ずん
「デジタルって万能なのだ!ボタン一つでなんでもできるはずなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それは大きな誤解でやんす。デジタルイラストは魔法じゃないでやんすよ。」
やきう
「ワイもExcelで絵描けると思っとったわ。全部数式でなんとかなるやろ。」
ずん
「じゃあ3Dモデルみたいにグリグリ回せないってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。2Dイラストは一枚一枚、手描きの延長でやんす。角度を変えるということは、描いてない部分を新たに創造する必要があるでやんすよ。」
やきう
「え、じゃあ後ろ向きの人間を前向きにするのも無理なんか?」
でぇじょうぶ博士
「当たり前でやんす!描いてない顔をどこから持ってくるんでやんすか。念写でもするつもりでやんすか?」
ずん
「でも納品直前に言われるって、クライアントも悪気はないんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「悪気がないのが一番タチが悪いでやんす。まるで完成したケーキに『スポンジを二段から三段にしてくれ』と言うようなもんでやんすよ。」
やきう
「それ、全部作り直しやんけ。クリエイター発狂するわ。」
ずん
「じゃあどうすればいいのだ?最初に全部決めるしかないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。構図や配置は、線画を入れる前段階で確定させるのが鉄則でやんす。後から変更すると、時給換算で涙が出るでやんすよ。」
でぇじょうぶ博士
「この問題は、動画でもフィギュアでもハンドメイドでも同じでやんす。『ちょっとの修正』が『全部やり直し』になることを理解してほしいでやんすねぇ。」
やきう
「まぁでも、クライアントからしたら『デジタル=簡単』って思うのも分からんでもないわ。」
ずん
「そうなのだ!コピペとか、修正ツールとかあるじゃないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それは写真加工の話でやんす。イラストは一から描く芸術でやんすよ。むしろ、そういう誤解が広がったせいで、クリエイターが苦しんでるでやんす。」
やきう
「AIイラストが出てきて、さらに誤解が深まりそうやな。」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。AI生成なら角度変更も簡単にできるでやんすが、手描きイラストとは全く別物でやんす。混同されると、さらに地獄でやんすよ。」
ずん
「じゃあクリエイターはどうすればいいのだ?最初に説明するしかないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。契約時に『この段階以降の大幅な修正は追加料金』と明記するのが一番でやんす。プロとしての自衛策でやんすよ。」
やきう
「でも、それ言うと『融通が効かないヤツ』って思われそうやな。」
ずん
「そうなのだ!結局クリエイターが泣き寝入りするしかないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「いや、教育でやんす。クライアント側も制作工程を理解する努力が必要でやんすよ。無知は罪でやんす。」
やきう
「無知は罪って、お前が一番無知なのは恋愛市場やけどな。」
ずん
「ボク思ったんだけど、最初から360度回転できるキャラクター作っておけば解決なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それ3Dモデルでやんす。2Dイラストの仕事じゃないでやんす。」
ずん
「じゃあ最初から3D使えばいいじゃないのだ!完璧な解決策なのだ!」