ずん
「これきたんじゃね?岩手県が婚活支援で『可憐に控えめメイク』って言ってるのだ!」
やきう
「草。令和のご時世に昭和のお見合い指南書かよ。」
でぇじょうぶ博士
「これは典型的な『固定観念の押し付け』でやんすね。まるでタイムマシンで昭和30年代から来たような内容でやんす。」
ずん
「でもさ、モテるためのアドバイスって普通じゃないのだ?」
やきう
「お前、アホか。県が税金使って『女は可憐であれ』とか言うとんねん。ワイの職場の女上司に見せたら即クビやで。」
かっぱ
「そもそも誰がパンプス強制されて嬉しいねん。足痛いやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「実は統計的にも、こういった画一的な『理想像』の押し付けは逆効果でやんす。多様性を認めない社会ほど出生率が低下する傾向があるでやんすよ。」
ずん
「えー、じゃあこの冊子、逆効果ってことなのだ?」
やきう
「当たり前やろ。こんなん見たら若い女性が県外に逃げるわ。人口流出加速装置やんけ。」
かっぱ
「しかも『保健福祉部子ども子育て支援室次世代育成担当』って、名前が長すぎやろ。仕事増やすために部署作ったんちゃうか。」
でぇじょうぶ博士
「興味深いのは、この冊子を作った担当者たちは『善意』でやっていた可能性が高いでやんす。それが一番怖いでやんすね。」
でぇじょうぶ博士
「つまり、『女性のために』と思い込んで作ったんでやんす。まるで毒入りケーキを『美味しいから』と差し出すようなもんでやんすよ。」
やきう
「結局、お役所仕事の限界やな。現場感覚ゼロで机上の空論やっとる。」
かっぱ
「てか男性向けには何て書いてあるんや?まさか『年収1000万稼げ』とか書いてへんやろな。」
でぇじょうぶ博士
「それが問題の核心でやんす。女性には外見を、男性には経済力を求める...これこそが旧態依然としたジェンダー観でやんすね。」
やきう
「簡単や。『自分らしくいること』を推奨すればええだけやろ。コスト0円やで。」
かっぱ
「ほんまやな。わざわざ税金使って炎上させる必要ないわ。」
でぇじょうぶ博士
「実際、婚活成功者の調査では『自然体でいられる相手』を重視する回答が最多でやんす。つまり、この冊子は科学的根拠すらないでやんすよ。」
ずん
「それって、博士もモテないから自然体でいるってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「...おいらは研究に集中してるだけでやんす。」
やきう
「つまり、モテへんのを正当化しとるだけやんけ。博士、お前こそこの冊子必要やろ。」
かっぱ
「いや、博士には何着せても無駄やと思うで。」
でぇじょうぶ博士
「恐らく、有識者会議を開いて、多様性に配慮した新しい冊子を作るでやんす。そしてまた税金が使われるでやんす。」
やきう
「無限ループで草。最初から多様性考えとけばええのに。」
かっぱ
「結局、『控えめメイク』言うた担当者は異動で逃げるんやろなぁ。」
ずん
「むぅ...これって他の県でも起きそうなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「十分あり得るでやんす。地方自治体の婚活支援事業は全国で500以上あるでやんすからね。まるで地雷原を歩くようなもんでやんす。」
やきう
「次は『男は筋肉つけろ』とか言い出す県が出てきそうやな。」
かっぱ
「それはそれで問題やけど、ワイは賛成やで。」
ずん
「かっぱさん、屈強な肉体持ってるもんなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「結局、この問題の本質は『一律の正解を押し付けること』でやんす。婚活に必要なのは、自分に合ったパートナーを見つける多様なアプローチでやんすよ。」
やきう
「まぁ、ワイみたいなイケメンエリートには関係ない話やけどな。」
かっぱ
「お前、引きこもりのくせに何言うてんねん。」
ずん
「そういえば、この冊子って誰が実際に読んでたのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それが最大の謎でやんす。公開取りやめになる前のアクセス数は不明でやんすが、恐らく炎上してから急増したでやんす。」
やきう
「つまり、炎上商法成功しとるやんけ。皮肉やな。」
かっぱ
「でも知名度上がっても、マイナスイメージしかないやろ。」
ずん
「ボク、岩手県に行くの怖くなったのだ...控えめメイク警察に捕まりそうで。」
ずん
「あ、そっか。じゃあボクは自然体のまま岩手に行けるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「待つでやんす、ずん。自然体と無頓着は違うでやんすよ。おいらみたいに最低限の身だしなみは必要でやんす。」
やきう
「博士が身だしなみ語るとか、説得力マイナス100やで。」
かっぱ
「ほんまやな。説教する前に自分の研究室片付けろや。」
でぇじょうぶ博士
「強いて言えば、SNSでバズった人たちと、ニュースサイトでやんすかね。まるでハゲタカが死肉に群がるようなもんでやんす。」
かっぱ
「県の担当者はかわいそうやけどな。善意が裏目に出るって一番キツイやろ。」
ずん
「じゃあ、博士の研究も善意で裏目に出ることあるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「...おいらの研究は誰にも理解されてないから、裏目に出る以前の問題でやんす。」
ずん
「最後に、この騒動から学べることって何なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「『時代の変化に対応できない組織は淘汰される』という普遍的な真理でやんすね。恐竜が隕石で滅びたように、古い価値観も淘汰されるでやんす。」
やきう
「深いこと言うとるけど、お前も時代遅れのオタクやんけ。」
かっぱ
「ブーメランやな。みんな人のこと言えへんわ。」
ずん
「じゃあボクも時代遅れなのだ...?いや、待てよ。ボクは最先端の自然体スタイルなのだ!これが新時代の婚活メソッドなのだ!」