ずん
「進次郎がステマやらかして炎上してるのだ!これって民主主義の終わりじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「おいおい、ずん。いきなり大袈裟でやんすね。ただのコメント工作でやんすよ。」
やきう
「工作って...ワイのTwitterのフォロワー買うのと同じやん。民主主義って安いんやな。」
ずん
「でも記事によると、『偽情報は民主政の根底を掘り崩す』って書いてあるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあ、確かにそうでやんす。でも安藤先生の論点は、『誤情報』と『操作的意図』を分けて考えろってことでやんすね。」
かっぱ
「なんや難しいこと言うてんな。要するに間違いか、わざとかってことやろ?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす!そして本人だけに関わる誤情報なら、別に問題ないってのがリベラルの基本でやんす。」
ずん
「じゃあボクが『納豆で癌が治る』って信じるのは自由なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「...まあ、ずんが一人で納豆食いまくるのは自由でやんす。でも他人に強制したらアウトでやんすね。」
かっぱ
「ほんで、進次郎のステマは他人を巻き込んでるから問題ってことか?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。これは『操作的意図』を持った情報操作でやんす。人々の政治的判断を歪めようとしてるでやんすからね。」
ずん
「でも政治家なんてみんな嘘ついてるじゃないのだ!今更何が問題なのだ?」
やきう
「せやな。『丁寧に説明します』って100回言うて一回も説明せんかった総理もおったしな。」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ...。でも『みんなやってる』は正当化の理由にならないでやんす。むしろ民主主義が壊れかけてる証拠でやんすよ。」
かっぱ
「ほんまそれな。でもネット時代やし、もう止められへんのちゃうか?」
でぇじょうぶ博士
「それが厄介なところでやんす。SNSの登場で『情報の自由市場』が機能不全になってるでやんすからね。」
ずん
「自由市場?なんだか難しい言葉が出てきたのだ...」
でぇじょうぶ博士
「簡単に言うと、昔は『嘘も真実も自由に流通させれば、最終的に真実が勝つ』って考え方があったでやんす。」
やきう
「それ完全に破綻しとるやん。今やデマの方が拡散速いで。」
かっぱ
「ワイかてよう騙されるわ。『このキュウリ食うたら痩せる』とか。」
ずん
「かっぱはキュウリしか食べないから、そもそも太れないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「...話を戻すでやんす。問題は、AIやボットが大量の偽アカウントで世論を偽装できることでやんす。」
やきう
「進次郎もそれやってたんやろ?『みんなが支持してる』って錯覚させるやつ。」
でぇじょうぶ博士
「まさにそうでやんす。これは『バンドワゴン効果』を狙った心理操作でやんすね。」
かっぱ
「なんやそれ。バンドワゴンって祭りの山車か?」
でぇじょうぶ博士
「『勝ち馬に乗る』心理のことでやんす。人は多数派に流されやすいでやんすから。」
ずん
「じゃあボクも流行に乗って進次郎支持するのだ!」
やきう
「お前、もう総裁選終わっとるで。高市が総理になったんやぞ。」
でぇじょうぶ博士
「しかも高市総理は『お答えを差し控える』を連発してるでやんす。情報統制の新時代でやんすね。」
かっぱ
「結局、政治家ってみんな情報隠したり捏造したりするんやな。」
ずん
「じゃあボクたちはどうすればいいのだ?何を信じればいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「難しい質問でやんすね...。まず、一次情報を確認することでやんす。あと複数の情報源を比較するでやんす。」
やきう
「めんどくさ。ワイはもう5chのまとめサイトしか見んわ。」
でぇじょうぶ博士
「それが一番危険でやんす!まとめサイトは恣意的な編集の塊でやんすよ!」
