ずん
「パンセクシュアルって、パンが好きすぎる人のことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それはパン中毒者でやんす。パンセクシュアルというのは、相手の性別や性自認に関係なく人を愛せる性的指向のことでやんすよ。」
やきう
「ワイ、パン派やけど米も好きやで。それもパンセクシュアルちゃうんか?」
でぇじょうぶ博士
「それは雑食でやんす...。今回、立憲民主党の東由貴都議が36歳でカミングアウトしたでやんすけど、これは政治の世界では画期的でやんすね。」
ずん
「でもさ、わざわざ公表する必要あるのだ?プライベートなことじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、それが問題の本質でやんす。性的マイノリティの当事者として発言することで、制度の実効性を問える立場になるでやんすよ。まるで、実際に溺れた経験のある人が水難救助について語るようなもんでやんす。」
やきう
「はぁ?結局、同情票狙いやろ。政治家なんて皆そうやで。」
でぇじょうぶ博士
「確かに政治的な意図もあるでやんすが、日本の政界でこういった公表をするのは勇気が要るでやんすよ。おいらなんてモテないことを公表するのすら躊躇するでやんす。」
ずん
「はかせがモテないのは公表しなくてもみんな知ってるのだ。」
やきう
「草。でもワイ思うんやけど、パートナーシップ制度って結局、結婚できひん人らの慰め程度やろ?」
でぇじょうぶ博士
「それが大きな誤解でやんす。現状のパートナーシップ制度には法的拘束力がほとんどないでやんす。例えば、病院で面会すらできないケースもあるでやんすよ。まるで、免許証じゃなくて学生証で車を運転しようとするようなもんでやんす。」
ずん
「じゃあ意味ないじゃないのだ!なんで作ったのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それを問題視して質疑したのが今回の東都議でやんす。実効性のない制度は、まるで刃のない包丁のようなもんでやんすからね。」
ずん
「やきうは人を愛する前に、まず自分を愛したほうがいいのだ。」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、それはナルシストへの第一歩でやんす...。でも、こういった公表が増えることで、社会の認識も変わっていくでやんすよ。」
ずん
「でも結局、恋愛とか面倒くさくないのだ?性別関係なく好きになれるって、選択肢が増えて逆に大変そうなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「ぐぬぬ...確かに選択肢が多いことは悩みも多いでやんすが、それは本質的な自由でやんす。おいらも研究対象が多すぎて困ってるでやんすけど、それは贅沢な悩みでやんすよ。」
ずん
「はかせの研究対象って二次元キャラだけじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「...それは秘密でやんす。とにかく、今回の公表で都議会でもLGBTQ+の課題が本格的に議論されるようになるでやんすよ。」
やきう
「でも結局、票にならんかったら政治家も動かへんやろ。」
ずん
「じゃあボク、パンセクシュアル支持するのだ!パンも好きだし、ご飯も好きだし、ラーメンも好きなのだ!これで選挙に勝てるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それは政策じゃなくて食欲でやんす...。」
ずん
「え?じゃあボクが立候補したら、公約は『給食無料化』と『昼寝タイム義務化』にするのだ!これで性的マイノリティもマジョリティもみんなハッピーなのだ!」