**ずん
「マネージャーって結局、苦行なのだ。ガンプラ作ってる方が楽しいって本音を漏らすレベルなのだ!」**
**でぇじょうぶ博士
「そうでやんすね。マネジメントの醍醐味は『テコの作用』だなんて建前を言いつつ、週末にガンプラでものづくりの楽しさを補填してるとか、もはや精神的ドーピングでやんす。」**
**やきう
「テコの原理(笑)。それってつまり、自分の手柄が見えにくいってことやろ?成果出ても『チームのおかげです〜』って謙遜せなアカンし、失敗したらマネージャーの責任。ワイなら即バックれるわ。」**
**ずん
「でもこの人、8年もマネージャーやってるのだ。ドMなのだ?」**
**でぇじょうぶ博士
「違うでやんす。この人の原動力は2001年のトラウマでやんす。IT業界が『3K(きつい、帰れない、給料が安い)』と呼ばれた地獄の時代、マンガ喫茶で寝泊まりするような炎上現場を経験して、『二度と自分や身近な人を炎上させない』という使命感が芽生えたでやんす。」**
**やきう
「マンガ喫茶トラウマで草。今でも入ると気分悪くなるとか、PTSDやんけ。」**
**ずん
「じゃあつまり、マネージャーって『自分が地獄を見たから、他人を地獄から救う』っていう贖罪ビジネスなのだ?」**
**でぇじょうぶ博士
「おお、鋭い指摘でやんす。まさに『いきいきと仕事をする環境をつくり、維持すること』が彼の喜びでやんす。つまり、マネージャーの楽しさは『他人の不幸を未然に防ぐこと』という地味で報われにくいミッションに満足感を見出せるかどうか、でやんす。」**
**やきう
「それ、楽しいか?承認欲求満たされへんやろ。『ありがとう』なんて誰も言わんのに、縁の下の力持ちごっこして何が楽しいんや。」**
**ずん
「確かに。コード書いてた時の方が楽しかったって本人も言ってるし、結局マネージャーって損な役回りなのだ。」**
**でぇじょうぶ博士
「ところが、ここに興味深いパラドックスがあるでやんす。彼は『ものづくりの醍醐味を超える面白さはまだ知らない』と言いつつも、8年間マネージャーを続けてるでやんす。これは『楽しさ』ではなく『意義』に駆動されてる証拠でやんす。」**
**やきう
「意義(笑)。そんなん腹の足しにならんわ。ワイは目に見える成果が欲しいんや。ガンプラみたいに『できた!』ってやつが。」**
**ずん
「じゃあマネージャーに向いてる人って、どんな人なのだ?ガンプラで満足できる人なのだ?」**
**でぇじょうぶ博士
「違うでやんす。マネージャーに向いてるのは、『自分の手柄が見えなくても、誰かの働きやすさが1ミリでも改善されたら嬉しい』と思える、ある種の変態でやんす。普通の人は耐えられないでやんす。」**
**やきう
「変態で草。つまりマネージャーって、『他人の幸せが自分の幸せ』とかいう聖人か、『過去の自分を救いたい』っていう業を背負った奴しかできへんってことか。」**
**ずん
「うわぁ...それ、ボクには絶対無理なのだ。ボクは自分が楽しくないと生きていけないのだ。」**
**でぇじょうぶ博士
「そう、だからずんは一生エンジニアのままでいいでやんす。というか、マネージャーになったら周囲が大迷惑でやんす。」**
**やきう
「でも結局、この人も『ガンプラで補填してる』って言うとるやん。マネージャーだけじゃ心が満たされへんってことやろ?それって仕事として破綻してへん?」**
**でぇじょうぶ博士
「いや、むしろ健全でやんす。仕事だけに全ての喜びを求めるのは危険でやんす。週末にガンプラを作ることで、『ものづくりの楽しさ』と『短期的な達成感』を補完してる。これはワークライフバランスの理想形でやんす。」**
**ずん
「じゃあ、マネージャーって『仕事では喜びを感じにくいから、趣味で補う』っていう構造なのだ?それ、本末転倒じゃないのだ?」**
**でぇじょうぶ博士
「違うでやんす。仕事での喜びは『いきいきと働く環境をつくること』で得られてるでやんす。ただし、それは『完成したガンプラ』のような具体的な形では見えないから、実感しにくいだけでやんす。」**
**やきう
「要するに、マネージャーは『見えない成果に満足できる人』か『過去のトラウマを昇華したい人』しかやれへんってことやな。ワイには無理や。」**
**ずん
「ボクも無理なのだ。だからボクは一生、週5でガンプラ作る人生を選ぶのだ!それが真のワークライフバランスなのだ!」**