ずん
「31歳専業主婦が昼間に街へ出る...これ完全に不倫フラグなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ふむふむ、『灰汁女』でやんすか。灰汁というのは煮物から出る濁った泡のことでやんすが、まさに結婚生活の澱みを象徴してるでやんすね。」
やきう
「ワイの嫁も昼間何してるか分からんわ。まあ、ワイは家におらんから関係ないけどな。」
ずん
「でも博士、夫と二人きりで限界って...子供作ればいいだけじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは短絡的でやんす。子供は夫婦の問題の緩衝材じゃないでやんす。むしろ火に油を注ぐこともあるでやんすよ。」
やきう
「つまり、この女は承認欲求モンスターってことやな。SNSでキラキラ投稿しとけばええやん。」
ずん
「見知らぬ男たちの視線を集めるって...これもうホストクラブ行った方が早いのだ。」
でぇじょうぶ博士
「違うでやんす。彼女が求めてるのは『誰かに見られている自分』という実存の証明でやんす。夫との関係では透明人間になってしまったんでやんすよ。」
やきう
「哲学的な話はええから、要するにメンヘラやろ?旦那も大変やな。」
ずん
「でも博士、平日の昼間に外出する専業主婦って、周りからどう見られてるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「実は統計的に見ると、専業主婦の孤立は深刻な社会問題でやんす。SNS時代になって可視化されただけで、昔からあった問題でやんすけどね。」
やきう
「ワイの母ちゃんは井戸端会議しとったけどな。今の若い主婦は井戸端会議もせんのか?」
ずん
「井戸端会議...それもう絶滅危惧種なのだ。みんなLINEグループでやってるのだ。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。デジタル化で物理的距離は縮まったのに、心理的距離は広がってるという皮肉でやんすね。」
やきう
「で、この話のオチはどうなるんや?不倫するんか?」
でぇじょうぶ博士
「おそらく不倫という安易な答えじゃないでやんす。『灰汁女』というタイトルからして、煮詰まった人生の不純物を描く文学作品でやんす。」
ずん
「つまり...芸術的なNTRってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「...ずん、お前の発想は時々おいらの理解を超えるでやんす。」
やきう
「まあ、結婚したら終わりってことやな。ワイは一生独身でええわ。」
ずん
「やきう、それお前が選んでるんじゃなくて選ばれてないだけなのだ。」
やきう
「うるさいわ!ワイは自由を謳歌しとるんや!」
でぇじょうぶ博士
「統計によると、既婚者の方が幸福度は高いでやんすよ。ただし、その幸福度にも個人差があって...」
ずん
「博士、その話長くなるやつなのだ。ところでこの本、12月16日発売ってもう過ぎてるのだ。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。つまり今なら書店で手に取れるでやんす。文春オンラインで連載時に反響があったということは、共感者が多いってことでやんすね。」
やきう
「共感するってことは、予備軍がゴロゴロおるってことやな。恐ろしい世の中や。」
ずん
「でも考えてみれば、誰とも重なり合えないって感覚、ボクにもあるのだ...」
でぇじょうぶ博士
「ずん、お前はそもそも誰かと重なり合おうとしてないでやんす。常に逃げ回ってるだけでやんす。」
やきう
「ブーメランやめーや。ワイらも全員その類やろが。」
ずん
「じゃあみんな『灰汁男』なのだ!これは新しいジャンルの誕生なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「いや、それは違うでやんす。この作品が描いてるのは専業主婦特有の閉塞感で...」
ずん
「博士、そういう固定観念が問題なのだ。男だって灰汁溜まるのだ。ボクなんて毎日灰汁だらけなのだ。」
ずん
「...やきう、それボクが言おうと思ってたネタなのだ。」