ずん
「ノーベル賞取った人が『ユーレイ学者』って呼ばれてたって、マジなのだ?これ完全にボクと同じ境遇じゃん!」
やきう
「お前はただの出社拒否ニートやろが。一緒にすな。」
でぇじょうぶ博士
「坂口先生は『制御性T細胞』という免疫のブレーキを発見したでやんす。当時は誰も信じてくれず、学会に抄録だけ送って本人は行かなかったから『ファントム』と呼ばれたでやんすね。」
かっぱ
「お金ないから学会サボっとったんか。研究者の世界も節約が大事なんやな。」
ずん
「でもさ、免疫のブレーキって何なのだ?アクセルだけじゃダメなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「アクセルだけだと暴走するでやんす。免疫が自分の体を攻撃する自己免疫疾患になるでやんす。リウマチとか一型糖尿病とかでやんすね。」
やきう
「つまり、体の中で内ゲバが起きるってことやな。まるでワイの会社みたいや。」
ずん
「でも20年も信じてもらえないって、メンタルやばくないのだ?ボクなら3日で諦めるのだ。」
でぇじょうぶ博士
「そこが凡人と天才の違いでやんす。奥さんも医者辞めて研究支えたでやんすよ。まさに夫婦二人三脚でやんすね。」
やきう
「嫁が医者辞めて支えるとか、どんだけ信用されとんねん。ワイなんて親にすら信用されてへんのに。」
かっぱ
「当たり前や。お前、今日も昼までパジャマやったやろ。」
ずん
「でもさ、今は常識になってるって記事に書いてあるのだ。じゃあ最初に言った人が偉いってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。パラダイムシフトを起こした人でやんす。でも検証技術が追いついてなかったから、証明できなかったでやんすね。」
やきう
「つまり、時代が悪かったってことか。ワイも生まれる時代間違えたわ。江戸時代なら大名になれたのに。」
ずん
「じゃあボクも今研究してることが100年後に評価されるかもしれないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ずんは何も研究してないでやんす。」
やきう
「しかし74歳でノーベル賞か。ワイらにもまだチャンスあるやん。」
かっぱ
「お前、今何歳やねん。そもそも何か始めとるんか?」
でぇじょうぶ博士
「坂口先生は大学院中退して無給の研究生から始めたでやんす。キャリアなんて関係ないでやんすね。大事なのは信念でやんす。」
ずん
「無給ってヤバくないのだ?ボクなら即日逃亡するのだ。」
やきう
「お前はそもそも働いてへんやろ。逃亡も何もあったもんやないわ。」
かっぱ
「でも『ユーレイ学者』から『高齢者希望の星』になったんはすごいな。人生わからんもんや。」
ずん
「じゃあボクも今『ユーレイニート』だから、将来『希望の星』になれるってことなのだ!」
やきう
「お前の場合、ユーレイのまま成仏するだけやろ。」
でぇじょうぶ博士
「しかしノーベル賞受賞者から強烈な批判を受けたってエピソードも気になるでやんすね。詳しくは文藝春秋読めってことでやんすが。」
かっぱ
「批判されても諦めんかったんやな。メンタルお化けやん。」
ずん
「ボクなんてTwitterで『いいね』が3しかつかなかっただけで3日寝込んだのに...これが本物の研究者なのだ...」