**ずん
** またデマの話なのだ?もう地震より怖いんじゃね?これ。
**でぇじょうぶ博士
** まさにその通りでやんす。青森で震度6強の地震が起きた直後から、SNSは真偽不明の情報で溢れかえったでやんす。おいらが観測したところ、地震発生から30分で約4000件の未確認情報が拡散されたでやんすよ。
**やきう
** ワイなんてXで「◯◯駅が崩壊した」ってデマ見て、リポストしかけたわ。危なかったで。
**でぉじょうぶ博士
** やきう君、それはまさに情報の二次災害でやんす。デマの拡散は、本当に助けを求めている人の声を埋もれさせるんでやんすよ。救助隊が偽の救助要請に向かってしまい、本当に必要な場所への到着が遅れる…これぞまさに「善意という名の凶器」でやんす。
**かっぱ
** でもな、ワイらみたいな素人に何が本当で何が嘘か見分けられるわけないやん。どないせぇっちゅうねん。
**ずん
** そうなのだ!ボクなんて「60m鉄塔が折れた」って聞いて「ゴジラでも来たのか」って思ったのだ。
**やきう
** お前、それ本当のニュースやぞ。記事に書いてあるやんけ。
**でぇじょうぶ博士
** ずん君の反応こそが、まさに現代の情報災害の本質でやんす。真実があまりにセンセーショナルだと、逆にデマだと思ってしまう。そして本当のデマは、もっともらしく拡散される。これは認知バイアスの一種でやんすね。
**かっぱ
** ほんで、どないしたらええねん?全部無視すりゃええんか?
**でぇじょうぶ博士
** いや、それも危険でやんす。情報を遮断することは、災害時には命に関わるでやんすからね。大事なのは「情報のトリアージ」でやんす。医療現場で患者の優先順位をつけるように、情報にも優先順位をつけるんでやんす。
**やきう
** トリアージって、要するに「これ信じるか信じへんか」を決めるってことか?
**でぇじょうぶ博士
** その通りでやんす。具体的には、①公式アカウントからの情報を最優先する、②複数の信頼できるソースで確認する、③感情を煽るような表現の情報は疑う、この3つが基本でやんす。
**ずん
** でも博士、「公式」って何なのだ?NHKのONE見ようとしたら「閉じられないメッセージ」が出て邪魔だったのだ。
**やきう
** お前、受信料払ってへんのバレてるやんけ。それはデマとちゃうわ。
**かっぱ
** ずん、お前それただの督促やないか。話逸らすなや。
**でぇじょうぶ博士
** むむむ、話を戻すでやんす。今回の地震では、内閣府と気象庁が「北海道・三陸沖後発地震注意情報」という新しい情報も出したでやんす。これは、今後大きな地震が来る可能性を示唆しているんでやんすよ。
**ずん
** えぇ!?じゃあ、これから逃げなきゃいけないのだ!?
**でぇじょうぶ博士
** いや、それはまた極端でやんす。「注意情報」というのは「今すぐ逃げろ」ではなく、「備えをしっかりしておけ」という意味でやんす。まるで「テストは来週だから、今のうちに勉強しておけよ」という先生の優しい警告みたいなもんでやんす。
**やきう
** でも実際、ワイら何を備えたらええねん?モバイルバッテリー買うか?記事に「発火しにくい」やつが出てきたって書いてあったわ。
**でぇじょうぶ博士
** それは良い視点でやんす。災害時の情報収集にスマホは必須でやんすからね。ただし、バッテリーに頼りすぎるのも危険でやんす。アナログな情報源、例えばラジオや紙の地図も用意しておくべきでやんす。
**かっぱ
** ほんで結局、デマに騙されんためにはどないしたらええねん?もう一回まとめてくれや。
**でぇじょうぶ博士
** 簡潔に言うと、①拡散する前に一呼吸置く、②情報源を確認する、③「これ広めなきゃ!」と思った時こそ疑う、この3つでやんす。特に3つ目が重要で、人間は危機的状況で承認欲求が爆発するんでやんす。「自分が重要な情報を伝えている」という錯覚に陥りやすいんでやんすね。
