ずん
「邦画がオワコンとか言われてるけど、ボクは映画館で寝るの好きなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それは映画鑑賞じゃなくて昼寝でやんす...」
やきう
「ワイも邦画見に行ったら、客がワイ一人やったわ。貸切や思たら寂しなったで。」
ずん
「でも有識者会議とかに出てくるのって、そういう人たちばっかりなんでしょ?不思議なのだ。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、権力というのは声のデカさに比例するでやんすからね。ゲームやアニメは黙々と稼いでるだけで、政治的な根回しが下手なんでやんす。」
やきう
「つまり陰キャが金稼いでも、陽キャに搾取されるってことやな。社会の縮図やんけ。」
ずん
「ひどい話なのだ!任天堂とかバンナムにもっとお金あげればいいのに!」
でぇじょうぶ博士
「252億円対6176億円...アメリカは日本の24倍以上の予算を投じてるでやんす。まるで竹槍で戦車に立ち向かうようなもんでやんすね。」
やきう
「せやけど、オタクども『金は出すけど口出すな』とか言うとるやん。自分らで首絞めとるだけやろ。」
ずん
「確かに...でもボクたちオタクは純粋なのだ!政治とか汚いものに触れたくないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「その純粋さが業界を滅ぼすでやんす。政治に関わらなければ、他の連中に良いように食い物にされるだけでやんすよ。」
やきう
「舞台とか邦画は権力の庇護ないと生きられへんオワコンやからな。生存戦略が上手いだけや。」
ずん
「じゃあボクたちも声をデカくすればいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まあそうでやんすが...アニメーターは個人事業主扱いで組合もないでやんすからね。団結する力がそもそもないんでやんす。」
やきう
「要するに、稼いでるやつが搾取されて、稼いでないやつが優遇される美しい国ってことやな。」
ずん
「ボク、もう日本アカデミー賞とか信じないのだ。鬼滅を3分で終わらせるとか、どんだけアニメ見下してるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあ、旧態依然とした価値観でやんすね。『まともな芸術』と『子供向けの有害な娯楽』という二分法でやんす。」
やきう
「ほんま老害の集まりやな。時代に取り残されとるわ。」
ずん
「でも小野田大臣は業界出身だから期待できるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「期待はできるでやんすが...予算252億円を倍にしたところで、アメリカの10分の1にも届かないでやんす。焼け石に水でやんすね。」
やきう
「せやけど吉本興業には500億出せるんやろ?優先順位おかしいやろ完全に。」
ずん
「むむむ...じゃあボクたちはどうすればいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まずはオタクが政治アレルギーを克服することでやんす。そして業界人が組合を作って団結することでやんすね。」
やきう
「無理やな。オタクが団結とか、猫が犬語覚えるより難しいわ。」
ずん
「そんなぁ...じゃあこのままアニメ産業が詰むのを見てるしかないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まあ、制作人材不足は深刻でやんすからね。このままだと10年後にはアニメが中国製ばかりになってるかもしれないでやんす。」
やきう
「それはそれで面白いやんけ。日本のお家芸が全部中国に取られる未来、見てみたいわ。」
ずん
「やきうはいつも他人事なのだ!...まあボクもニートだから関係ないけど、せめて死ぬまでアニメは見たいのだ!あ、でも死んだら見れないか。じゃあ別にいいのだ!」