ずん
「警察庁出身者ばっかり要職に就いてるのだ。これ完全に警察国家の始まりなのだ!」
やきう
「お前アホか。警察国家ならまず真っ先にお前みたいなニートが職質されとるわ。」
でぇじょうぶ博士
「やんすやんす。高市首相のお母様が奈良県警の警察官だったという個人的な背景もあるでやんすが、それ以上に首相の治安対策への執念が人事に反映されてるんでやんすよ。」
かっぱ
「親近感で国の要職決めるんか。ワイの親父、魚屋やけど農林水産大臣なれるんかいな。」
ずん
「でも露木さんって元長官でしょ?なんでまた官房副長官になったのだ?出世の順番おかしくないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭いでやんす。前任者との年次差も大きいでやんすし、警察庁出身者が3代連続というのも異例でやんす。おいらに言わせれば、高市首相は露木氏を『治安・テロ・サイバー犯罪対策調査会』で何度も呼んでご進講を受けてたでやんすから、信頼関係が築けてたんでやんすね。」
やきう
「要するに気に入った奴を側に置きたいだけやろ。ワイかて職場で気に入った後輩おったら贔屓するで。あ、ワイニートやったわ。」
ずん
「じゃあ谷滋行さんっていう首相秘書官も同じパターンなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。谷氏は刑事局長として高市首相に何度も説明してたでやんすが、事務処理能力が高くて謙虚で丁寧な対応が評価されたんでやんす。まるで優秀な執事のようでやんすね。」
やきう
「謙虚で丁寧なんが評価されるんやったら、ワイも丁寧にニートしとるで。評価してや。」
かっぱ
「お前が丁寧なんは部屋にこもることだけやろ。」
ずん
「でもでも、内閣危機管理監は防衛省出身の増田さんになったのだ。これはどういうことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「これが今回の人事の最大のサプライズでやんす。初代から警察庁出身者が独占してきたこのポストが、ついに防衛省に引き渡されたんでやんす。木原官房長官が防衛相時代の事務次官だった増田氏を推したんでやんすよ。」
やきう
「つまり木原官房長官も自分の息のかかった奴入れたいわけやな。政治なんてみんなそんなもんや。」
ずん
「じゃあ警察庁と防衛省で綱引きしてるってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そう単純でもないでやんす。高市首相は治安対策重視、木原官房長官は防衛・安全保障重視でやんすから、両者のバランスを取った結果とも言えるでやんす。まるで夫婦が家計の配分で譲り合うようなもんでやんすね。」
やきう
「譲り合い?ただの縄張り争いやろが。霞が関なんて所詮は省益の奪い合いや。」
ずん
「ボク思ったんだけど、高市首相って警察好きすぎじゃないのだ?お母さんが警察官だったからって、そんなに影響するものなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは興味深い指摘でやんす。確かに個人的背景は影響するでやんすが、高市首相は以前から治安対策に熱心だったでやんすからね。母親の影響というより、政治信条として治安重視なんでやんす。」
やきう
「治安重視か。ワイみたいな引きこもりニートには関係ない話やな。部屋から出んし。」
ずん
「でもさ、秘書官とか副長官とか、結局は首相の好みで決まるってことなのだ?それって民主主義的にどうなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんすが、実は秘書官や副長官の人事は首相の専権事項でやんす。むしろ信頼できる人材を側に置くのは当然でやんすよ。問題は、その人選が政策遂行能力に基づいているか、それとも単なる個人的好みかでやんす。」
やきう
「能力で選んでるわけないやろ。みんな忖度と根回しで決まるんや。」
かっぱ
「お前、忖度される立場になってから語れや。」
ずん
「じゃあボクが首相になったら、全員ずんだもん好きな人を秘書官にするのだ!」
やきう
「お前が首相?日本終わるわ。というかお前、選挙権あるんか?」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ、落ち着くでやんす。今回の人事で注目すべきは、高市首相の政権運営の方向性でやんす。治安対策を重視しつつ、防衛・安全保障にも目配りしてるでやんすから、バランス感覚はあるでやんすよ。」
かっぱ
「バランス感覚いうても、結局は派閥の力学やろ。」
ずん
「派閥って何なのだ?ボクには難しすぎるのだ。」
やきう
「派閥いうのはな、同じ釜の飯食った仲間が群れて利益分配するシステムや。お前みたいなぼっちには一生縁のない世界やで。」
でぇじょうぶ博士
「派閥政治の話はさておき、今回の人事で興味深いのは、石破政権時代に弱体化した官邸機能を高市首相が立て直そうとしてる点でやんす。秘書官の布陣も強力でやんすし、来年の通常国会をにらんで政権を安定軌道に乗せようとしてるでやんすよ。」
やきう
「知らんがな。日本の首相なんてコロコロ変わるやろ。まるで回転寿司のマグロや。」
ずん
「でもさ、警察庁出身者ばかり優遇されて、他の省庁の人たちは不満じゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは当然不満でやんすよ。特に財務省や外務省みたいな伝統的なエリート官庁は面白くないでやんす。でも政治は結果でやんすから、高市首相がどれだけ成果を出せるかが勝負でやんすね。」
やきう
「成果いうても、結局は支持率や。国民なんてミーハーやから、派手なパフォーマンスしたら支持するんや。」
ずん
「ボクもミーハーだから、高市首相が何か派手なことしたら支持しちゃうかもしれないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ、話が逸れてきたでやんすね。最後に一つ言うと、今回の人事は高市首相の『治安国家』志向を如実に表してるでやんす。警察庁出身者を要職に配置し、治安・テロ・サイバー犯罪対策を強化する姿勢は明確でやんすよ。」
かっぱ
「治安国家か。ワイみたいな一般市民には関係ないけどな。」
ずん
「じゃあボクも安心なのだ!...あれ、でもボク働いてないから、職務質問されたら怪しまれるのだ...」
やきう
「お前、やっと気づいたんか。ニートが一番治安対策の標的やで。」
ずん
「ええぇ!?じゃあボク、高市政権下では危険人物なのだ!?やばいのだ、ボク今すぐハローワーク行かなきゃなのだ...いや、でもハローワーク行くの面倒だし、家でゲームしてた方が楽なのだ。まあ職質されたら『ボクはずん賢くて優秀なエリート会社員です』って言えばいいのだ!」