ずん
「池袋のガールズバーで売春強要事件とか、もう日本終わってるのだ。」
かっぱ
「ブスやから体売れって、お前が一番ブスやろがい。」
でぇじょうぶ博士
「GPS監視とか、もはやブラック企業というより刑務所でやんすね。」
ずん
「でも、3ヶ月で600万円稼げるなら、普通の仕事より効率いいんじゃないのだ?」
かっぱ
「お前アホか。1日3000円しか貰えへんのやぞ。」
でぇじょうぶ博士
「計算すると1日約7万円稼いで、食費が3000円。まるで養鶏場の鶏でやんす。」
ずん
「え、じゃあ店長は月200万円くらい搾取してたってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「しかも数十カ所の打撲痕って、もはや格闘技の選手並みでやんす。」
ずん
「まあでも、客が1万円払ってたってことは、需要があったってことなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「立ちんぼ市場の経済学を語り始めるとは...ずんの倫理観はマリアナ海溝より深い場所にあるでやんすね。」
ずん
「だってさ、大久保公園って夜間パトロールしてるのに摘発されないってことは、警察も見て見ぬふりしてたってことじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「確かに、400人も相手にするまで発覚しなかったのは不自然でやんす。まるで『釣った魚に餌はやらない』を地で行く行政でやんすね。」
ずん
「ボク頭いいのだ。ところで、この店長39歳って、ボクと同世代なのだ。」
ずん
「でもさ、雇われ店長が月200万円稼げるビジネスモデル作れるなら、合法的にやればよかったのに...頭悪いのだ。」
でぇじょうぶ博士
「ずんが犯罪者を頭悪い呼ばわりする日が来るとは...おいらの計算外でやんした。」
かっぱ
「まあ確かに、普通にガールズバー経営しとけば逮捕されへんかったのにな。」
ずん
「そうそう。ボクなら絶対合法的にやるのだ。だってボク優秀なエリート会社員だし。」
でぇじょうぶ博士
「それよりも気になるのは、この田野和彩という21歳の従業員でやんす。なぜ共犯になったのか...」
ずん
「え、若い女の子なのに加害者側なのだ?被害者じゃなくて?」
でぇじょうぶ博士
「恐らく洗脳されていたか、あるいは自分も同じ目に遭っていた可能性があるでやんす。DVの連鎖みたいなもんでやんすね。」
ずん
「なるほど...でもさ、A子さんって不起訴になったんでしょ?じゃあ結果オーライなのだ。」
かっぱ
「結果オーライって...お前の脳みそキャベツか?」
でぇじょうぶ博士
「3ヶ月間休みなしで400人...つまり1日平均4〜5人でやんす。これは肉体的にも精神的にも完全に破壊されるレベルでやんす。」
ずん
「でもさ、A子さんも最初は同意してたんじゃないのだ?後から文句言うのはどうかと思うのだ。」
かっぱ
「お前ホンマに最低やな。GPS監視されて殴られとるんやぞ。」
でぇじょうぶ博士
「同意の上でも、暴行と監視があれば強要でやんす。ずんの理論だと、拉致されても最初に車に乗ったから自己責任になるでやんす。」
かっぱ
「分かればええんや。で、この店はまだ営業しとるんか?」
でぇじょうぶ博士
「恐らく閉店でやんすね。オーナーは別にいたらしいでやんすが、この手の店は大体ダミー会社経由でやんす。」
ずん
「じゃあオーナーは逃げ切ったってことなのだ!ずるいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあ、こういう事件が氷山の一角だとしたら、日本の夜の業界は地獄絵図でやんすね。」
ずん
「でもさ、需要がある限り供給もあるわけで、結局市場原理なのだ。」
かっぱ
「お前、さっきから経済学ばっか語っとるな。」
でぇじょうぶ博士
「ずんの中では、人権より市場原理の方が優先順位が高いみたいでやんすね。さすが優秀なエリート会社員でやんす(棒読み)」
ずん
「ボクは現実を見てるだけなのだ!綺麗事言ってても何も変わらないのだ!」
かっぱ
「せやけど、お前みたいな考えの人間が増えたら、社会全体がこの店長みたいになるで。」
でぇじょうぶ博士
「実際、こういう搾取構造は風俗業界だけじゃなく、普通の会社にも存在するでやんす。形を変えた奴隷制度でやんすね。」
ずん
「じゃあボクの会社もブラックってことなのだ?」
かっぱ
「お前、会社行っとらんて何回言わせるんや。」
でぇじょうぶ博士
「ところでずん、もしずんがこの店長の立場だったらどうするでやんすか?」
ずん
「そ、そもそもボクはそんな店経営しないし...でも、もし経営するなら...合法的に...」
ずん
「...ちゃんと給料払って、労働基準法守って...」
ずん
「だ、だって!ボクは真面目だし!こんな鬼畜なことできないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「おや、急に善人面でやんすね。さっきまで市場原理とか言ってたのに...」
かっぱ
「結局、自分が加害者になる想像したら急に怖なったんやろ。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、それが普通の反応でやんすけどね。この店長が異常なだけでやんす。」
ずん
「でもさ、この店長も最初は普通の人だったんじゃないのだ?何かのきっかけでこうなっちゃったんじゃ...」
でぇじょうぶ博士
「確かに、39歳という年齢を考えると、人生のどこかで道を踏み外したんでやんすね。」
ずん
「だから、ボクは絶対に踏み外さないように、今のうちから引きこもっておくのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ずんの予防策、斜め上すぎて草でやんす。」
ずん
「だって、社会に出なければ悪いこともしないし、完璧な防犯対策なのだ!」