ずん
「学術論文の図表が読みにくいって話題になってるのだ。これって、研究者がわざと難しく描いてるんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは誤解でやんす。研究者の多くは、PowerPointで図を作る技術を学んだことがないでやんす。まるで料理を習ったことがない人が、いきなりフルコースを作ろうとするようなもんでやんすよ。」
やきう
「ワイの会社の資料もクソみたいな図ばっかりやで。上司のパワポとか、色使いが昭和のパチンコ台みたいやし。」
ずん
「でも、シンプルにすればいいだけなのだ?簡単じゃないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「それが難しいでやんす。シンプルにするというのは、何を削るかを決める作業でやんす。全裸になれば服選びは簡単でやんすが、それじゃ論文は通らないでやんすからね。」
やきう
「機能美とか言うてるけど、結局センスの問題やろ?ワイみたいな天才にしかできへんわ。」
でぇじょうぶ博士
「むしろ逆でやんす。センスがない人ほど、ルールに従えば良い図が描けるでやんす。筑波大学の論文は、まさにそのルールブックでやんすね。色の選び方、矢印の太さ、文字のサイズ...全部マニュアル化できるでやんす。」
でぇじょうぶ博士
「やんすね。ただし、AIは何を伝えたいかまでは判断できないでやんす。図表というのは、料理で言えば盛り付けでやんす。どんなに美しくても、肝心の味=内容が伝わらなければ意味がないでやんす。」
やきう
「ほな、研究内容がショボかったら、図をキレイにしても無駄ってことか。化粧しても不細工は不細工やもんな。」
ずん
「ひどいのだ...でも、『応用物理』誌に載ってる図でも改善点があるって、レベル高すぎないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それがポイントでやんす。一流誌に載る論文でさえ、図表は改善の余地だらけでやんす。つまり、図表のクオリティは研究の質とは別物でやんす。まるで、天才物理学者が字が汚いのと同じでやんすね。」
やきう
「ワイ、グラフ作るの嫌いやねん。Excelのデフォルト設定がダサすぎて萎えるわ。」
でぇじょうぶ博士
「Excelのデフォルト設定は、まるで公衆トイレの落書きのようなもんでやんす。あれをそのまま使う人は、料理にマヨネーズをドバドバかけるようなもんでやんすよ。」
ずん
「じゃあ、結局どうすればいいのだ?ボク、図表作るの面倒くさいのだ。」
でぇじょうぶ博士
「まず、無駄な要素を削るでやんす。3D効果、グラデーション、影...これらは全部ゴミでやんす。次に、色数を減らすでやんす。虹色のグラフは、まるでピエロの化粧のようでやんすからね。」
やきう
「でも、カラフルな方が目立つやろ?プレゼンとかで。」
でぇじょうぶ博士
「それは逆効果でやんす。派手な図表は、まるで全身にタトゥーを入れた人のようなもんでやんす。インパクトはあるでやんすが、何を伝えたいかが分からなくなるでやんす。」
でぇじょうぶ博士
「極端でやんすが、方向性は正しいでやんす。色は情報を整理するためのツールでやんす。同じカテゴリーは同じ色、重要な部分だけ目立つ色...といった具合に、戦略的に使うでやんすよ。」
やきう
「ほな、論文の図表って、デザイナーに外注すればええんちゃうか?」
でぇじょうぶ博士
「それも一理あるでやんすが、問題は専門用語でやんす。デザイナーは『量子もつれ』とか『スピン軌道相互作用』とか理解できないでやんすからね。まるで、フランス語の詩を翻訳せずに絵にするようなもんでやんす。」
ずん
「難しすぎるのだ...もう論文なんて書かないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「そもそもずんは研究者じゃないでやんす。」
ずん
「(...あっ)じゃあ、会社のプレゼン資料に使えばいいのだ!これで出世間違いなしなのだ!」
ずん
「...じゃあ、再就職の面接資料をキレイに作れば、採用されるのだ!これは完璧な作戦なのだ!」