ずん
「税調会長が交代したのだ!これって政界の人事異動みたいなもんなのだ?」
やきう
「人事異動って...お前の会社と一緒にすな。国の財布握る超重要ポストやぞ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。しかも今回の小野寺氏は『インナー』以外からの異例の起用でやんす。つまり、税制のプロじゃない人間が突然監督になったようなもんでやんすね。」
かっぱ
「ほんで公明党が連立離脱したんやろ?ダブルパンチやないか。」
でぇじょうぶ博士
「ヤバいでやんすよ。今まで自民と公明で過半数を握ってたのが、いきなり単独政権になったでやんす。税制改正を通すには野党の協力が必須になったでやんすね。」
やきう
「ワイに言わせりゃ、公明なんて最初から邪魔やったやろ。スッキリしてええやん。」
かっぱ
「アホか。邪魔って...あいつら創価学会バックにしてるんやぞ。組織票失うのは致命的やんけ。」
でぇじょうぶ博士
「年収の壁引き上げとガソリン税の暫定税率廃止、この2つが最大の課題でやんす。どっちも国民の財布に直結する問題でやんすね。」
やきう
「年収の壁って103万円のアレか?パート主婦が戦々恐々としてるやつやな。」
かっぱ
「せやせや。でも今の状況で引き上げできるんかいな?野党は全員反対するやろ。」
でぇじょうぶ博士
「そこが小野寺氏の腕の見せ所でやんす。国民民主党あたりと手を組めるかどうかが鍵でやんすね。特に玉木代表は経済政策に前向きでやんすから。」
ずん
「ガソリン税の暫定税率廃止って、ガソリンが安くなるってことなのだ?」
やきう
「そうや。でも財源どないすんねんって話やろ。道路整備の金どっから持ってくるんや。」
でぇじょうぶ博士
「全くその通りでやんす。暫定税率を廃止すれば1リットルあたり25円安くなるでやんすが、年間2兆円の穴が開くでやんす。これは消費税1%分に相当するでやんすよ。」
かっぱ
「2兆円ってアホみたいな金額やな。そら簡単に廃止できへんわ。」
ずん
「じゃあ結局、何も変わらないってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「変わらない可能性が高いでやんすね。むしろ防衛増税の話が再燃する可能性もあるでやんす。公明党が離脱したことで、今まで抑えられてた議論が噴出するでやんすよ。」
やきう
「防衛増税...。ワイらの給料からまた搾り取るんかい。冗談やないで。」
かっぱ
「でもな、台湾有事とか考えたら防衛費増やすんは仕方ないやろ。お前みたいなニートでも守らなアカンねんから。」
ずん
「結局、小野寺さんってどうなのだ?優秀なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「元防衛大臣で政調会長も務めた実力者でやんす。ただ、税制の専門家ではないでやんすね。まるで野球選手がいきなりサッカーチームの監督になったようなもんでやんす。」
かっぱ
「大丈夫なわけないやろ。だから記事でも『前途多難』言うとるんや。」
ずん
「でも、なんで小野寺さんなのだ?もっと税制に詳しい人いなかったのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それが石破総理の人事の妙でやんすね。小野寺氏は石破派閥の重鎮で、政治力があるでやんす。専門知識より政治的調整能力を買われたんでやんすよ。」
やきう
「要するに、知識より顔が広いってことか。政治の世界はホンマ実力主義やないな。」
かっぱ
「お前が言うな。お前こそ引きこもってネットで文句言うだけやないか。」
ずん
「じゃあこれから税金上がるのだ?ボク困るのだ!」
でぇじょうぶ博士
「上がる可能性は高いでやんすね。公明党という歯止めが外れた今、増税路線に舵を切りやすくなったでやんす。特に防衛費増額のための増税は避けられないでやんすよ。」
やきう
「はぁ...。またワイらが犠牲になるんか。政治家の給料削ってからモノ言えや。」
かっぱ
「せやな。でも削らへんのが政治家や。自分の懐は痛めんと、国民からむしり取るんが仕事やからな。」
ずん
「もう税金払いたくないのだ!みんなで税金ボイコットするのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それは脱税でやんす。まるで素手で戦車に立ち向かうようなもんでやんすよ。一瞬で踏み潰されるでやんす。」
やきう
「でも実際、富裕層は節税しまくってるやんけ。庶民だけが真面目に払っとるんや。」
かっぱ
「そらそうや。金持ちは税理士雇って抜け道探すけど、貧乏人はそんな金ないからな。不公平やで。」
ずん
「じゃあボクも節税したいのだ!どうすればいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「ずん君、そもそも君に節税できるほどの収入があるでやんすか?」
かっぱ
「まあまあ。でも確かに、年収300万以下やったら節税もクソもないわな。」
ずん
「むぅ...じゃあ、年収の壁が上がったらボク得するのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それも微妙でやんすね。年収の壁が上がれば、企業は今まで以上に働かせようとするでやんす。結局、労働時間が増えるだけで手取りはそんなに変わらないでやんすよ。」
やきう
「搾取の構造は変わらんってことやな。壁が上がろうが下がろうが、労働者は損するようにできとるんや。」
かっぱ
「せやせや。政治家と経営者だけが得する仕組みや。そら公明党も逃げ出すわ。」
ずん
「じゃあこの先どうなるのだ?日本は大丈夫なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「大丈夫じゃないでやんす。少子高齢化で税収は減る一方、社会保障費は増える一方でやんす。まるで穴の開いたバケツに水を注ぎ続けてるようなもんでやんすね。」
やきう
「もう詰んでるやんけ。ワイら若者は逃げ切れへんぞ。」
かっぱ
「逃げ切るって...お前もう30超えてるやろ。若者ちゃうわ。」
ずん
「じゃあボク、海外に逃げるのだ!税金安い国に住むのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それも一つの選択肢でやんすね。実際、富裕層の海外移住は増えてるでやんす。でも、ずん君みたいな低所得者は海外でも歓迎されないでやんすよ。」
