型地震の活動期に入ってる可能性は否定できないでやんす。でも『日本沈没』なんてのは、地質学的タイムスケールで考えれば数百万年単位の話でやんす。おいらたちが生きてる間には起きないでやんす。」
ずん
「じゃあ、結局何が言いたいのだ?地震怖いけど、デマも怖いし、でも何もできないってことなのだ?」
やきう
「お前、ホンマに頭悪いな。要は『情報リテラシー上げろ』ってことやろ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。記事にも書いてあったでやんすが、学生が自分の顔写真を使ったフェイク記事を体験するイベントなんかもあるでやんす。誤情報がどう作られるか知ることが、第一歩でやんす。」
かっぱ
「なるほどな。敵を知り己を知れば百戦危うからずってやつや。」
ずん
「むぅ...難しいのだ。ボク、そんな勉強したくないのだ。もっと楽な方法ないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「究極の解決策でやんすね。でも現実的じゃないでやんす。むしろ、『疑わしきは拡散せず』という原則を守るだけでも、デマの連鎖は止められるでやんす。」
かっぱ
「せやけど、善意で拡散しとる人が大半やろ?『みんなに知らせなきゃ!』って思うのは人情やん。」
ずん
「そうなのだ!ボクだって困ってる人を助けたいのだ!」
やきう
「お前、自分が困っとる時すら助け求めへんやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「善意が裏目に出るのが、デマ拡散の恐ろしいところでやんす。拡散する前に『これ、本当に正しい情報か?』と一呼吸置くだけで、状況は劇的に改善するでやんす。たった5秒の思考が、社会全体を救うでやんす。」
かっぱ
「お前、せっかちすぎやろ。カップラーメンも作られへんやんけ。」
やきう
「いや、こいつカップラーメンすら作らんで、袋麺そのまま齧っとるで。」
でぇじょうぶ博士
「...それはさすがにおいらも引くでやんす。」
ずん
「えっ?みんなそうじゃないのだ?むしろ時短で効率的なのだ!」