ずん
「ついに日本初の女性総理が誕生したのだ!でも結局、経済政策なんて誰がやっても同じなんじゃないっすか?」
でぇじょうぶ博士
「それは大きな誤解でやんす。実は日本経済は今、30年ぶりの大チャンスに立っているでやんす。デフレ脱却、失業率低下、政府債務のGDP比も改善中でやんすからね」
やきう
「はぁ?チャンスやと?ワイらの給料は全然上がっとらんやんけ。むしろ韓国に負けとるし」
かっぱ
「そら韓国はサムスンが半導体工場にガンガン投資しとるからな。日本企業は内部留保ため込んで、ケチっとるだけやん」
ずん
「じゃあもう、外国の企業に日本で工場作ってもらえばいいんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「おお、それこそグリーンフィールド対日直接投資でやんす!TSMCが熊本に工場を建てたのがまさにそれでやんす。外国企業が日本に新しく工場を作れば、雇用も増えて技術も入ってくるでやんす」
やきう
「でもそれって、日本企業が負けを認めたってことやろ?プライドはどこ行ったんや」
かっぱ
「プライドで飯は食えへんやろ。むしろ外国企業と競争させた方が、日本企業も目ぇ覚ますんちゃうか」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。それに日本の土地利用は効率的だし、円安で人件費も安い。今こそ外資を呼び込む絶好のタイミングでやんす」
ずん
「でもボク、日本企業の終身雇用って安心できて好きなんだけどなぁ...」
やきう
「お前まだ学生やろ。就職もしとらんくせに何言うとんねん」
でぇじょうぶ博士
「終身雇用は悪いものじゃないでやんすが、年功序列で無能な高齢管理職ばかりが偉くなるのは問題でやんす。むしろ若くて優秀な人材を抜擢すべきでやんす」
かっぱ
「ほんまそれな。おっさん連中は会議で寝とるだけで高給取りやからな」
ずん
「じゃあボクみたいな若くて優秀な人材が重宝される時代が来るってことなのだ?」
やきう
「お前のどこが優秀やねん。昨日もバイト遅刻しとったやろ」
でぇじょうぶ博士
「それより重要なのは、日本のソフトウェア産業の弱さでやんす。デジタルサービスの貿易赤字は3兆円超えでやんす。これは製造業にも悪影響を及ぼしているでやんす」
かっぱ
「確かに日本人、ハードウェアは強いけどソフトは弱いイメージあるな」
ずん
「でもAIがあればプログラミングなんて簡単にできるようになるって聞いたのだ!」
でぇじょうぶ博士
「半分正解でやんす。AIは経験の浅いエンジニアを補助してくれるでやんす。だからこそ今、日本の教育機関はAIを使ったコーディング教育を先行すべきでやんす」
やきう
「でも結局、優秀なプログラマーは全員アメリカの巨大テック企業に引き抜かれるんちゃうか?」
かっぱ
「せやから自衛隊にエリートAIユニット作るんやろ。国防という名目で優秀な人材集めるんや」
ずん
「えっ、プログラマーが戦争するのだ?キーボードで?」
でぇじょうぶ博士
「...そういう意味じゃないでやんす。サイバー戦争やAI兵器開発の話でやんす。むしろ現代戦ではソフトウェアが最重要でやんす」
やきう
「ほな防衛費増やすんも悪くないな。アメリカみたいに軍事研究が民間技術に波及するかもしれへんし」
かっぱ
「インターネットもGPSも元々は軍事技術やったしな」
ずん
「じゃあ日本も戦争の準備しながら経済成長するってことなのだ?なんか矛盾してない?」
でぇじょうぶ博士
「矛盾してないでやんす。中国という巨大な脅威がある以上、防衛力強化は必須でやんす。そしてその過程で技術革新も促進されるでやんす」
やきう
「でも結局、税金上がるんやろ?ワイらの負担増えるだけやんけ」
でぇじょうぶ博士
「実は今回の提言には、財政支出をガンガン増やすような景気刺激策は含まれてないでやんす。むしろ構造改革が中心でやんす」
ずん
「構造改革って...なんか小泉純一郎っぽいのだ」
でぇじょうぶ博士
「まさにそうでやんす。高市早苗は小泉や安倍のような『例外的な指導者』になれるかが試されているでやんす」
やきう
「でも女やし、すぐ辞めさせられるんちゃうか。日本の政治ってそういうもんやろ」
ずん
「でもボク思うんだけど、結局みんな『日本すごい』って言いたいだけなんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「...痛いところを突くでやんすね。確かに『日本の復活』という物語に酔いたい人は多いでやんす。でも現実は、韓国に生活水準で負けているし、ソフトウェアでは完敗でやんす」
やきう
