ずん
「30年引きこもりって、もはや伝説級なのだ!ボクの3日間の自宅警備とはレベルが違うのだ!」
やきう
「お前のは引きこもりやない。ただのサボりや。」
でぇじょうぶ博士
「146万人の引きこもりがいるというのは、日本の人口の1%以上でやんす。これは統計的に見ても深刻な社会問題でやんすよ。」
ずん
「でも包丁持って立ってるとか、ホラー映画なのだ!怖すぎるのだ!」
かっぱ
「そら小学生が夜中に見たらトラウマもんやで。ワイかて震えるわ。」
やきう
「でも漫画にするって勇気あるな。ワイやったら絶対無理や。身バレ怖いやろ。」
でぇじょうぶ博士
「むしろ、これは社会に問題提起する良い機会でやんす。引きこもりの家族は孤立しがちでやんすからね。」
ずん
「でも15歳も離れてたら、もはや別世界の住人なのだ。ボクだって7歳上の先輩とか神様みたいなもんなのだ。」
かっぱ
「お前の場合は単に年上に媚び売っとるだけやろ。」
やきう
「次男はヒーローで長男は変な人って、えげつない格差やな。同じ親から生まれてこの差よ。」
でぇじょうぶ博士
「家族の中での立ち位置というのは、本人の意思だけでは決まらないでやんす。環境要因や時代背景も大きく影響するでやんすよ。」
ずん
「じゃあボクが優秀なエリートなのも環境のおかげってことなのだ?」
かっぱ
「お前のどこが優秀やねん。むしろ環境に恵まれすぎて腐っとるやろ。」
やきう
「でも30年も実家におるって、家賃タダやし最強の節約術やんけ。ワイも真似したいわ。」
でぇじょうぶ博士
「それは違うでやんす。引きこもりは本人も苦しんでいるでやんす。社会参加したくてもできない苦悩があるんでやんすよ。」
ずん
「ふむふむ...じゃあボクも引きこもり予備軍ってことなのだ?会社行きたくないし...」
かっぱ
「お前は予備軍どころか、もう片足突っ込んどるやろ。毎日遅刻しとるやないか。」
やきう
「しかし両親が亡くなってゴミ屋敷って、これもう詰んでるやろ。誰が掃除すんねん。」
でぇじょうぶ博士
「これは8050問題と呼ばれる深刻な社会問題でやんす。80代の親が50代の子を支える構図でやんすが、親が亡くなった後はより深刻でやんす。」
ずん
「じゃあこの漫画家さんが掃除するのだ?47歳で15歳上ってことは...兄は62歳なのだ!」
かっぱ
「定年退職の年齢やんけ。働いたことないのに定年とか、ある意味すごいな。」
やきう
「ワイは30年後も引きこもっとる自信あるで。むしろ今から練習や。」
でぇじょうぶ博士
「バカモノ...じゃなくて、やきう君、それは自慢にならないでやんす。引きこもりは病気でやんすよ。」
ずん
「名前のない病気って題名も意味深なのだ。診断つかない苦しみってことなのだ?」
かっぱ
「精神疾患は見た目でわからんからな。理解されにくいんや。ワイも見た目カッパやけど中身は人間や。」
やきう
「待て待て、お前の設定めちゃくちゃやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「話を戻すでやんす。この漫画は当事者だけでなく、家族の視点から描かれているのが重要でやんす。」
ずん
「でも友達が遊びに来た時に揉めてるの見られるとか、子供時代のトラウマ確定なのだ!」
かっぱ
「そら恥ずかしいわな。ワイも友達に『お前んちカッパおるやん』言われたら辛いわ。」
やきう
「だからお前の設定どうなっとんねん。つっこみ待ちか。」
でぇじょうぶ博士
「引きこもりの家族は社会的スティグマに苦しむケースが多いでやんす。それを公表する勇気は称賛に値するでやんすよ。」
ずん
「でもさ、30年も引きこもってたら、もう社会復帰とか無理ゲーなのだ?」
かっぱ
「確かに厳しいやろな。就職活動で『30年間無職でした』なんて言えへんやろ。」
やきう
「むしろ『30年間の自宅警備の実績があります』ってアピールしたらええやん。」
でぇじょうぶ博士
「冗談はさておき、高齢引きこもりの社会復帰支援は確かに課題でやんす。ただし、就労だけがゴールではないでやんすよ。」
でぇじょうぶ博士
「本人が少しでも社会とつながりを持ち、生きる意味を見出せることでやんす。それは就労でなくてもいいでやんす。」
かっぱ
「深い話やな。ワイも河童の世界と人間界の架け橋になりたいわ。」
やきう
「お前いい加減その設定やめろや。混乱するわ。」
ずん
「でもこの漫画家さん、よく今まで兄のこと描かなかったのだ。ずっと心の奥にしまってたのだ?」
でぇじょうぶ博士
「おそらく描く心の準備ができるまで時間が必要だったでやんす。トラウマを作品にするのは勇気がいるでやんすからね。」
かっぱ
「47歳になってようやく向き合えたんやな。人生の折り返し地点や。」
やきう
「ワイは一生向き合わんで済むように、今から問題を作らんようにするわ。引きこもりの極意や。」
ずん
「それは問題解決じゃなくて問題回避なのだ!全然違うのだ!ボクはそんな消極的な生き方しないのだ...あれ?してるのだ?」