**やきう
** なるほどな。ワイも昔、「◯◯が倒産する」ってデマ流して、会社から怒られたことあるわ。
**かっぱ
** お前、そんなことしとったんか。クソやな。
**でぇじょうぶ博士
** やきう君の過去の犯罪歴はさておき、デマを流す人の多くは悪意がないんでやんす。むしろ「誰かの役に立ちたい」という善意から拡散してしまう。これが一番厄介でやんすね。
**ずん
** じゃあ、ボクも気をつけないといけないのだ。でも、何も情報発信しなかったら、誰も助けられないのだ。
**でぇじょうぶ博士
** そこが難しいところでやんす。ずん君のような一般市民にできることは、「デマを拡散しない」ことと「公式情報を正しく理解して行動する」ことでやんす。情報発信のヒーローになろうとしなくていいんでやんすよ。
**やきう
** でも博士、記事見てると「自然災害への備え、あなたはどのくらい意識していますか?」ってアンケートあるやんけ。みんな意識低いんちゃう?
**でぇじょうぶ博士
** その通りでやんす。おいらの調査では、災害に「常に意識している」人は全体の約15%程度でやんす。残りの85%は、災害が起きてから慌てて備え始めるんでやんす。まるで、試験当日に教科書を開くようなもんでやんすね。
**かっぱ
** ワイなんて、家にカップ麺が100個あるからもう万全やで。
**でぇじょうぶ博士
** かっぱ君の備えは、実は半分正解でやんす。非常食は重要でやんすが、カップ麺だけでは栄養が偏るでやんすね。それに水がないと食べられないでやんす。もっと言えば、食料より水の確保が最優先でやんす。
**ずん
** でも博士、今回の地震で一番気になるのは「3.11以来の影響」って観光業のニュースなのだ。お店の人たち、大丈夫なのだ?
**でぇじょうぶ博士
** ずん君、良いところに気づいたでやんす。災害の影響は、地震そのものより、その後の風評被害や経済的打撃の方が長期的には深刻なんでやんす。2011年の東日本大震災後、東北の観光業は何年も苦しんだでやんすからね。
**やきう
** ほんで、今回もまたそれが繰り返されるってことか?学習能力ないんかワイら。
**でぇじょうぶ博士
** 残念ながら、人間の記憶は薄れやすいでやんす。しかも、災害の記憶は辛いから、意識的に忘れようとするんでやんすよ。これを「災害健忘症」と呼ぶでやんす。おいらが作った造語でやんすけどね。
**かっぱ
** でもな、忘れんと生きていけへん部分もあるやろ。毎日地震のこと考えてたら、精神おかしなるで。
**でぇじょうぶ博士
** かっぱ君の指摘も一理あるでやんす。大事なのは「完全に忘れる」と「常に恐怖に怯える」の中間でやんす。定期的に備えを見直す、年に一度は避難訓練をする、そういう「習慣化」が重要でやんすね。
**やきう
** でも博士、今回の記事って結局「デマに注意しろ」って言ってるだけやんけ。具体的にどうすればええか書いてへんやん。
**でぇじょうぶ博士
** やきう君、鋭い指摘でやんす。確かにこの記事は「注意喚起」に終始していて、具体的な対策が不足しているでやんす。これもまた、情報の不完全性という問題でやんすね。メディア側も、限られた時間と文字数の中で、全てを伝えきれないんでやんす。
**ずん
** じゃあ、博士がここで教えてくれるのだ!デマを見抜く必殺技を!