「ほんま屈辱的やわ。昔は『ジャパン・アズ・ナンバーワン』とか言われとったのに」
かっぱ
「過去の栄光にすがっとっても意味ないやろ。これからどうするかや」
ずん
「じゃあ結局、高市総理はなにをすればいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まず投資を増やす、企業文化を改革する、防衛研究を強化する、原発を再稼働する、バッテリー産業を育てる、ソフトウェア人材を育成する。この6つでやんす」
かっぱ
「全部やらなあかんのやろ。一つだけじゃ足りへんってことや」
ずん
「むむむ...でもボクが一番気になるのは、原発の再稼働なのだ。福島のこと忘れたのだ?」
でぇじょうぶ博士
「忘れてはいないでやんす。でも日本にはエネルギー資源がほとんどなく、化石燃料は輸入に頼るしかないでやんす。しかも戦時には中国に海路を封鎖される危険があるでやんす」
やきう
「せや、だから太陽光発電もっと増やせばええやん」
でぇじょうぶ博士
「だからこそ、既存の33基の原子炉を全て再稼働させるべきでやんす。すでに半分は動いていて、国民も罰してないでやんすからね」
ずん
「でもそれって『国民が文句言わないからやっちゃえ』ってことじゃないのだ?なんか怖いのだ...」
やきう
「お前ほんま臆病やな。リスクとベネフィット天秤にかけて判断するもんやろ」
かっぱ
「まあ確かに、エネルギー自給率上げんと経済も防衛も成り立たへんからな」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。高市政権の課題は山積みでやんすが、逆に言えばマクロ経済が安定している今こそ、構造改革に集中できる好機でやんす」
ずん
「じゃあもし高市総理がこの政策全部成功させたら、日本は復活するのだ?」
でぇじょうぶ博士
「完全な復活は無理でやんす。低出生率や資源不足は解決できないでやんすからね。でも成長軌道に乗せることは可能でやんす」
やきう
「結局、『マシになる』程度ってことやな。夢も希望もあらへんわ」
かっぱ
「いや、『マシになる』だけでもすごいことやろ。30年間停滞しとったんやから」
ずん
「でもボク、30年後には自分が老人になってるのだ...そう考えると、今のボクには関係ない気がするのだ」
でぇじょうぶ博士
「それこそが日本の最大の問題でやんす!若者が将来に希望を持てないから、投資も消費も子作りもしないでやんす」
やきう
「ほんまそれな。おまけに年金ももらえるかわからんし」
かっぱ
「まあでも、諦めたらそこで試合終了やからな」
でぇじょうぶ博士
「個人レベルでは、スキルを磨いて、変化に適応できる柔軟性を身につけることでやんす。特にソフトウェアとAIのスキルは必須でやんす」
やきう
「それって結局、自己責任論やん。政府は何もしてくれへんのか」
かっぱ
「政府に期待しすぎやろ。自分の人生は自分で切り開くもんや」
ずん
「むむむ...でもボク、そんなに頑張りたくないのだ」
でぇじょうぶ博士
「まあ、ずんの怠惰さは置いといて、高市政権の成否は日本の未来を大きく左右するでやんす。彼女が小泉や安倍のような『例外的な指導者』になれるか、注目でやんす」
かっぱ
「トランプとの蜜月関係も気になるとこやな。アメリカ頼みでええんか?」
ずん
「あ、そういえばトランプさん、高市総理のこと気に入ってるんだよね?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。でもアメリカとの良好な関係だけでは不十分でやんす。ヨーロッパ、インド、東南アジアとも輸出を増やすべきでやんす」
やきう
「結局、『誰とでも仲良くして商売しろ』ってことやな」
ずん
「でもさ、ボクが一番気になるのは、この記事書いた人が外国人ってことなのだ。日本人じゃないのに、なんでこんなに詳しいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「ノア・スミスは日本経済の専門家で、長年日本を研究しているでやんす。むしろ外部の視点だからこそ、客観的に問題点を指摘できるでやんす」
かっぱ
「でも言うてることは正論やろ。プライド捨てて聞く耳持たなあかんわ」
ずん
「じゃあもしかして、日本の政治家よりも外国人の方が日本のこと考えてくれてるってことなのだ?それって悲しくない?」
でぇじょうぶ博士
「...鋭い指摘でやんす。確かに当事者ほど問題が見えなくなることはあるでやんす」
ずん
「結局さ、高市総理がどんなにすごい政策やっても、ボクらの生活がすぐに良くなるわけじゃないんでしょ?だったらボク、とりあえず今日も家でゲームしてるのだ」