ずん
「イオンで車が買える時代が来たのだ!これは革命なのだ!」
やきう
「は?イオンって食品売り場の隣に車売るんか?トップバリュのEVとか出るんか?」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、BYD製のちゃんとしたEVでやんす。中国の自動車メーカーで、世界シェアトップクラスでやんすよ。」
ずん
「200万円って安すぎるのだ!ボクのボーナス3回分で買えちゃうのだ!」
でぇじょうぶ博士
「実質200万円というのがミソでやんす。補助金やらなんやらを駆使した結果でやんすね。まあ、イオンのポイント10倍デーに買えば実質タダみたいなもんでやんす。」
やきう
「計算おかしいやろ。WAONポイント何兆ポイント貯めなあかんねん。」
ずん
「でも博士、中国製って大丈夫なのだ?爆発したりしないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「おいおい、それは偏見でやんす。BYDはテスラを抜いて世界トップになった企業でやんす。技術力は折り紙付きでやんすよ。」
やきう
「せやけど、トヨタはどうなるんや。日本の自動車産業が中国に負けるんか?」
でぇじょうぶ博士
「むしろトヨタは高級路線に舵を切ってるでやんす。BYDは大衆車市場を狙ってるわけでやんすから、棲み分けができてるでやんす。」
ずん
「じゃあボク、イオンで買い物ついでに試乗してくるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それに、約30店舗での展示でやんすから、地方によっては展示すらないでやんす。ずんの家の近くのイオンには来ないかもしれないでやんすよ。」
ずん
「むむむ...じゃあ展示があるイオンまで電車で行くのだ!」
やきう
「本末転倒やんけ。車見に行くのに電車使うて。」
でぇじょうぶ博士
「しかしこれは画期的な販売戦略でやんす。イオンという既存の集客力を活かして、自動車という高額商品を売る。まるで寿司屋でラーメンを売るようなもんでやんす。」
でぇじょうぶ博士
「実は日本の自動車販売は、ディーラーという古い仕組みに縛られてるでやんす。イオンという新しいチャネルを使えば、若者や女性にもアプローチできるでやんすよ。」
やきう
「つまり、車に興味ないやつに車売りつけるってことやな。悪質な訪問販売みたいやな。」
ずん
「でもボク、充電とかどうすればいいのか分からないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「そこでやんす!イオンには充電設備があるでやんす。買い物中に充電できるというわけでやんす。まさに一石二鳥でやんす。」
やきう
「せやけど、充電に30分とかかかるんやろ?その間ずっとイオンおるんか?財布の紐ゆるゆるなるやんけ。」
ずん
「あ!それってイオンの狙いなのだ!車を買わせて、充電で客を長時間店に留めて、その間に買い物させる作戦なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「鋭いでやんす、ずん!まさにそういうエコシステムを作ろうとしてるでやんすね。車と小売りの融合でやんす。」
やきう
「ほんで中国製やから修理とかどうすんねん。イオンの店員に修理してもらうんか?」
でぇじょうぶ博士
「BYDは日本に正規の販売網とサービス網を構築中でやんす。イオンはあくまで販売窓口でやんすから、メンテナンスは専門店でやんすよ。」
ずん
「つまり、買うのはイオン、直すのは専門店ってことなのだ。なんか面倒くさいのだ。」
やきう
「しかも200万円って補助金込みやろ?補助金なくなったらどうすんねん。」
でぇじょうぶ博士
「それがEV普及の課題でやんす。補助金頼みの価格設定は、政策が変わればすぐに崩壊するでやんす。まるで砂上の楼閣でやんすね。」
ずん
「じゃあやっぱりガソリン車の方が安心なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、ガソリン価格も不安定でやんす。どっちも一長一短でやんすよ。ただ、EVは家で充電できるという利点があるでやんす。」
やきう
「せやけど、マンション住まいのやつはどうすんねん。」
ずん
「あ!そっか!ボクのアパートには充電設備ないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「そこが日本のEV普及の最大の障壁でやんす。集合住宅への充電設備設置が進んでないでやんす。」
やきう
「つまり、戸建て持ちの金持ちしか買えへんってことやな。格差社会やんけ。」
ずん
「むむむ...じゃあボクは一生EVに乗れないのだ...」
でぇじょうぶ博士
「まあ、将来的には充電スタンドが増えるでやんすし、イオンで充電できるでやんすから大丈夫でやんすよ。」
ずん
「でも博士、結局のところこの施策は成功するのかなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「難しい質問でやんすね。成功のカギは、日本人が中国製EVを受け入れるかどうかでやんす。技術的には問題ないでやんすが、心理的な抵抗があるでやんす。」
やきう
「そら当たり前や。日本人は国産信仰強いからな。トヨタ様々やで。」
ずん
「でもボク、200万円なら買っちゃうかもしれないのだ!」
やきう
「だから免許持ってへんやろ。しかも金もないやろ。」
ずん
「...じゃあ、イオンで試乗だけして、WAONポイント貯めて、いつか買うのだ!その頃には自動運転で免許いらなくなってるのだ!」