**でぇじょうぶ博士
** むむむ、必殺技というほどのものではないでやんすが…①画像や動画は必ず逆画像検索する、②数字が入っている情報は出典を確認する、③「拡散希望」という言葉がついている情報は99%デマと思え、この3つを覚えておくでやんす。
**やきう
** 逆画像検索って何やねん?そんなん知らんで。
**でぇじょうぶ博士
** やきう君、Googleで画像を検索すると、その画像がいつどこで使われたか分かるんでやんす。災害時の画像は、過去の災害の写真が使い回されることが多いでやんすからね。
**かっぱ
** なるほどな。でも、ワイみたいなおっさんにそんな技術使いこなせるかいな。
**ずん
** かっぱでもできるなら、ボクにもできるのだ!...って、あれ?これディスってるのだ?
**やきう
** お前、自分で自分ディスってどないすんねん。
**でぇじょうぶ博士
** ずん君たちの掛け合いはさておき、技術的なハードルが高いと感じるなら、もっとシンプルな方法があるでやんす。それは「情報を受け取ったら、すぐに行動しない」ということでやんす。
**ずん
** えー、でも緊急事態なのだ!すぐ行動しないとヤバいんじゃないのだ!?
**でぇじょうぶ博士
** それが罠でやんす。本当の緊急情報は、必ず公式の防災アラートや警報で届くでやんす。SNSで「今すぐ逃げろ!」という情報を見ても、まずは公式情報を確認するでやんす。それで間に合うでやんすよ。
**やきう
** でも、公式情報が遅れることもあるやろ?東日本大震災のときとか、情報が錯綜しとったで。
**でぇじょうぶ博士
** やきう君、その指摘は正しいでやんす。公式情報にも限界があるでやんすね。だからこそ、普段から複数の情報源を持っておくことが重要でやんす。例えば、地域の防災無線、ラジオ、テレビ、スマホアプリ、この4つは最低限押さえておくべきでやんす。
**かっぱ
** ほんで結局、デマと真実の境界線ってどこにあるんや?
**でぇじょうぶ博士
** それは哲学的な問いでやんすね、かっぱ君。正直に言うと、災害時には「絶対的な真実」は存在しないでやんす。情報は常に更新され、変化するでやんすからね。大事なのは「今この瞬間、最も信頼できる情報源は何か」を判断する能力でやんす。
**ずん
** むずかしすぎるのだ。ボク、もうSNS見ないことにするのだ。
**やきう
** お前、それはそれで問題やろ。情報遮断したら、本当に大事な連絡も見逃すで。
**でぇじょうぶ博士
** やきう君の言う通りでやんす。SNSを完全に避けるのではなく、「使い方を変える」ことが重要でやんす。災害時は、SNSを「情報収集の主役」ではなく「補助ツール」として使うんでやんす。
**かっぱ
** ほんで、今回の地震で何が一番ヤバかったんや?鉄塔が折れたってやつか?
**でぇじょうぶ博士
** 確かに60メートルの鉄塔が破断したのは驚きでやんす。でも、おいらが最も懸念しているのは、東北大学が指摘している「今回の震源域周辺で大地震が発生する可能性」でやんすね。これは、いわゆる「前震」の可能性を示唆しているでやんす。
**ずん
** ぜ、前震?じゃあ本震がまだ来るってことなのだ!?
**でぇじょうぶ博士
** 断言はできないでやんすが、可能性はあるでやんす。だからこそ、気象庁が「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を出したんでやんすよ。これは、東日本大震災の教訓を活かした新しい警報システムでやんす。
