ずん
「はかせ、聞いたのだ?Tailwind CSSって会社が潰れかけてるらしいのだ!オープンソースって無料なのに儲かってたのに、AIに殺されるなんて意味わかんないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「おや、ずん君。それは少し誤解があるでやんす。Tailwind CSS自体は無料でやんすが、Tailwind Labsという会社は有料のUIコンポーネントを売ることで収益を得ていたでやんす。つまり、『無料でツールを配る→公式サイトに人が来る→有料商品を買ってもらう』という、まるでスーパーの試食コーナーみたいなビジネスモデルだったでやんす。」
やきう
「で、AIが出てきて試食だけで満足するカスが増えたってことやな。ワイもChatGPTにコード書かせてるけど、公式サイトなんか見に行かんわ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす!生成AIの普及で、公式ドキュメントへのトラフィックが40%減、売上は80%減、そして従業員の75%をレイオフという悲惨な状況になったでやんす。エンジニアは『Tailwindの使い方教えて』とAIに聞いて完結するようになったでやんすからね。」
ずん
「80%減とか、もはや会社の体をなしてないじゃん!それなのに、なんでAIフレンドリーなドキュメント作れって言われてんのだ?矛盾してるのだ!」
やきう
「そこが地獄やねん。AIに最適化せんかったら、AIが他のフレームワークばっか紹介して、Tailwindは忘れられる。でも最適化したら、ますます人間が公式サイトに来なくなる。詰んどるやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「まさに『ジレンマ』でやんすね。これは『囚人のジレンマ』ならぬ『OSS開発者のジレンマ』でやんす。協力すれば共倒れ、裏切っても自滅という状況でやんす。」
ずん
「じゃあ、OSSって全部終わりってことなのだ?ボクが使ってる便利なツールも消えちゃうのだ?」
でぇじょうぶ博士
「可能性はあるでやんす。特に『OSS本体は無料、ドキュメントで集客、有料サービスで収益化』というモデルの企業は全て同じリスクを抱えているでやんす。まるでドミノ倒しの最初の1枚が倒れたような状況でやんすね。」
やきう
「ワイ、別にええけどな。OSSなんて無料で使えるんが当たり前やと思っとったし。勝手に作って勝手に潰れるだけやろ。」
でぇじょうぶ博士
「それは短絡的でやんす、やきう君!もしOSSが全滅したら、あなたが使ってる便利なツールも、AIも、全てが成り立たなくなるでやんす。React、TypeScript、PostgreSQL...全部OSSでやんす。まるで酸素がないのに『別に空気なんて無料やし』と言ってるようなもんでやんす。」
ずん
「じゃあどうすればいいのだ!?金払えってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。記事では『利用者が何らかの形で開発・維持企業や個人に対価を支払うエコシステムを構築する必要がある』と提言してるでやんす。つまり、寄付やスポンサーシップ、サブスクリプションなど、持続可能な支援の仕組みが必要ということでやんす。」
やきう
「綺麗事やな。そんなん、一部の大企業がスポンサーになるだけで、個人は結局タダ乗りするに決まっとるわ。」
でぇじょうぶ博士
「確かに綺麗事でやんすが、実際にVercel社がTailwindのスポンサーになると表明したでやんす。これは『Next.jsがTailwindに依存してるから、潰れたら困る』という実利的な判断でもあるでやんす。まるでマフィアの縄張りを守るために手下を支援するようなもんでやんすね。」
ずん
「なんか暗い話ばっかりなのだ...。AIのせいでエンジニアの仕事も奪われて、OSSも潰れるなら、もうボク何も信じられないのだ。」
やきう
「お前、そもそも何も作ってへんやろ。他人の心配してる場合か。」
でぇじょうぶ博士
「やきう君の指摘は的確でやんすが、ずん君の不安も理解できるでやんす。この問題は『知識へのアクセス』『学習の導線』『公式情報の価値』という、インターネットの根幹を支える仕組みが変わりつつあるということでやんす。まるで本屋が電子書籍に駆逐されたように、今度は『情報そのもの』が生成AIに吸収されてしまうでやんす。」
でぇじょうぶ博士
「まず、自分が使ってるOSSに感謝することでやんす。そして、可能であればスポンサーになったり、寄付をすることでやんす。あとは、公式ドキュメントをちゃんと読むことでやんすね。AIに頼りすぎず、一次情報にアクセスする習慣を持つことが、間接的にOSS開発者を支えることになるでやんす。」
やきう
「まあ、ワイはGitHubスポンサー月5ドルくらいなら出してもええかな。その分、会社の経費で落とすけどな。」
でぇじょうぶ博士
「それも立派な支援でやんす。大事なのは、『無料は当たり前』という認識を改めることでやんす。」
ずん
「わかったのだ...。でも正直、ボクは月5ドルも出したくないのだ。だってボク、Tailwindなんて使ってないし、そもそもコード書けないし、むしろボクにスポンサーしてほしいくらいなのだ。」