**ずん
** 「3億円事件ってヤバすぎるのだ!犯人が警察関係者の息子って、これ完全にサスペンスドラマなのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「まあ落ち着くでやんす。この事件、実は日本犯罪史上最大のミステリーでやんすよ。1968年に現金輸送車から3億円が奪われ、犯人は未だに捕まってないでやんす。」
**やきう
** 「ワイが気になるんは、なんで松本清張がわざわざ事実を変えて小説書いとるんや。22歳にしたり、三鷹にしたり...怪しすぎるやろ。」
**ずん
** 「あー、それって訴えられるのが怖かっただけじゃないのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「甘いでやんす、ずん君。清張は単なる小心者じゃないでやんす。むしろ、事実を変えることで『ここに真実がある』と暗に示してるでやんすよ。まるで暗号のようなもんでやんす。」
**やきう
** 「つまり、『19歳、国分寺、白バイ隊員の息子』が本命ってことか。でも平塚八兵衛がシロ判定したんやろ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「そこが問題でやんす。平塚刑事は単独犯説に固執しすぎて、身内への捜査を避けたんじゃないかと囁かれてるでやんす。警察が警察を調べるのは、自分の尻を自分で拭くようなもんでやんすからね。」
**ずん
** 「でも、その少年は自殺しちゃったんでしょ?証拠も何もないじゃん。」
**やきう
** 「事件の1週間後に青酸カリで自殺とか、タイミング完璧すぎやろ。これで偶然って言われても信じるやつおらんわ。」
**でぇじょうぶ博士
** 「その通りでやんす。しかも白バイ隊員の息子なら、警察の内部事情や現金輸送のルートも知り得る立場でやんすからね。犯行に必要な情報が全て揃ってたでやんす。」
**ずん
** 「じゃあなんで捕まえなかったのだ!?警察は無能なのだ!」
**やきう
** 「無能っちゅうか、捕まえたくなかったんやろ。身内の不祥事を公にするより、迷宮入りにする方がマシって判断や。組織防衛ってやつやな。」
**でぇじょうぶ博士
** 「まさにその通りでやんす。警察組織にとって、白バイ隊員の息子が犯人なんてことになれば、組織の信用は地に落ちるでやんすからね。まるで自分の家の恥を隠すために、火事を見なかったことにするようなもんでやんす。」
**ずん
** 「でもさ、3億円ってどこに消えたのだ?少年が一人で使い切れる金額じゃないのだ。」
**やきう
** 「そこが単独犯説の弱点やな。おそらく共犯者がおって、金は分配されたんちゃうか。不良グループのメンバーってのも気になるところや。」
**でぇじょうぶ博士
** 「清張も共犯説を示唆してるでやんすね。警備会社の社長が元警察官僚っていう設定も意味深でやんす。組織ぐるみの可能性を匂わせてるでやんすよ。」
**ずん
** 「うわー、陰謀論っぽくなってきたのだ。でも面白いのだ!」
**やきう
** 「陰謀論やなくて、状況証拠の積み重ねや。タイミング、動機、機会、全部揃っとるんやから。ただ、警察が本気で捜査せんかっただけの話や。」
**でぇじょうぶ博士
** 「結局、この事件は1975年に時効を迎えて、永遠の謎になったでやんす。でも清張の小説は、後世に『真実はここにある』というメッセージを残したでやんすね。」
**ずん
** 「じゃあボクも小説書いて真実を暴露するのだ!『ずんが解く3億円事件の謎』ってタイトルで!」
**やきう
** 「お前が書いたら『ずんが3億円持ち逃げする方法』になるやろ。」
**でぇじょうぶ博士
** 「それは脱税指南書でやんす。」
**ずん
** 「...じゃあ、ボクは3億円拾う方法を研究するのだ!これなら合法なのだ!」