ずん
「なあなあ、日本の自殺者減ってるらしいけど、10代女子だけ爆増してんのマジなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「残念ながら事実でやんす。2016年から2024年で10代の自殺増加258人のうち、248人が女子でやんす。」
やきう
「ワイの世代は男の方が多かったのに、時代変わったんやな。」
ずん
「え、じゃあ何が原因なのだ?学校がキツいとか?」
でぇじょうぶ博士
「学校問題もあるでやんすが、2010年代半ば以降のスマホ・SNS普及が大きな転換点でやんすね。」
やきう
「ああ、インスタとかTikTokか。ワイもあれ見てると病むわ。」
かっぱ
「キラキラした投稿ばっかで、自分だけ取り残された気分になるんやろな。」
やきう
「お前、スマホ手放せるんか?ワイは無理や。」
でぇじょうぶ博士
「そこが問題でやんす。SNSは依存性が高く設計されてるでやんすからね。特に思春期の女子は人間関係に敏感でやんす。」
かっぱ
「いじめとかもネット経由で24時間追いかけてくるもんな。昔は学校終わったら逃げられたのに。」
でぇじょうぶ博士
「『SOSの出し方教育』とか『アウトリーチ』とか、色々やってるでやんすが、効果は出てないでやんすね。」
やきう
「相談窓口とか作っても、そもそも相談できへん子が死んどるんちゃうんか。」
かっぱ
「せやな。『助けて』って言える子はまだマシなんや。」
ずん
「じゃあどうすりゃいいのだ...って、ボクに聞かれても困るのだ。」
でぇじょうぶ博士
「根本的には、子どもを取り巻く環境全体を変える必要があるでやんす。学校、家庭、ネット空間、全部でやんす。」
やきう
「無理ゲーやん。日本の大人、そんな余裕ないで。」
かっぱ
「親も教師も疲弊しとるからなぁ。子どもの変化に気づく余裕がないんや。」
ずん
「なんか、大人が忙しすぎて子ども放置してる感じなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「的確でやんす。日本社会全体の余裕のなさが、最も脆弱な層に集中してるでやんすね。」
やきう
「しかも2024年は女子の自殺者数が男子超えたんやろ?ヤバすぎやろ。」
かっぱ
「統計取り始めて初めてやろな。こんなん異常事態や。」
ずん
「でもさ、男子は減ってるってことは、何か対策効いてるってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「いや、むしろ女子特有の問題が見過ごされてきた可能性が高いでやんす。」
やきう
「容姿へのプレッシャーとか、恋愛関係のトラブルとか、女子特有の悩みあるもんな。」
かっぱ
「SNSの『映え』文化も、女子の方が影響受けやすいんやろな。」
ずん
「じゃあ結局、スマホ取り上げるしかないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それも一案でやんすが、今の時代に完全に遮断するのは現実的じゃないでやんすね。」
やきう
「むしろ孤立が深まるだけやろ。友達との連絡手段がなくなるわけやし。」
かっぱ
「難しいとこやな。薬にも毒にもなるもんやから。」
ずん
「じゃあボクたち大人は何すりゃいいのだ...って、ボクまだ子どもなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「ずんはいつまで経っても子どものままでやんすね...。」
やきう
「草。でも真面目な話、これ他人事ちゃうで。自分の娘とか妹おったら怖いわ。」
かっぱ
「そやな。まずは身近な子の変化に気づくことからやな。」
ずん
「えー、でもボク人の気持ちとか分かんないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「...それが一番の問題でやんす、ずん。」
やきう
「お前みたいな無神経な大人が増えたから、子どもが追い詰められとるんちゃうか。」
ずん
「ぐぬぬ...じゃあボク、今日から優しくするのだ!...明日からでいい?」