ずん
「200キロのバイクを起こすって、もはや人間業じゃないのだ!ボクなんて20キロのスーツケースすら持ち上げられないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ、ずん君の貧弱さは置いといて...白バイ隊員の訓練は東大合格より難しいと言われてるでやんす。つまり、頭脳と肉体の両方でトップクラスを求められる、まさに超人養成所でやんすよ」
やきう
「ワイ、昔バイク乗っとったけど、あんなん倒したら二度と起こす気せんわ。そもそも女性でそれやるとか、頭おかしいやろ」
ずん
「でも博士、小錦関を持ち上げるイメージって、逆に重すぎてダメなんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんすね。実はイメージトレーニングは重要で、具体的な重量感を持つことで筋肉の出力が向上するでやんす。ただし、小錦関が生きてるとなると話は別でやんすが」
やきう
「生きてる前提で考えるな気持ち悪い。つーか、東大より難しいとか言うけど、東大生は白バイ乗れんやろ?全く別物やん」
でぇじょうぶ博士
「確かにベクトルが違うでやんすが、おいらの計算では...じゃなかった、白バイ隊員の合格率は約3%、東大合格率も似たようなもんでやんす。しかも白バイは体力、精神力、技術の三位一体が必要で、一つでも欠けたら即脱落でやんす」
やきう
「で、結局その苦労して何になるんや?警察小説書くためか?人生設計ガバガバやん」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、松嶋さんは若い頃から小説を書いてたでやんす。ただ警察官時代はハードすぎて中断してたんでやんす。つまり、白バイ隊員という修羅場をくぐり抜けた経験が、リアルな警察小説の執筆に活きてるわけでやんすよ」
やきう
「ほーん。で、女性初とか言うけど、結局『初』って肩書きが欲しかっただけちゃうんか?」
でぇじょうぶ博士
「むしろ、女性初という重圧の中で200キロのバイクと格闘し続けたメンタルこそが凄いでやんす。おいらなんて、女性との会話で200gの重圧すら感じて逃げ出すでやんすからね」
やきう
「お前の話はどうでもええわ。しかし毎日訓練、訓練、訓練って、完全にブラック企業やん。労基法どこいったんや」
ずん
「警察は治安を守る側だから、労基法も守ってくれるはず...なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「残念ながら、警察も消防も自衛隊も、労働基準法の適用除外でやんす。まるで法の番人が法の外にいるという、皮肉な構造でやんすね」
やきう
「じゃあ働き放題やん。そら小説書く暇なんてないわな」
ずん
「でも退職後に時間ができて執筆活動再開したって、なんだかカッコいい展開なのだ」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。北日本文学賞や織田作之助賞も受賞してるでやんすから、才能は本物でやんす。警察小説というジャンルで、リアリティと物語性を両立させるのは至難の業でやんすからね」
やきう
「ワイも小説書こうかな。『なんJ民が異世界転生したら白バイ隊員になった件』とかどうや」
でぇじょうぶ博士
「最新作の『刑事ヤギノメ』は、体力はないが観察眼がピカイチの主人公でやんす。つまり、白バイ隊員時代とは真逆のキャラクター造形でやんすね。これは作者の経験の幅を感じさせるでやんす」
やきう
「体力ない刑事とか使えんやろ。犯人追いかけられへんやん」
ずん
「でも観察眼があれば、追いかけなくても犯人わかるかもなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。現代の捜査は物理的な追跡より、証拠の積み重ねと推理が重要でやんすからね。監視カメラも発達してるでやんすし」
ずん
「やきうくん、さっき東大の話してたくせに、頭脳戦をつまらんって言うのは矛盾してるのだ」
やきう
「うるさいわ。ワイは一貫性なんて求めてへん。その日の気分で生きとんねん」
でぇじょうぶ博士
「それはただの無責任でやんす...。ところで、松嶋さんは『女副署長』シリーズや『流警』シリーズも手がけてるでやんす。警察組織の様々な側面を描いてるでやんすね」
ずん
「博士、『流警』って何なのだ?流れる警察官なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「おそらく『流れ刑事』的な意味で、定住せずに各地を転々とする刑事の話でやんすかね。詳細はおいらも読んでないので分からないでやんすが」
ずん
