ずん
「おこめ券って、なんか良さげな響きなのだ!でも実は税金4000億円がJAに流れるって、これもう国家ぐるみの振り込め詐欺じゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「おっと、ずん君も嗅覚が鋭くなってきたでやんすね。500円払って440円分のコメしか買えない、つまり60円は発行元のポッケにナイナイでやんす。」
やきう
「ワイ、計算したらビビったわ。4000億円の12%って480億円やんけ。これ、国民一人当たり400円以上をJAに寄付してるようなもんやで。」
かっぱ
「山形のJA会長と農水大臣が『親密な関係を公言』って、もうそれ隠す気ないやん。堂々としすぎやろ。」
でぇじょうぶ博士
「まさに『癒着』の教科書のような構造でやんす。選挙区のJA会長とズブズブの関係で、その会長が発行元のJA全農会長も兼任してるでやんす。これ、利益相反の見本市でやんすよ。」
ずん
「でもさ、コメって日本の主食なのだ。農家を助けるのは良いことじゃないのだ?」
やきう
「甘いで、ずん。これ、農家じゃなくてJAという組織を太らせてるだけや。農家に直接お金渡した方が100倍マシやろ。」
かっぱ
「しかも『史上最高値のコメ』を買わせるって、価格操作まで疑われとるやん。完全に消費者バカにしとるわ。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。通常、市場メカニズムでは高すぎる価格は淘汰されるでやんすが、税金投入でJAの高値維持を支援してるわけでやんす。まるでゾンビ企業を延命させるようなもんでやんすね。」
やきう
「①鈴木農水大臣→選挙区のJAから支援もらえる、②JA全農→480億円ゲット、③全米販→マージンでウハウハ。完全にWin-Win-Winや。国民?知らんがな。」
かっぱ
「印刷代や流通経費込みで60円って言うとるけど、そんなアホみたいに高いわけないやろ。どう考えても中抜きやん。」
でぇじょうぶ博士
「おっしゃる通りでやんす。商品券の発行コストなんて、せいぜい数%でやんすからね。12%は明らかに異常でやんす。」
ずん
「でもさ、これって補正予算の『重点支援地方交付金』から出るんでしょ?自治体が自由に使えるお金じゃないのだ?」
やきう
「『自由に使える』っていう建前で、実際は『おこめ券の活用を促す特別枠』って誘導しとるんや。これ、詐欺師の手口そのものやで。」
かっぱ
「自治体も断りにくいやろうな。農水省と農協からのプレッシャーあるやろし。」
でぇじょうぶ博士
「構造的には、政治家→官僚→自治体→JAという『指示の流れ』と、JA→政治家という『献金や票の流れ』が循環してるでやんす。まさにマネーロンダリングの合法版でやんすね。」
ずん
「それって、結局おいらたちの税金がグルグル回って、最終的にJAに吸い取られるってことなのだ?」
やきう
「せや。しかもコメの価格は高止まりしたまま。国民は高い税金払って、さらに高いコメ買わされるダブルパンチや。」
かっぱ
「農家のためっていう大義名分があるから、誰も文句言いにくいんやろな。でも実際は農家素通りでJAが儲かるだけっていう。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。本当に農家を助けたいなら、直接補助金を渡すか、流通コストを下げる改革をすべきでやんす。でも、それだとJAという中間搾取者が困るでやんすからね。」
ずん
「じゃあボク、この制度に反対するのだ!...あれ、でもボク選挙権持ってないや。」
やきう
「お前、何歳やねん。ていうか、選挙権あっても山形県民じゃなきゃ鈴木大臣落とせへんやろ。」
かっぱ
「そもそも、この手の癒着って地方の農協票で固められとるから、選挙で落とすのほぼ無理やで。」
でぇじょうぶ博士
「残念ながら、構造的な問題でやんすからね。農協は組織票を持ってるし、メディアも農家批判と取られたくないから及び腰でやんす。」
ずん
「うーん、じゃあボクたちにできることって何なのだ?せめてこのコメ券は使わない方がいいのだ?」
やきう
「使わんかったら使わんで、自治体が『交付金余った』言うて返納せなあかんから、結局別の無駄遣いに回されるだけや。詰んでるで。」
かっぱ
「要は、税金の使い道を監視し続けるしかないってことやな。面倒くさいけど、それが民主主義のコストや。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。この記事のように、メディアが問題を指摘し続け、国民が関心を持ち続けることが唯一の抑止力でやんす。」
ずん
「でもさ、結局ボクらが騒いだところで、4000億円はもう予算に組み込まれてるんでしょ?今さら止められないのだ?」
やきう
「せや。だから次の選挙で覚えとけってことや。まあ、どうせ国民なんて3日で忘れるけどな。」
かっぱ
「おいおい、そんな諦めたらあかんやろ。せめて地元の議員に意見送るとか、SNSで拡散するとかあるやん。」
でぇじょうぶ博士
「かっぱさんの言う通りでやんす。声を上げ続けることで、次の同じような政策を防ぐことができるでやんす。」
ずん
「わかったのだ!ボク、今日からコメじゃなくてパン食べるのだ!これでJAを干上がらせてやるのだ!」
やきう
「お前、小麦はアメリカからの輸入で農林水産省管轄やぞ。結局、農水省にお布施してるのは変わらんやんけ。」
かっぱ
「しかも、パンの原材料費に占める小麦の割合なんて2割程度やで。残りは加工費と流通マージンや。」
でぇじょうぶ博士
「つまり、食料品である限り、どこかで必ず税金や中間マージンが絡んでくるでやんす。完全に逃げることは不可能でやんすね。」
ずん
「じゃあボク、霞でも食べて生きていくのだ!仙人になるのだ!」