ずん
「周回遅れの日本がAIで逆転!?これ、最後の花火じゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ...。ずん君、それは早計でやんす。フィジカルAIは日本の"ものづくり遺伝子"が炸裂する領域でやんすよ。」
やきう
「ほーん。でもどうせまた『技術はあるけど商売下手』パターンやろ?ワイ、何回同じ話聞かされとんねん。」
ずん
「それな!結局アメリカと中国に美味しいとこ持ってかれるオチなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「確かに過去の轍を踏む可能性は否定できないでやんす。しかし今回は違うでやんす。フィジカルAIには『信頼性』という、まるでおいらのラブレターのように重要な要素が必要でやんすからね。」
やきう
「博士のラブレターとか、誰も信頼せんやろ。むしろ通報案件や。」
でぇじょうぶ博士
「ぐぬぬ...。話を戻すでやんすが、AIでロボットを制御する際、0.1秒の判断ミスが工場のライン停止や人身事故につながるでやんす。日本の製造業は『壊れない、狂わない』を何十年も追求してきた実績があるでやんす。」
ずん
「へー。でも1兆円投資して本当にペイするのだ?税金の無駄遣いにならないのだ?」
やきう
「ほんこれ。どうせ天下り先のコンサル会社が中抜きして、現場には雀の涙しか降りてこんパターンや。」
でぇじょうぶ博士
「痛いところを突くでやんすね...。ただ、国内外のIT企業が日系メーカーに協業を打診している事実は重要でやんす。これは『日本の技術がないと困る』というラブコールでやんす。まるでおいらが女性に送る...」
ずん
「でも博士、具体的にどんなロボットができるのだ?お掃除ロボットが賢くなるくらい?」
でぇじょうぶ博士
「それは氷山の一角でやんす。例えば災害現場で瓦礫をどかすロボット、高齢者の介護を手伝うロボット、危険な工場作業を代行するロボット...可能性は無限大でやんす。」
やきう
「ほーん。で、そのロボットが暴走して人類滅ぼすんやろ?SF映画で散々見たわ。」
でぇじょうぶ博士
「だからこそ『信頼できるAI』という政府の方針が重要なんでやんす。暴走しない、予測可能な動きをする。これが日本の強みになるでやんす。」
ずん
「なるほど...でもさ、結局アメリカのGoogleとか中国のファーウェイが本気出したら、また負けるんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんす。ただし、彼らは『速く作る』のは得意でも『壊れないものを作る』のは別問題でやんす。トヨタのカイゼンみたいな地道な積み重ねは、一朝一夕では真似できないでやんすよ。」
やきう
「でも博士、日本企業って会議ばっかりで意思決定遅いやん。その間に中国企業が100台ロボット作って終わりちゃうん?」
ずん
「それな!会議で『検討します』『上に報告します』言ってる間に、中国は世界中に売りまくるのだ。」
でぇじょうぶ博士
「ぐうの音も出ないでやんす...。確かに日本企業の意思決定の遅さは、まるでおいらの足の速さとは真逆でやんすね。」
やきう
「博士の足が速くても、モテへんかったら意味ないやろ。日本の技術も同じや。」
でぇじょうぶ博士
「むむむ...。しかし今回は政府が1兆円規模の投資を明言したでやんす。これは本気度の表れでやんす。過去の『クールジャパン』みたいな掛け声倒れとは違うはずでやんす。」
ずん
「『はず』って...博士、自信なさすぎなのだ。」
やきう
「まあでも、ロボット産業で日本が勝てる要素があるんなら、ワイは応援するで。どうせワイの年金も溶けとるしな。」
でぇじょうぶ博士
「やきう君...珍しく前向きでやんすね。実はフィジカルAIが発展すれば、引きこもりのやきう君でもロボットが代わりに働いてくれる未来が来るかもしれないでやんすよ。」
やきう
「それ最高やん!ワイ、一生部屋から出んで済むんか!?」
ずん
「...それって結局、日本人全員が引きこもりになるってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは極論でやんすが、労働力不足の日本では現実的な解決策かもしれないでやんす。ただし、人間が何もしなくなったら筋肉も脳も退化するでやんす。まるでおいらの恋愛能力のように...」
ずん
「でもさ、ロボットが全部やってくれるなら、ボクは一日中ゲームしてればいいのだ!最高の未来なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ずん君...それは人類の進化ではなく退化でやんす。フィジカルAIは人間を楽にするためではなく、人間ができないことを実現するための技術でやんす。」
やきう
「ほんまそれな。ずん、お前みたいなんが増えたら日本終わるわ。」
ずん
「え?でもやきうだってニートじゃん。人のこと言えないのだ。」
やきう
「ワイは...ワイは戦略的撤退しとるだけや!社会がクソやから出る価値ないだけやねん!」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ、落ち着くでやんす。とにかく、フィジカルAIは日本にとって数少ないチャンスでやんす。過去の失敗を繰り返さないためには、スピード感を持って実行することが重要でやんす。」
ずん
「でも結局、政府の『1兆円投資』とか言っても、どうせ天下り団体に流れて終わりなんでしょ?ボクにもお金配ってほしいのだ!」
やきう
「ほんこれ。ワイにもくれや。引きこもり支援金として。」
でぇじょうぶ博士
「...あなたたちには何も渡さないでやんす。」
ずん
「ケチ!でもまあ、日本がロボット大国になったら、ボクもロボット彼女をゲットできるかもしれないのだ!これは期待していいのだ!」