ずん
「権力って結局、悪い奴のためのチートアイテムなんじゃないのだ?」
やきう
「チートも何も、そもそもルール作ってんのが権力者やからな。自分ルールでプレイしとるだけや。」
でぇじょうぶ博士
「実はそれが核心でやんす。権力に最も引き寄せられる人間が、最もそれにふさわしくない人間という皮肉でやんす。」
かっぱ
「ほな、ええ人は最初から権力欲しがらへんってことか?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。さらに悪いことに、権力は人をアルコールのように酔わせ、共感能力を奪うでやんす。」
ずん
「じゃあ、酒飲んで暴れるオヤジと同じってことなのだ?」
やきう
「お前のオヤジ、核ミサイルのボタン持ってへんやろ。スケールが違うんや。」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、面白い例があるでやんす。アメリカのある町の警察はパニッシャーみたいな勧誘動画を作って、攻撃的な人間ばかり集めたでやんす。」
かっぱ
「そらアカンやつしか集まらんわ。求人広告でヤクザ募集しとるようなもんやん。」
でぇじょうぶ博士
「対照的に、ニュージーランド警察は『他者を気遣うヘルパー』を募集したら、多様で優秀な人材が集まったでやんす。」
ずん
「なるほど!じゃあ、日本の警察も猫の動画とか使えばいいのだ!」
やきう
「浅すぎて草。お前、交番でお巡りさんが猫抱いてても何も解決せえへんやろ。」
でぇじょうぶ博士
「ずん君の発想は浅いでやんすが、採用戦略が組織の性質を決めるという点では正しいでやんす。」
かっぱ
「ほんで、その悪人どもは結果だけアピールして、過程は隠すんやろ?」
でぇじょうぶ博士
「まさにでやんす。ムッソリーニの『列車を時刻表通りに走らせた』という神話も、実は前任者の成果を横取りしただけでやんす。」
ずん
「じゃあ、ボクが会社で成果横取りしてもバレないってことなのだ?」
やきう
「お前、横取りする成果すら持ってへんやろ。まず働けや。」
でぇじょうぶ博士
「さらに現代では、デジタル技術で監視社会を構築しようとする権力者もいるでやんす。中国の社会信用システムがその典型でやんす。」
かっぱ
「スマホ見るだけで点数引かれるとか、もう生きづらすぎやろ。」
ずん
「でも監視されてるなら、悪いことできなくなっていいんじゃないのだ?」
やきう
「アホか。監視する側が一番悪いことしとるんやで。誰が見張るんや、見張り役を。」
でぇじょうぶ博士
「それこそが本書の結論でやんす。権力が市民を監視するのではなく、市民が権力を監視すべきでやんす。」
かっぱ
「ほな、その監視役がジャーナリズムってわけか。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。しかし世界中でジャーナリズムが衰退していて、これは最終防衛ラインが崩壊しつつあることを意味するでやんす。」
ずん
「じゃあ、ボクがYouTuberになって権力を監視すればいいのだ!」
やきう
「お前、登録者3人で何監視すんねん。再生回数より監視対象の方が多いやろ。」
かっぱ
「まあでも、一人一人が声上げるのは大事やで。諦めたら終わりやからな。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。本書も絶望ではなく、より良いリーダーを選び、より良い市民社会を作ることは可能だと説いているでやんす。」
ずん
「でも結局、悪い奴が上に立ちやすいなら、ボクも悪い奴になった方が得なんじゃないのだ?」
やきう
「お前みたいなザコが悪党なったところで、せいぜいコンビニのおにぎり万引きするのが関の山やろ。」
かっぱ
「権力欲しがる時点で既にアカン方向やで。お前に必要なのは権力やなくて常識や。」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、ずん君のような思考こそが『悪人が上に立つ』構造を支えているでやんすね...」
ずん
「えっ、ボクが悪の親玉だったのだ!?じゃあ今日から善人になって、権力は要らないってことにするのだ!」