**ずん**
「なあ博士、世の中年男性がダサいって記事があるのだ。でもボクはまだ若いから関係ないのだ!」
**でぇじょうぶ博士**
「甘いでやんす、ずん君。老いは足音を立てずに忍び寄る暗殺者みたいなもんでやんす。気づいたときにはもう、ユニクロのフリースを3色持ってる自分がいるでやんす。」
**やきう**
「ワイは違うで。ワイのファッションセンスは完璧や。なんせ部屋から出ないから服なんて要らんからな。」
**ずん**
「それ、ファッション以前の問題なのだ...。で、何がダサいって言われてるのだ?」
**でぇじょうぶ博士**
「MB氏によると、『おしゃれには明確な理由がある』そうでやんす。つまり、ダサさにも明確な理由があるってことでやんすね。まるで数学の公式みたいなもんでやんす。」
**やきう**
「理由とか知らんわ。服なんて体温調節できればええやろ。それ以上求めるやつは意識高い系や。」
**ずん**
「じゃあ具体的に何がダメなのだ?教えてほしいのだ!」
**でぇじょうぶ博士**
「まず第3位は『謎のロゴ入りTシャツ』でやんす。特に英語で書かれた意味不明な文章が入ってるやつでやんすね。『CALIFORNIA BEACH STYLE 1985』とか、お前カリフォルニア行ったことないだろって突っ込みたくなるやつでやんす。」
**やきう**
「それな。『NEW YORK CITY』とか書いてあるのに千葉県民とかな。詐欺やろそれ。」
**ずん**
「ボクのTシャツにも『SPEED MASTER』って書いてあるけど、ボク運動神経ゼロなのだ...。」
**でぇじょうぶ博士**
「それはまさに虚偽広告でやんすね。第2位は『ダボダボのジーンズ』でやんす。特に色落ちしたやつを履き続けてる中年男性は、まるでタイムマシンから降りてきた90年代の亡霊みたいでやんす。」
**やきう**
「ワイのジーパン、もう10年履いとるけど何が悪いんや。物を大切にするのは美徳やろが。」
**でぇじょうぶ博士**
「そして栄えある第1位は『チェックシャツ×チェックパンツ』の組み合わせでやんす。これはもう、視覚的テロリズムと言っても過言ではないでやんす。目がチカチカするでやんすよ。」
**やきう**
「チェック柄同士がアカンのか?ワイ、柄物好きやからよう組み合わせとったわ...。」
**ずん**
「それ、もしかして街で見かける『歩く市松模様』みたいな人なのだ?」
**でぇじょうぶ博士**
「MB氏は『ドレスとカジュアルのバランスが大事』と言ってるでやんす。つまり、全身カジュアルは子供っぽく見えて、全身フォーマルは堅苦しい。このバランス感覚が欠如してるのが中年男性の特徴でやんすね。」
**やきう**
「バランスとか面倒くさいわ。全部黒着とけば間違いないやろ。ワイはいつも全身黒や。」
**ずん**
「それ、お葬式の帰りみたいになってないかなのだ...?」
**でぇじょうぶ博士**
「まあ、ファッションってのは自己表現でやんすからね。ただし、その自己が『20年前で時が止まってる人』だとバレるのも自己表現と言えば自己表現でやんす。」
**やきう**
「結局何着ればええんや。教えてくれや博士。」
**でぇじょうぶ博士**
「基本は『シンプル・ジャストサイズ・モノトーン』でやんす。これだけ守れば、少なくとも『ダサい』とは言われないでやんす。まあ、おいらみたいに見た目気にしなくても研究に打ち込めば問題ないでやんすけどね。」
**ずん**
「博士、それで女性にモテないって嘆いてたじゃないかなのだ...。」
**でぇじょうぶ博士**
「む、むむむ...。それは別の話でやんす!おいらは学問の道を選んだから仕方ないでやんす!」
**やきう**
「負け惜しみ草。でもまあ、ワイも人のこと言えへんな。部屋着しか持ってへんし。」
**ずん**
「結局みんなダメじゃないかなのだ。でもボク、これからはオシャレに気を使うのだ!まずは『SPEED MASTER』のTシャツを捨てるところから始めるのだ!...いや待てよ、これ高かったんだよな...もったいないから部屋着にするのだ!」