**やきう
** でも、そんなん言われても、ワイらどこに逃げたらええねん?シェルターでも作るんか?
**でぇじょうぶ博士
** いや、一般家庭がシェルターを作る必要はないでやんす。むしろ、家具の固定や非常持ち出し袋の準備、避難経路の確認といった基本的な対策を徹底するだけで、生存率は大きく上がるでやんす。
**かっぱ
** なんや、結局当たり前のことしかないんかい。
**ずん
** かっぱの言う通りなのだ。つまらないのだ。
**でぇじょうぶ博士
** むむむ、「つまらない」という感想こそが危険でやんす。災害対策は、派手な必殺技ではなく、地味な日常の積み重ねでやんすからね。これを「防災の凡事徹底」と呼ぶでやんす。
**やきう
** でも博士、記事の最後にいろんなニュースがごちゃごちゃ並んでるの、なんでやねん?「テレ朝で転落死亡事故」とか「大阪のおこめ券中止」とか、関係ないやろ。
**でぇじょうぶ博士
** やきう君、それは良い疑問でやんす。これはYahoo!ニュースの特性で、関連ニュースを自動的に並べているんでやんす。でも、これがまた情報の錯綜を招く原因でもあるでやんすね。読者は何が重要で何が些末な情報か、判断しづらくなるでやんす。
**ずん
** じゃあ、ボクみたいな情報弱者はどうすればいいのだ?
**かっぱ
** ずん、お前それ自虐やで。もうちょい自信持てや。
**でぇじょうぶ博士
** ずん君、情報弱者という言葉は適切ではないでやんす。現代社会では、誰もが「情報過多弱者」でやんすからね。情報が多すぎて、処理しきれないのは当然でやんす。だからこそ、情報の「取捨選択」が重要なんでやんすよ。
**ずん
** でも取捨選択って、どうやるのだ?全部大事に見えるのだ。
**でぇじょうぶ博士
** 簡単でやんす。災害時は「自分と家族の命に直結する情報」だけに集中するでやんす。例えば、避難所の場所、ライフラインの復旧情報、余震の予測。これ以外は、とりあえず無視していいでやんす。
**やきう
** でも、周りで困ってる人の情報とかは?助けなあかんやろ。
**でぇじょうぶ博士
** やきう君、素晴らしい心がけでやんす。でも、災害時の鉄則は「まず自分が無事であること」でやんす。自分が助かってから、他人を助けるんでやんす。これは飛行機の酸素マスクと同じ原理でやんすね。
**かっぱ
** まあ確かに、自分が倒れたら誰も助けられへんからな。
**ずん
** でも博士、今回の地震で観光業が「3.11以来の打撃」って言ってるけど、ボクたちに何かできることあるのだ?
**でぇじょうぶ博士
** ずん君、良い視点でやんす。実は、災害後の観光業を支援する最良の方法は「現地に行くこと」でやんす。ただし、復興の邪魔にならないタイミングを選ぶことが重要でやんすね。
**やきう
** でも、今行ったら「不謹慎だ」って言われるやろ?
**でぇじょうぶ博士
** その「不謹慎」という概念こそが、実は被災地を苦しめる原因でもあるんでやんす。被災地の人々は、同情ではなく「経済的支援」を必要としているでやんすからね。適切なタイミングで観光に行くことは、立派な復興支援でやんす。
**やきう
** お前、金ないくせに何言うてんねん。
**かっぱ
** そもそも、お前今の状況で旅行行く余裕あるんか?
**でぇじょうぶ博士
** むむむ、ずん君の経済状況はさておき、今すぐ行くのは避けた方がいいでやんす。まだ余震も続いているでやんすし、ライフラインも完全には復旧していないでやんすからね。適切な時期は、地元自治体が「観光客を受け入れる準備が整った」と発表してからでやんす。
**やきう
** ほんで、その情報はどこで確認すればええねん?また公式サイトか?
**でぇじょうぶ博士
** その通りでやんす。青森県の公式観光サイトや、各市町村の公式Xアカウントをフォローしておくといいでやんす。彼らが「来てください」と言い始めたら、それが適切なタイミングでやんす。
**かっぱ
** なるほどな。でも、ワイみたいに旅行行く金も時間もない人間はどないしたらええねん?
**でぇじょうぶ博士
** ずん君、かっぱ君、心配無用でやんす。旅行に行けなくても、被災地の特産品を買うだけで十分支援になるでやんす。青森なら、りんごやホタテ、地酒などがあるでやんすね。
**やきう
** でも、それもまた風評被害で「放射能が〜」とか言われるんちゃうか?
**でぇじょうぶ博士
** やきう君、今回の地震は放射能とは関係ないでやんす。でも、その懸念は理解できるでやんす。実際、2011年以降、東北産の食品に対する根強い偏見があるでやんすからね。
**ずん
** でも、科学的には安全なんでしょ?なら気にしなくていいのだ。
**でぇじょうぶ博士
** ずん君、正論でやんすが、人間の感情は科学では割り切れないでやんすよ。「安全だと分かっていても不安」という心理は、脳の仕組み上、仕方ないでやんす。これを「感情的リスク認知」と呼ぶでやんす。
**やきう
** じゃあ、結局どうしたらええねん?不安なまま食べるんか?
**でぇじょうぶ博士
** いや、不安なら無理に食べなくてもいいでやんす。大事なのは、その不安を他人に押し付けないことでやんす。自分が食べないのは自由でやんすが、「これは危険だ!」とデマを流すのは犯罪でやんすからね。
**かっぱ
** ほんで、デマの話に戻るんかい。結局、全部デマの話やんけ。
**ずん
** かっぱの言う通りなのだ。話が一周したのだ。
**でぇじょうぶ博士
** むむむ、確かに話が一周したでやんすね。でも、それこそが災害時の情報問題の本質でやんす。全ての問題は、デマと情報リテラシーに集約されるんでやんすよ。
**やきう
** 博士、それって要するに「お前ら勉強しろ」ってことやろ?偉そうに。
**でぇじょうぶ博士
** いや、「勉強」という言葉は適切ではないでやんす。むしろ「慣れろ」という方が近いでやんすね。情報リテラシーは、日常的にニュースを読み、疑問を持ち、調べる習慣をつけることで自然と身につくでやんす。
**ずん
** でも博士、ボクニュース読むの面倒なのだ。もっと楽な方法ないのだ?
**やきう
** お前、それはあかんやろ。楽しようとすんな。
**かっぱ
** ずん、お前そんなんやから情報弱者なんやで。
**ずん
** むぅ...じゃあボクこれからYouTubeで「5分で分かる災害対策」って動画探すのだ!それなら楽なのだ!
**やきう
** それ、また違う問題引き起こすやつやん。