かっぱ
「ほんまそれ。ワイも『河童は実在する』ってまとめ記事信じて、探しに行ったことあるわ。」
でぇじょうぶ博士
「...まあ、とにかく。安藤先生の論点は、『パターナリズムは避けるべき』ってことでやんす。」
ずん
「パターナリズムって何なのだ?父親みたいなやつ?」
でぇじょうぶ博士
「父権主義のことでやんす。国家が『お前のためだ』って言って介入するのは原則NGってことでやんすね。」
やきう
「つまり国は『これがデマや』って決めつけんなってこと?」
でぇじょうぶ博士
「微妙なところでやんすが...。正しい情報を提供するのはOK、でも強制はNGってスタンスでやんす。」
かっぱ
「ほな、進次郎のステマも『これはPR投稿です』って書いてたらセーフやったんか?」
でぇじょうぶ博士
「理論的にはそうでやんすね。透明性があれば、人々は自分で判断できるでやんすから。」
でぇじょうぶ博士
「そこが問題でやんす。効果を求めて透明性を犠牲にする...。これが民主主義を掘り崩すでやんすよ。」
でぇじょうぶ博士
「でもそれがまた難しいでやんす。表現の自由との兼ね合いがあるでやんすからね。」
やきう
「自由を守るために自由を制限するって、矛盾しとるやん。」
でぇじょうぶ博士
「まさに民主主義のパラドックスでやんす。自由を悪用する者をどう扱うか...永遠の課題でやんすね。」
でぇじょうぶ博士
「完璧な解決策はないでやんす。でもメディアリテラシーを高めることが第一歩でやんすね。」
やきう
「また教育かよ。日本の教育現場、そんな余裕あらへんで。」
かっぱ
「先生も忙しいしな。『SNSの嘘を見抜こう』なんて授業やってる暇ないわ。」
ずん
「じゃあもうダメじゃないのだ!民主主義終了なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「そう悲観的にならんでもいいでやんす。少なくとも今回、進次郎のステマは発覚して批判されたでやんすから。」
やきう
「でも発覚したのって、たまたまちゃうん?氷山の一角やろ。」
でぇじょうぶ博士
「残念ながらそうでやんすね...。水面下では無数のステマが行われてる可能性があるでやんす。」
かっぱ
「怖いこと言うなや。もう何も信じられへんやん。」
ずん
「じゃあボクは何を基準に投票すればいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「うーん...。政策の一貫性とか、過去の実績とか...でも正直、それも情報操作されてる可能性があるでやんすからねぇ。」
やきう
「結局、直感で決めるしかないってことか。民主主義、終わってるやん。」
かっぱ
「まあでも、昔から『パンとサーカス』言うて、大衆なんて簡単に操られてきたんやろ?」
でぇじょうぶ博士
「古代ローマの話でやんすね。でも当時と違うのは、今は『操られてることすら気づかない』ってことでやんす。」
やきう
「マトリックスの世界やん。現実だと思ってるのが全部フェイクやったっていう。」
でぇじょうぶ博士
「ボードリヤールが言う『シミュラークル』の世界でやんすね。もはや元の現実が何だったか分からないでやんす。」
かっぱ
「なんやそのフランス人。小難しいこと言いよってからに。」
ずん
「じゃあボクたちは偽物の世界で生きてるのだ?」
やきう
「お前の人生が偽物かどうかは知らんけど、お前の頭髪は本物やで。」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ。とにかく、この問題の本質は『情報の非対称性』でやんす。」
でぇじょうぶ博士
「要するに、情報を持ってる側と持ってない側で、圧倒的な力の差があるってことでやんす。」
やきう
「進次郎は金と組織があるから、大量のサクラ使えたってことやな。」
ずん
「ずるいのだ!ボクもお金あったらサクラ雇って人気者になれるのだ!」
やきう
「無理無理。お前の顔、AIですら美化できへんで。」
でぇじょうぶ博士
「...話がずれてるでやんす。重要なのは、このステマ問題が『氷山の一角』だってことでやんす。」
でぇじょうぶ博士
「当然でやんす。野党も指摘してるように、『国政選挙でもやってたのでは』って疑惑があるでやんすからね。」
ずん
「えぇ!?じゃあ今の政権も不正選挙なのだ!?」