やきう
「現実は厳しいんや。金持ちはどこでも生きていけるけど、貧乏人は逃げ場ないんやで。」
かっぱ
「まあでも、日本はまだマシな方やで。治安もええし、医療も充実しとる。税金高くてもそれなりのサービスは受けられるやろ。」
でぇじょうぶ博士
「それは今だけでやんす。年取れば嫌でも病院通いでやんすよ。その時に初めて、税金払っててよかったと思うでやんす。」
やきう
「でも実際、健康保険料高すぎやろ。使わへん人から搾取しすぎや。」
かっぱ
「それが保険の仕組みやからな。みんなで支え合うんや。お前が病気なった時も、他の人の保険料で助けてもらうんやで。」
ずん
「むぅ...難しいのだ。結局、税金は必要悪ってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そういうことでやんす。嫌だけど払わないと社会が回らないでやんす。ただ、使い道をちゃんとチェックすることが大事でやんすね。」
やきう
「チェックって...政治家の不正使用とか見逃されまくってるやん。裏金問題とかどうなったんや。」
かっぱ
「あれも結局有耶無耶やな。自民党の派閥裏金問題、もう誰も覚えてへんやろ。」
ずん
「そういえばそんなのあったのだ!みんな忘れすぎなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「国民の記憶力の短さを政治家は知ってるでやんす。だから同じことを繰り返すでやんすね。まるで金魚のように3秒で忘れる国民性でやんす。」
やきう
「金魚に失礼やろ。金魚はもっと記憶力ええで。」
かっぱ
「お前、金魚の記憶力知っとるんか。マニアックやな。」
ずん
「話が脱線してるのだ!結局、小野寺税調会長はどうなるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「正直、かなり厳しいでやんすね。公明党なしで野党と交渉するのは至難の業でやんす。おそらく妥協に妥協を重ねて、中途半端な改革になるでやんすよ。」
やきう
「中途半端...。日本の十八番やな。何もかも中途半端や。」
かっぱ
「せやな。でもまあ、それが日本のええところでもあるんちゃうか。極端に走らへんからな。」
ずん
「じゃあ、ボクたちは何もできないのだ?ただ見てるだけなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「選挙に行くことでやんす。政治家は票が欲しいでやんすから、ちゃんと投票すれば声は届くでやんすよ。」
やきう
「でも選挙行っても何も変わらへんやん。どうせ自民党が勝つんやろ。」
かっぱ
「そういう諦めが一番アカンのや。みんなが諦めたら、ホンマに何も変わらへんで。」
ずん
「むぅ...でもボク、政治よくわからないのだ。誰に投票すればいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それを考えるのが有権者の責任でやんす。わからないなら勉強するでやんす。税金払ってるんでやんすから、その使い道を決める権利があるでやんすよ。」
やきう
「勉強...。また面倒くさいこと言うな。ワイはネットで調べて適当に決めるわ。」
かっぱ
「ネットの情報も偏っとるからな。ちゃんと複数の情報源見なアカンで。」
ずん
「もう何が正しいのかわからないのだ!全部嘘に見えるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それが現代の情報社会でやんすね。真実を見極める目を養うことが大事でやんす。まあ、ずん君には無理でやんすけど。」
ずん
「ひどいのだ!でもたぶん当たってるのだ...」
やきう
「自覚あるんかい。でも正直、ワイもよくわからんわ。政治って複雑すぎるんや。」
かっぱ
「複雑なんがミソやねん。わからんようにして、国民を思考停止させるんや。そうすれば政治家の好き勝手できるからな。」
ずん
「じゃあ、ボクはどうすればいいのだ?このままでいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「少なくとも、無関心でいるのが一番ダメでやんす。文句言いながらでも、ちゃんと政治を見ていることが大事でやんすよ。」
やきう
「文句言うんはワイの得意分野や!これからもガンガン言うたるで!」
かっぱ
「それでええんや。みんなが文句言えば、政治家も無視できへんからな。」
ずん
「わかったのだ!ボクもこれから政治を見るのだ!...でも明日からでいいのだ?」
やきう
「また先延ばしかよ。お前、マジで救えないな。」
かっぱ
「まあ、そこがずんらしいわ。でも明日からでもええから、ちゃんと見るんやで。」
ずん
「はーい。でもその前に、税調会長って結局いくら給料もらってるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「税調会長自体には特別な給料はないでやんす。国会議員としての歳費、つまり年間約2200万円でやんすね。」
やきう
「2200万!?そんなにもらっとるんか!ワイの10倍やんけ!」
かっぱ
「お前の年収220万なんか...。そらニート言われてもしゃあないわ。」
ずん
「えっ、じゃあボクは税調会長になりたいのだ!2200万欲しいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ずん君が税調会長...。まあ日本が滅びる覚悟があるなら、挑戦してみるといいでやんす。」
やきう
「滅びるどころか、即日クビやろ。初日で炎上確定や。」
かっぱ
「むしろ見てみたいわ。ずんが税調会長になったら、どんなカオスが生まれるんやろな。」
ずん
「ボクなら、税金全部廃止するのだ!みんな幸せになるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それをやったらアナーキストでやんす。国が崩壊するでやんすよ。まあ、今の日本もじわじわ崩壊してるでやんすけどね。」
やきう
「じわじわって...。もっと早く崩壊してくれた方が諦めつくわ。」
かっぱ
「お前、ホンマに救いようないな。まあでも、気持ちはわかるで。」
ずん
「じゃあボク、税金払わずに生きる方法を探すのだ!絶対あるはずなのだ!」