ずん
「年間300冊!?そんなに読んで何になるのだ!むしろ時間の無駄なんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、そう思うのも無理はないでやんすね。しかし読書というのは、脳みそにインデックスを作る作業でやんす。必要な時に引き出せる引き出しを増やしているようなもんでやんす。」
やきう
「インデックス?検索エンジン使えばええやんけ。わざわざ本読む必要ないやろ。」
でぇじょうぶ博士
「それが違うでやんす。ネットの情報は断片的で浅いでやんす。本は著者が血反吐を吐きながら構成を練った結果でやんすからね。体系的な理解が得られるでやんす。」
かっぱ
「でも300冊も読んだら、脳みそパンクせえへん?ワイなんか3冊で限界やで。」
でぇじょうぶ博士
「それがこの記事の面白いところでやんす。著者は『読んだ内容は忘れていい』と言ってるでやんす。覚えようとしないことが重要なんでやんす。」
ずん
「え?忘れていいなら読む意味ないじゃん!矛盾してるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、フックが残ればいいでやんす。『あ、これどこかで読んだな』という感覚が残っていれば、必要な時に再調査できるでやんす。完璧に記憶する必要はないでやんす。」
やきう
「つまり、読書メモとか取らんでええってことか?ワイ、学生時代にノート取るの面倒やったんや。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。著者もメモは基本取らないと言ってるでやんす。読書を義務化すると楽しみが失われるでやんすからね。電車の中でも気軽に読めるのが読書の利点でやんす。」
かっぱ
「でもな、読んでる途中で『この本クソやな』って思ったらどうすんねん?」
でぇじょうぶ博士
「即座に捨てるでやんす!サンクコストの罠に陥ってはいけないでやんす。すでに払ったお金や時間を惜しんで、価値のない本を読み続けるのは愚の骨頂でやんす。」
ずん
「でもさ、本って高いのだ。1冊1500円として、300冊だと45万円なのだ!そんなお金ないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「だからこそ図書館があるでやんす。それにまとめ買いで3〜5冊買って、複数の視点から学ぶのが効率的でやんすよ。参考文献を芋づる式に辿れば、権威ある本に自然と行き着くでやんす。」
やきう
「ほな、技術書だけ読んどけばええやん。エンジニアなんやし。」
でぇじょうぶ博士
「それは危険でやんす。技術書ばかり読んでいると思考が凝り固まるでやんす。哲学、芸術、歴史など幅広いジャンルを読むことで、異なる視点が得られるでやんす。『純粋な関数』を理想とするエンジニアリングと、多様な解釈を許容する芸術を比較することで、新しい発見があるでやんす。」
かっぱ
「でもな、一番の問題はスマホやろ。ワイ、電車でずっとスマホ触ってまうわ。」
でぇじょうぶ博士
「それが最大の敵でやんす!著者は『スマホを捨てろ』と言ってるでやんす。SNSはガチャと同じ仕組みで、スワイプするたびにドーパミンが分泌されるでやんす。まるで麻薬中毒者のようでやんす。」
でぇじょうぶ博士
「極端すぎるでやんす。読書する時だけ家に置いていけばいいでやんす。公園やカフェで本を読む時間を作るでやんす。それだけで集中力が段違いに上がるでやんす。」
やきう
「でもな、毎日読書する時間なんてないで。仕事で忙しいんや。」
でぇじょうぶ博士
「隙間時間を活用するでやんす。電車、バス、待ち時間、昼休みなど、無意識にスマホを触ってしまう時間を読書に充てるでやんす。習慣化すれば意志力を使わずに継続できるでやんす。」
かっぱ
「習慣化か。ワイ、三日坊主の常習犯やねんけどな。」
でぇじょうぶ博士
「『習慣の力』という本によれば、行動の約40%は習慣で決まるでやんす。毎日同じ時間に読むルーチンを作れば、自動化されるでやんす。著者は朝のランニング後30分間読書してるでやんす。」
ずん
「でもさ、最後に注意点として『本ばかり読むな』って書いてあるのだ。矛盾してないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「いい指摘でやんす。著者は『美術館で絵画を鑑賞したり、コンサートに行ったり、家族や友人と過ごす時間の方が豊かな体験になる』と言ってるでやんす。読書は知識を得る手段の一つに過ぎないでやんす。」
やきう
「つまり、バランスが大事ってことか。読書も大事やけど、リアルな体験も大事やと。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。読書という手段に囚われすぎず、人生の多様な体験を楽しむべきでやんす。本は人生を豊かにする道具であって、目的ではないでやんす。」
でぇじょうぶ博士
「まずはスマホから離れて、1日30分でも読書する習慣を作るでやんす。合わない本は途中でやめて、幅広いジャンルを読むでやんす。そして読んだ内容は忘れていいでやんす。フックが残れば十分でやんす。」
ずん
「でもボク、漫画しか読んだことないのだ。それでもいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「漫画も立派な読書でやんす!ただし、たまには活字の本にも挑戦してみるといいでやんす。視野が広がるでやんす。」
やきう
「ほな、ワイも今日から読書始めるわ。まずは積読してる本から消化していくで。」
ずん
「じゃあボクは...スマホゲームのガチャを我慢して、その分本を買うのだ!...いや、やっぱりガチャ回したいのだ!」