ずん
ボク、「ごんぎつね」って教科書で読んだけど、オリジナル版があるって初めて知ったのだ!これってヤバいやつなのだ?
でぇじょうぶ博士
やんすねぇ。実は教科書版の「ごんぎつね」は、検閲でマイルドにされた版でやんす。南吉自筆のオリジナル版は、まるで規制前のアニメみたいに、もっとエグい表現があるでやんす。
やきう
ほーん。で、何がそんなに違うんや?狐が人間にボコボコにされるシーンでももっと詳しく書いてあるんか?
でぇじょうぶ博士
いや、むしろ逆でやんす。オリジナル版は方言や時代背景がもっとリアルで、ごんの心情描写も生々しいでやんす。教科書版は子ども向けに「翻訳」されてるようなもんでやんすね。
ずん
えー!じゃあボクが読んだのは偽物だったってことなのだ!?騙されたのだ!
やきう
偽物とかアホか。お前が読んだ絵本も全部「翻訳」されとるわ。原作の桃太郎とか、鬼を虐殺して財宝奪う強盗の話やぞ。
でぇじょうぶ博士
その通りでやんす。実は文学作品の「教科書化」というのは、まるでラーメンを水で薄めるようなもんでやんす。本来の味わいが失われるでやんすね。
ずん
うーん...でも立命館小学校はなんでわざわざオリジナル版を教えてるのだ?めんどくさくないのだ?
でぇじょうぶ博士
それこそが教育の本質でやんす!薄めたラーメンじゃなく、本物の濃厚豚骨を味わわせたいということでやんすよ。子どもだからって舐めてないでやんす。
やきう
まあ、ワイらが子どもの頃なんて、もっとハードな童話読まされとったけどな。最近の教科書、ヌルすぎやろ。
ずん
でも、難しすぎて子どもが読めないんじゃないのだ?
でぇじょうぶ博士
むしろ逆でやんす。子どもは大人が思ってるより賢いでやんす。方言や古い表現があっても、文脈から理解する力があるでやんすよ。大人の方が「難しすぎる」って勝手に決めつけてるだけでやんす。
やきう
せやな。ワイのガキの頃なんて、意味わからん四字熟語とか丸暗記させられたけど、今でも覚えとるし。
ずん
じゃあこのオリジナル版、どこが一番ヤバいのだ?
でぇじょうぶ博士
一番の違いは、ごんが兵十に撃たれるシーンの描写でやんすね。教科書版だと「ばたりと倒れました」程度でやんすが、オリジナル版はもっと...リアルでやんす。まるでハリウッド映画と邦画くらいの違いがあるでやんす。
でぇじょうぶ博士
まあ、そこまで露骨じゃないでやんすが、死の描写がより生々しいでやんす。あと方言の使い方で、当時の農村の雰囲気がリアルに伝わってくるでやんすね。
ずん
うわぁ...それ小学生に読ませて大丈夫なのだ?PTAとかが怒らないのだ?
でぇじょうぶ博士
そこが立命館小学校の凄いところでやんす。ちゃんと解説資料も付けて、文学作品としての価値を教えてるでやんす。まるで寿司屋が本物のワサビを使うように、本物の文学を提供してるでやんすね。
やきう
でも朝日新聞で紹介されたってことは、左翼の洗脳教育ちゃうんか?
でぇじょうぶ博士
それは早計でやんす。これは純粋に文学教育の話でやんす。右も左も関係ないでやんすよ。むしろ、原典を大切にするという保守的な姿勢とも言えるでやんす。
ずん
でも、この資料のPDFダウンロード、希望者が多すぎて郵送終了したって書いてあるのだ。そんなに人気なのだ?
でぇじょうぶ博士
やんすねぇ。これはまるでレアなポケモンカードを配布したようなもんでやんす。全国の教師や保護者が殺到したでやんすよ。みんな「本物の教材」に飢えてたんでやんすね。
やきう
でも2013年の記事やんけ。今更感あるわ。
でぇじょうぶ博士
それが違うでやんす。むしろ今だからこそ重要でやんす。AIが要約した文章や、簡略化された情報ばかりの時代に、「原典に当たる」という姿勢は貴重でやんすからね。
ずん
なるほどなのだ...でも結局、兵十がごんを撃っちゃうのは変わらないんでしょ?悲しい結末は同じなのだ?