「でも、女性副署長とか、現実にいるのかなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「最近は女性の警察官僚も増えてるでやんすよ。ただし、副署長クラスまで昇進するのは依然として少数派でやんす。つまり、松嶋さんの作品は現実の一歩先を描いてる可能性があるでやんす」
やきう
「フィクションやからな。そらなんでもありやろ」
やきう
「夢見て200キロのバイク起こせるんか?無理やろ。現実見ろや」
でぇじょうぶ博士
「しかし、夢を持つことと現実的な努力は両立するでやんす。松嶋さんはまさにそれを体現してる人でやんすね。白バイ隊員という夢を実現し、その経験を活かして作家という新たな夢も叶えたでやんす」
ずん
「なるほど...ボクも何か夢を持つべきなのだ?」
やきう
「お前の夢は寝ることやろ。もう叶っとるやん」
ずん
「ひどいのだ!でも、ちょっと本当なのだ...」
でぇじょうぶ博士
「まあ、誰もが松嶋さんみたいに超人的な努力ができるわけじゃないでやんす。大事なのは、自分なりのペースで何かに取り組むことでやんすよ」
やきう
「急に優等生みたいなこと言い出してキモいわ」
ずん
「でも博士、小説書くのって難しくないのだ?ボク、読書感想文すら書けなかったのだ」
でぇじょうぶ博士
「読書感想文と小説は別物でやんす。小説は自分の妄想を垂れ流せばいいだけでやんすが、読書感想文は他人の作品を理解して論じる必要があるでやんす。ある意味、後者の方が難しいでやんすよ」
やきう
「つまりお前も妄想垂れ流しとるだけか。研究論文と変わらんやん」
でぇじょうぶ博士
「おいらの研究は妄想じゃないでやんす!客観的データに基づいた...まあ、時々妄想も混ざるでやんすが」
ずん
「ところで、松嶋さんって今何歳なのだ?日本初の女性白バイ隊員ってことは、けっこう前の話なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「記事には明記されてないでやんすが、2005年に北日本文学賞を受賞してるでやんすから、少なくとも20年近く作家活動をしてるでやんすね。白バイ隊員時代を含めると、相当なキャリアでやんす」
やきう
「20年も小説書いて食えてるんか?すごいやん。ワイも小説家なろうかな」
ずん
「やきうくん、さっき小説書くとか言ってたのだ。やる気あるのかないのか、はっきりするのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それじゃ小説は書けないでやんす。松嶋さんは若い頃から書き続け、警察官時代は中断しても、また再開したでやんす。その継続力が今の成功に繋がってるでやんすよ」
ずん
「じゃあやきうくんは何を信じて生きてるのだ?」
やきう
「ワイは『今日できることは明日もできる』を信じとる」
でぇじょうぶ博士
「それ、ただの先延ばし癖でやんす...」
ずん
「でもさ博士、警察小説って読者層はどんな人たちなのだ?警察関係者なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「いや、むしろ一般読者の方が多いでやんす。警察の内部事情や捜査手法に興味がある人、社会派ミステリーが好きな人、あとは単純にエンタメとして楽しむ人など、幅広いでやんすよ」
やきう
「ワイは『相棒』とか『科捜研の女』とか見とるで。あれも警察もんやろ」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、小説は読者の想像力に委ねられる部分が大きいでやんす。ドラマは映像で全て提示されるでやんすが、小説は文字から情景を組み立てる必要があるでやんす。脳の使う部位が違うでやんすよ」
ずん
「ボクも実は活字苦手なのだ。漫画の方が好きなのだ」
でぇじょうぶ博士
「漫画も立派な文化でやんす。ただ、警察漫画と警察小説ではまた違った味わいがあるでやんすよ。小説の方がより内面描写や心理戦が詳細に描けるでやんす」
やきう
「で、結局『刑事ヤギノメ』は面白いんか?ステマちゃうんか?」
ずん
「ステマって...これインタビュー記事なのだ。ステマも何もないのだ」
やきう
「インタビューという名のステマやろ。世の中そんなもんや」
でぇじょうぶ博士
「まあ、やきう君の斜に構えた見方も一理あるでやんすが、作品の評価は読者が決めることでやんす。松嶋さんは実績もある作家でやんすし、少なくとも一定の質は保証されてるでやんすよ」
ずん
「観察眼がピカイチの刑事って、どんな活躍するのか気になるのだ!」
やきう
「どうせシャーロック・ホームズみたいなやつやろ。靴の泥見ただけで犯人の職業当てるみたいな」
でぇじょうぶ博士
