ずん
「これきたんじゃね?元スタッフが独立したら、前の会社から訴えられて検察送りとか。これ完全に現代の裏切り者狩りなのだ!」
やきう
「裏切り者?お前、会社辞めたことないやろ。そもそも働いてへんもんな。」
ずん
「...(ぐさっ)そ、そうじゃなくて!独立するのって悪いことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「独立自体は悪くないでやんす。問題は『プロジェクトKV』が『ブルーアーカイブ』にそっくりだったことと、未公開プロジェクト『MX BLADE』のデータを持ち出した疑いがあることでやんす。」
やきう
「つまり、卒業アルバムと一緒にクラスメイトの個人情報も持ち出したってことやな。これは完全にアウトや。」
ずん
「でも、ディナミス・ワン側は『事実と異なる』って言ってるのだ!冤罪の可能性もあるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。ただし警察が家宅捜索して資料を押収し、検察送致まで至ったということは、それなりの証拠があると判断されたということでやんす。まるで浮気現場を押さえられた夫が『これは違う』と言い張るようなもんでやんすよ。」
やきう
「ワイ的には、『プロジェクトKV』がそっくりすぎたのが致命的やと思うで。似せすぎて炎上→開発中止→そしたら家宅捜索って流れや。」
ずん
「でも似てるだけで犯罪になるのだ?世の中、似たようなゲームだらけじゃないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「似てることが問題なのではなく、『未公開データを不正に持ち出した』ことが不正競争防止法違反に当たるでやんす。つまり、企業秘密の窃盗でやんすね。」
やきう
「しかも『MX BLADE』って未公開プロジェクトやろ?これ持ち出すとか、会社のサーバーから顧客リスト盗むのと同じレベルやんけ。」
ずん
「むぅ...じゃあパク代表たちは確実に有罪ってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「検察送致されただけで有罪確定ではないでやんす。これから検察が起訴するかどうか判断し、起訴されたら裁判で有罪か無罪かが決まるでやんす。」
やきう
「でもな、警察が家宅捜索までして検察送致したってことは、かなり黒に近いグレーってことやで。真っ白なら送致せんわ。」
ずん
「じゃあ、『ブルーアーカイブ』のファンはどう思ってるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「複雑でやんすね。元プロデューサーが独立して新作を作ること自体は応援したい気持ちもあるでやんすが、不正な方法で作られたとなれば話は別でやんす。まるで好きだったアイドルが実は詐欺師だったと知ったようなもんでやんす。」
やきう
「しかもや、『プロジェクトKV』が炎上して開発中止になったのに、今度は刑事事件やろ?踏んだり蹴ったりやんけ。」
ずん
「でも、これってゲーム業界全体にも影響あるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「大ありでやんす。退職時に企業秘密をどう扱うか、独立時にどこまで前職の知識を使っていいのか、業界全体が注目してるでやんす。この判例次第で、今後の独立起業のハードルが変わるでやんすよ。」
やきう
「ワイ、思うんやけど、そもそも『ブルアカ』のプロデューサーやったパク氏が独立して似たようなゲーム作るのは当然やろ。料理人が独立したら似た料理作るやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「その例えは半分正解で半分不正解でやんす。料理人が技術を使って似た料理を作るのはOKでやんすが、前の店のレシピノートを盗んで使うのはNGでやんす。今回の問題は後者の疑いがあることでやんす。」
ずん
「なるほどなのだ...じゃあ、ボクが会社辞めるときも気をつけないといけないのだ!」
やきう
「お前、そもそも会社入ってへんやろ。心配すんのは100年早いわ。」
ずん
「むぅ...でも将来的にはボクも独立して大企業を作るのだ!その時は絶対にデータとか持ち出さないように気をつけるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「その意気でやんす。ただし、ずんが会社を作る頃には、AIが全ての仕事を代行してて、人間は遊んでるだけになってるかもしれないでやんすけどね。」
ずん
「それ最高じゃん!じゃあボク、今から練習で遊び続けるのだ!」