でぇじょうぶ博士
やんす。でも、その悲しみの「質」が違うでやんす。教科書版は「かわいそう」で終わるでやんすが、オリジナル版は「なぜこうなったのか」を深く考えさせるでやんすね。
やきう
つまり、感動ポルノじゃなくて、ちゃんとした文学ってことやな。
ずん
ボク、もう一回読みたくなってきたのだ!でもPDFダウンロードってめんどくさいのだ...
でぇじょうぶ博士
そこでやんすか!?立命館小学校のサイトに行けば無料でダウンロードできるでやんす。20ページのカラー資料に解説付きでやんすよ。
やきう
無料とか、立命館太っ腹やな。普通こういうのって版権とかで金取るやろ。
でぇじょうぶ博士
それこそが教育機関の良心でやんす。知識や文化は独占するものじゃなく、共有するものでやんすからね。まるでオープンソースソフトウェアみたいなもんでやんす。
ずん
じゃあボクもダウンロードして、友達に自慢するのだ!「ボクは本物のごんぎつねを知っているのだ!」って!
やきう
自慢する内容が地味すぎて草。モテる要素ゼロやん。
でぇじょうぶ博士
まあ、文学で自慢してもモテないのは事実でやんすが、教養は人生を豊かにするでやんすよ。
ずん
えっ...じゃあボクこのまま一生独身なのだ...?
でぇじょうぶ博士
それは「ごんぎつね」とは別の問題でやんす。
やきう
ずん、お前さっきから論点ズレすぎやろ。結局「ごんぎつね」読むんか読まんのか、どっちやねん。
ずん
うーん...読むのだ!でも、最後にごんが死ぬのわかってるから、途中でやめるのだ!ハッピーエンドで終わらせるのだ!
でぇじょうぶ博士
それじゃあ意味ないでやんす!物語の本質は結末にあるでやんす!途中でやめるなんて、ラーメン食ってスープ残すようなもんでやんす!
やきう
っていうか、お前それ人生でも同じことしとるやろ。嫌なことから逃げてばっかりやん。
でぇじょうぶ博士
まあ、でも文学ってそういうもんでやんすよ。読者に色々考えさせるのが目的でやんす。ずんみたいに「途中でやめたい」って思うのも、一つの読み方でやんすね。
ずん
えっ!?じゃあボクの読み方も正しいってことなのだ!?
でぇじょうぶ博士
いやいや、真面目な話でやんす。文学作品に「正しい読み方」なんてないでやんすよ。読者それぞれが自分なりの解釈をすればいいでやんす。
ずん
なるほどなのだ!じゃあボクは「ごんが最後に生き返って兵十と仲良くなるハッピーエンド」で読むのだ!
やきう
っていうか、ずんが一番やばいのは、こういう教材使って育った立命館小学校の生徒に、将来学力でボロ負けするってことやぞ。
ずん
えっ...そんな...ボク一応有名大学出てるのだ...(震え声)
でぇじょうぶ博士
まあ確かに、オリジナル版で深い読解力を鍛えた子どもたちは、将来的に文章理解能力が高くなるでやんすね。それは間違いないでやんす。
やきう
せやから、ワイも自分の子どもには本物の文学読ませるわ。教科書なんて信用ならんし。
でぇじょうぶ博士
まあまあ、落ち着くでやんす。結局この立命館小学校の試みは、「子どもだからって手を抜かない」という姿勢が評価されてるでやんす。それが大事でやんすね。
ずん
でも博士、正直に言って、オリジナル版読んだら教科書版より面白いのだ?
でぇじょうぶ博士
それは読む人次第でやんすが、おいらは断然オリジナル版の方が面白いと思うでやんす。文章のリズムも、方言の響きも、全然違うでやんすからね。
ずん
じゃあ決めたのだ!ボク、今からダウンロードして読むのだ!そして小学生に負けないように勉強し直すのだ!
でぇじょうぶ博士
その意気でやんす!でも、ずんが最後まで読むかどうかは...疑問でやんすけどね。
ずん
失礼なのだ!ボクは最低でも5ページは読むのだ!...たぶん。