ずん
「なんかアマゾンの原住民が突然キレて襲撃してきたらしいのだ。これ完全にバイオハザードの始まりじゃね?」
でぇじょうぶ博士
「違うでやんす。これは文明という名のウイルスに侵食された彼らの悲鳴でやんす。」
やきう
「ほーん。で、何が問題なん?ワイらが便利に暮らして何が悪いんや。」
ずん
「そうなのだ!ボクたちが森を開発して何が悪いのだ!」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ...。イゾラドという未接触部族が10年ぶりに現れて、『ムカチリ(服)を着た奴らが悪い』と訴えていたでやんす。その現場にはアルミ鍋が落ちていたでやんす。」
やきう
「アルミ鍋?それがどないしたんや。ワイも持っとるで。」
でぇじょうぶ博士
「それが伐採業者の痕跡でやんす。つまり、文明人が彼らのテリトリーに土足で踏み込んだ証拠でやんすよ。」
ずん
「え、それだけで怒るとか沸点低すぎなのだ。ボクなんか毎日上司に理不尽に怒られても我慢してるのだ。」
やきう
「お前が無能なだけやろ。イゾラドは正当な防衛反応しとるだけや。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。彼らにとって森は全てでやんす。それを破壊されるのは、おいらの研究室を燃やされるのと同じくらいの絶望でやんす。」
ずん
「むぅ...でもアルミ鍋ぐらいで襲撃とか過剰反応すぎなのだ。話し合いで解決できないのだ?」
やきう
「アホか。お前、強盗が家に入ってきて『話し合いましょう』って言うんか?」
でぇじょうぶ博士
「しかも彼らには10年の時間経過があったでやんす。その間、森の奥深くまで伐採が進んだということでやんす。まるで、じわじわと首を絞められているようなもんでやんす。」
やきう
「単純やなぁ。その伐採業者も生活かかっとるんやで。悪いのは構造全体や。」
でぇじょうぶ博士
「やんすね。これは文明社会全体の問題でやんす。おいらたちが便利さを求める限り、どこかで誰かが犠牲になるでやんす。」
ずん
「難しすぎるのだ...。じゃあボクたちはどうすればいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まずは知ることでやんす。この記事のように、彼らの声なき声を可視化することが第一歩でやんす。」
やきう
「ほんで?知ったところで森林伐採は止まらんやろ。綺麗事言うな。」
でぇじょうぶ博士
「確かに即座には止まらないでやんす。でも、消費者の意識が変われば企業も変わらざるを得ないでやんす。おいらたち一人一人の選択が、遠く離れたアマゾンの運命を左右しているでやんす。」
ずん
「なるほど...つまりボクが安い家具を買うのをやめれば、イゾラドは救われるのだ?」
やきう
「そんな単純な話ちゃうわ。でも無関係でもないな。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。グローバル経済という網の目で、全てが繋がっているでやんす。イゾラドの悲劇は、おいらたちの便利さの対価でやんすよ。」
ずん
「重い話なのだ...。じゃあボク、明日からフリマアプリで中古家具買うことにするのだ!エコでお財布にも優しくて、イゾラドも救えて一石三鳥なのだ!」