# ディスカッション
サクラクレパスAIポスター問題
ずん
「老舗文具メーカーがAIイラストでやらかしたのだ!これはクリエイター軽視の証拠なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、ずん君。単純な話ではないでやんす。まず、スペインの販売子会社が勝手にやったことで、本社のチェック体制が甘かったという構造的問題でやんすよ。」
やきう
「ワイ思うんやけど、クレパス作る会社がAIイラスト使うとか、ラーメン屋がカップ麺出すようなもんやろ。」
ずん
「確かにそうなのだ!絵を描く道具を売ってる会社が、AIで絵を描いちゃダメなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、そこは違うでやんす。問題の本質は『使ったこと』じゃなくて『隠したこと』と『チェック体制の不備』でやんす。透明性が欠如していたのが致命的でやんすね。」
やきう
「でもな、販促ポスターごときでここまで炎上するとか、日本人どんだけ暇なんや。」
ずん
「...でもボク、AIイラストって便利だと思うのだ。正直、絵が下手な人間には救世主なのだ。」
でぇじょうぶ博士
「それはそうでやんすが、サクラクレパスは『クリエイティビティの象徴』みたいな企業イメージがあるでやんすからね。マクドナルドが突然ビーガンレストランに転身するようなものでやんす。」
やきう
「結局、企業イメージと実態が乖離してたってことやな。ブランド管理の失敗や。」
ずん
「じゃあ今後、文具メーカーはAI使えないってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そんなことはないでやんす。ただし、『AI使用を明記する』『人間のアーティストとコラボする』『社内チェック体制を強化する』という三段構えが必要でやんすね。透明性が全てでやんす。」
やきう
「つまり、隠れて使うからアカンってことやな。堂々とAI使いましたって言えばええねん。」
ずん
「でも正直に言ったら、それはそれで叩かれそうなのだ...」
でぇじょうぶ博士
「そこが難しいところでやんすね。現代は『AIアレルギー』と『AI推進派』が真っ二つに分かれているでやんす。まるで犬派と猫派の永遠の対立構造でやんすよ。」
やきう
「結局どっちに転んでも炎上する時代やんけ。企業の広報担当、胃潰瘍なるで。」
ずん
「じゃあボクはどうすればいいのだ?絵が下手だからAI使いたいけど、叩かれたくないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「簡単でやんす。『AI補助ツールとして使用しました』と明記して、最終的に人間の手でブラッシュアップすればいいでやんす。ハイブリッド戦略でやんすね。」
やきう
「要するに、全部AIに丸投げするんやなくて、下書きだけAIにやらせて仕上げは人間がやるってことか。」
ずん
「なるほどなのだ!じゃあボクも今度からそうするのだ!...って、ボク絵描かないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「...そもそもずんはクリエイティブな仕事してないでやんすからね。関係ない話でやんす。」
やきう
「お前ほんま、話に入ってくるだけ入ってきて、結局当事者じゃないパターン多すぎやろ。」
ずん
「でも考えてみたのだ。サクラクレパスって子供向けの商品も多いから、AIイラスト使ってるのバレたら『子供の創造性を否定してる』って言われそうなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんすね、ずん君。実際、教育現場でのAI使用は賛否両論でやんす。『考える力が失われる』派と『新しいツールを使いこなす力こそ重要』派が対立しているでやんすよ。」
やきう
「でもな、電卓が出た時も『暗算能力が失われる』って騒がれたやろ。結局、時代が進めばみんな慣れるんや。」
ずん
「じゃあ10年後には、AIイラスト問題なんて『昔はそんなことで騒いでたんだね』って笑い話になってるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「可能性は高いでやんすね。ただし、『人間のクリエイターの権利保護』という課題は残り続けるでやんす。技術は進歩しても、倫理的な議論は永遠に続くでやんすよ。」
やきう
「結局、サクラクレパスは『時代の変わり目に運悪く踏んだ地雷』ってわけやな。可哀想に。」
ずん
「でもこれ、逆にチャンスなのだ!今から『AIと人間のハイブリッド創作支援企業』として生まれ変わればいいのだ!新しいブランドイメージなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...ずん君、たまにいいこと言うでやんすね。確かに、ピンチをチャンスに変える発想は重要でやんす。『AIクレパス』とか出したら面白いでやんすよ。」
やきう
「AIクレパスって何やねん。描いた絵を自動で補正してくれるクレパスか?それはそれで需要ありそうやけど。」
ずん
「でしょでしょ!ボク天才なのだ!...あれ、でもそれってもうデジタルペンでよくない?」
でぇじょうぶ博士
「...結局、アナログ文具の存在意義まで問われる話になってしまったでやんすね。これは深刻でやんす。」
やきう
「お前ら、話が壮大になりすぎや。結論、サクラクレパスは謝って終わりってだけの話やろ。」
ずん
「でもボク思ったのだ。今回の件で一番得したのは、他の文具メーカーなのだ。『うちはちゃんと人間が描いてます!』ってアピールできるチャンスなのだ!これで漁夫の利を得た会社の株を今すぐ買うべきなのだ!」