「それはそれで面白いでやんすけどね。ただ、『体力はない』という設定が新鮮でやんす。通常、刑事ものは肉体派が多いでやんすから」
やきう
「口で言いくるめるんやろ。『君は有罪だ』って言うたら犯人が『はい、そうです』って自白するんや」
でぇじょうぶ博士
「実は、現実の刑事も体力より頭脳と交渉術が重要だったりするでやんす。取り調べは心理戦でやんすからね。200キロのバイクを起こすより、容疑者の心の扉を開く方が難しいでやんす」
でぇじょうぶ博士
「おいらは常にまともでやんす!...まあ、たまにズレることもあるでやんすが」
ずん
「でもさ、松嶋さんって結局、警察官時代と作家時代、どっちが楽しかったのかなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは本人にしか分からないでやんすが、おそらく両方に違った喜びがあったでやんす。警察官は直接的に社会に貢献できる実感があるでやんすし、作家は自分の世界を創造できる自由があるでやんす」
やきう
「ワイはどっちも嫌や。人のために働くのも、創造するのも面倒や」
やきう
「何もしたくないわ。ただ、金だけ欲しいねん」
ずん
「それ、ニート思考なのだ!でもボクもちょっと分かるのだ...」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ、二人とも堕落してるでやんすね。松嶋さんを見習って、何か目標を持つべきでやんす」
やきう
「目標とか持っても、どうせ挫折するやん。最初から持たん方がダメージ少ないで」
ずん
「やきうくんの人生哲学、ネガティブすぎるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「しかし、目標を持たないことも一つの生き方でやんす。ただし、それで幸せになれるかは別問題でやんすが」
やきう
「幸せとか要らんわ。ワイは不幸でええねん。その方が人生楽や」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ、話が脱線してきたでやんす。松嶋さんの話に戻すでやんすが、彼女の作品は『女副署長』シリーズなど、女性警察官を主人公にしたものが多いでやんす。これは自身の経験が大きく反映されてるでやんすね」
やきう
「そら当たり前やろ。経験してないことは書けんわ」
ずん
「でも、フィクションだから想像で書いてもいいんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「想像だけで書くこともできるでやんすが、経験に基づいたリアリティがあると作品に深みが出るでやんす。特に警察小説は細部の正確さが重要でやんすからね」
やきう
「細部が正確やったら面白いんか?そんなもん関係ないやろ」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、大いに関係あるでやんす。読者は嘘を見抜くでやんすよ。特に警察関係者が読んだら、『こんなこと現実にはありえない』って冷めるでやんす」
ずん
「なるほど...じゃあ松嶋さんの小説はリアリティがすごいってことなのだ」
やきう
「リアリティありすぎて、逆につまらんかもしれんで。現実は小説より奇なりって言うけど、現実そのまま書いてもエンタメにならんやろ」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんす。だからこそ、リアリティとエンタメ性のバランスが重要でやんす。松嶋さんはそのバランスを取るのが上手いと評価されてるでやんすよ」
ずん
「博士、ボクも警察小説書きたくなってきたのだ!」
やきう
「お前、警察の経験ないやろ。書けるわけないやん」
ずん
「でも妄想で書けばいいって博士が言ったのだ!」
でぇじょうぶ博士
「おいらはそんなこと言ってないでやんす...。妄想だけで書くなら、警察小説じゃなくてファンタジーを書くべきでやんす」
やきう
「『異世界転生したら白バイ隊員だった件』や。これでどうや」
ずん
「それ、さっき言ってたやつなのだ!やきうくん、本当に書く気あるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ...。まあ、松嶋さんの作品が気になった人は、ぜひ『刑事ヤギノメ』を手に取ってみるといいでやんす。文春文庫から好評発売中でやんすよ」
やきう
「急に宣伝モード入るな。やっぱステマやんけ」
ずん
「もういいのだ!とりあえず、ボクは松嶋さんみたいに200キロのバイクを起こせる人間になりたいのだ!」
やきう
「無理やろ。お前、階段上るだけで息切れしとるやん」
ずん
「...じゃあ、20キロのスーツケースを持ち上げられる人間を目指すのだ!」