やきう
「まあ、証拠ないから何とも言えへんけどな。でも可能性は否定できへんやろ。」
でぇじょうぶ博士
「そこが厄介でやんす。『悪魔の証明』みたいなもんで、『やってない』ことを証明するのは不可能でやんすから。」
かっぱ
「つまり疑われた方が損ってことやな。冤罪みたいなもんや。」
ずん
「じゃあもう選挙なんてやる意味ないのだ!全部茶番なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「またまた極端でやんすね、ずん。確かに完璧じゃないでやんすが、選挙は民主主義の最後の砦でやんすよ。」
やきう
「砦っても、既に敵に占拠されてたらどうすんねん。」
でぇじょうぶ博士
「...鋭い指摘でやんす。でも完全に占拠されてるわけじゃないでやんす。少なくとも今回は発覚したでやんすから。」
かっぱ
「発覚してもお咎めなしやったら意味ないけどな。」
ずん
「そういえば、進次郎は謝っただけで終わりなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まあ、自民党内の選挙でやんすから、公職選挙法は適用されないでやんすね。」
やきう
「つまり合法ってことか。やったもん勝ちやん。」
でぇじょうぶ博士
「法的にはグレーでやんす。でも道義的には完全にアウトでやんすね。」
かっぱ
「道義って...政治家に道義求めるのが間違いちゃうか。」
ずん
「確かに。『政治家』と『道義』って、矛盾してる気がするのだ。」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ...。でも皮肉なことに、こういう不祥事が民主主義の健全性を示してるとも言えるでやんす。」
でぇじょうぶ博士
「独裁国家なら、こんなニュース自体が出てこないでやんす。批判が公になるってことは、まだ言論の自由が機能してる証拠でやんすよ。」
かっぱ
「なるほどな。まあ確かに、中国とか北朝鮮やったら、こんな記事書いた記者が消されるしな。」
やきう
「せやけど、日本もだんだん怪しくなってきてへんか?赤旗記者の名刺晒したりとか。」
でぇじょうぶ博士
「それも問題でやんすね。報道の自由度ランキングで日本は先進国最低レベルでやんすから。」
かっぱ
「まあ、完璧な民主主義国家なんてないけどな。アメリカかて、トランプがデマ飛ばしまくってたし。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。これは日本だけの問題じゃなく、世界的な民主主義の危機でやんすね。」
やきう
「結局、SNS時代になって、みんな簡単に騙されるようになったってことか。」
ずん
「でもSNSがない時代も、新聞とかテレビとかで騙されてたんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんす!確かに昔もマスコミによる世論操作はあったでやんす。」
でぇじょうぶ博士
「いや、変わったでやんす。昔は『一方向の洗脳』だったのが、今は『双方向の混沌』になったでやんすね。」
やきう
「つまり、誰でも情報発信できるから、もう何が正しいか分からへんってことか。」
でぇじょうぶ博士
「まさにその通りでやんす。『ポスト真実』時代でやんすね。真実より感情が優先される時代でやんす。」
ずん
「...それは、馬の気持ちが分からないからなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「...まあ、冗談はさておき。結論として、このステマ問題は民主主義の構造的欠陥を露呈したでやんすね。」
でぇじょうぶ博士
「完全には直せないでやんす。でも、透明性を高めることで、少しはマシになるでやんすよ。」
やきう
「政治家に透明性求めるとか、魚に陸上歩けって言うようなもんやろ。」
ずん
「でもボクは透明人間になりたいのだ!そしたらみんなのお金を...」
でぇじょうぶ博士
「...ずんの倫理観はともかく、透明性の重要性は理解してほしいでやんす。」
ずん
「分かったのだ。じゃあボクも政治家になって、透明性のある政治をするのだ!」
かっぱ
「せやな。国会で『お腹すいたから休憩』とか言い出しそう。」
ずん
「ボクのお腹と民主主義、どっちが大事なのだ!?もちろんお腹なのだ!」