ずん
「ねぇねぇ、昔のアニメサイトがオンカジに乗っ取られてるらしいのだ!もうネットって怖すぎなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ふむふむ、これは『温泉幼精ハコネちゃん』という2015年放送のアニメでやんすね。ドメインを手放したら、第三者が取得してオンカジサイトに変身させたでやんす。まるでゾンビ映画のように、死んだはずのサイトが悪の手先として蘇ったわけでやんす。」
やきう
「ワイ、そのアニメ知らんけど、温泉幼精って時点でもうアカンやろ。健全な大人が見るもんちゃうで。」
かっぱ
「おい待てコラ。温泉と幼精を組み合わせただけで不健全扱いとか、お前の頭の中どないなっとんねん。」
ずん
「でもさ、ドメイン放棄したらこうなるって、企業は知らなかったのだ?」
でぇじょうぶ博士
「知っててもコスト削減でやんすよ。ドメイン維持費なんて年間数千円でやんすが、何十本もアニメ作ってたら『もう終わったコンテンツだし...』ってなるでやんす。まるで別れた恋人の写真を捨てるような感覚でやんすね。」
やきう
「で、その写真を拾ったヤツが『お前の元カノや』言うて詐欺に使うわけやな。えぐいわ。」
かっぱ
「しかもオンカジやろ?日本じゃ違法賭博やんけ。警察庁まで注意喚起しとるがな。」
ずん
「じゃあボク、もう検索使わないのだ!全部ブックマークからアクセスするのだ!」
やきう
「お前みたいなアホがおるから詐欺師が儲かるんやで。そもそもお前、ブックマーク整理できる知能あるんか?」
でぇじょうぶ博士
「ふむ、対策としては記事にある通り、公式URLの確認が基本でやんす。でもそもそも『温泉幼精ハコネちゃん 公式』で検索する人がどれだけいるか...というのが問題でやんすけどね。」
かっぱ
「つまり、誰も見ぃひんサイトやから放置されてたってことやな。悲しいなぁ...アニメ業界の現実や。」
ずん
「でも待って!これってつまり、昔のアニメサイト全部危ないってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす!おいらの推測では、2000年代初頭のアニメサイトなんて、半分以上は既にドメイン失効してるでやんす。そして今頃、謎の中国語サイトや怪しいサプリ通販になってる可能性が高いでやんすよ。」
やきう
「ワイの青春のアニメサイトも、今頃『精力剤通販』になっとるんやろなぁ...泣けるで。」
かっぱ
「お前の青春、そういう方向性やったんかい。」
ずん
「じゃあさ、企業はドメイン永久に持ってろってことなのだ?それってコスパ悪くないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まさにそこが問題でやんす。企業としては『終わったコンテンツに金かけたくない』のが本音でやんす。でも放置すれば今回みたいに悪用される。まるでジレンマの迷路に迷い込んだネズミでやんすね。」
やきう
「解決策あるんか?このクソみたいな状況に。」
でぇじょうぶ博士
「一つは『リダイレクト設定』でやんす。旧ドメインを手放す前に、新しいドメインか企業サイトに自動転送する設定をしておけば、少なくとも偽サイトへの誘導は防げるでやんす。費用も最小限で済むでやんすよ。」
かっぱ
「なるほどな。でもそれすら面倒くさがる企業が多いんやろ?」
ずん
「じゃあボクたちユーザーはどうすればいいのだ!もう信じられるものがないのだ!」
やきう
「お前、最初から信じられるもんなんてなかったやろ。ネットなんて全部疑ってかからなアカンねん。」
でぇじょうぶ博士
「やきう君の言う通りでやんす。基本は『公式アカウントのSNSからリンクを辿る』『URLのドメインを必ず確認する』『https://があるか確認する』この3点でやんす。」
かっぱ
「要するに、自己防衛しかないっちゅうことやな。悲しい時代やで。」
ずん
「でもさ、オンカジってそんなに儲かるものなのだ?わざわざ古いアニメサイト買ってまでやる価値あるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「大ありでやんす!オンカジの市場規模は世界で約10兆円でやんす。しかも『アニメ好き』というターゲット層は、ギャンブル依存になりやすい『現実逃避型』が多いでやんすからね。犯罪者にとっては格好の獲物でやんすよ。」
やきう
「えっ...ワイ、アニメ好きなんやけど...」
かっぱ
「お前は既に現実から逃避しとるやろがい。今さらやで。」
ずん
「じゃあさ、このままだと『けいおん!』とか『涼宮ハルヒ』の公式サイトも危ないってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「可能性は十分にあるでやんす。特に製作委員会方式で作られたアニメは、委員会解散後にドメイン管理が宙に浮くケースが多いでやんすからね。まるで親のいない孤児のように、ネットの海を漂ってるでやんす。」
やきう
「ホンマに業界全体の問題やんけ。誰か対策せえや。」
かっぱ
「せやけど、誰が金出すねん。アニメ業界なんてギリギリで回っとるのに。」
ずん
「じゃあさ、国が規制すればいいのだ!古いドメイン買収を違法にするとか!」
でぇじょうぶ博士
「それは無理でやんす。ドメインは基本的に『早い者勝ち』のシステムでやんすからね。規制したら、正当な理由で古いドメインを取得したい人まで困るでやんす。まるで泥棒を捕まえるために全ての家に鍵をかけることを禁止するようなもんでやんすよ。」
かっぱ
「せやから自衛するしかないんやって。諦めろ。」
ずん
「むむむ...じゃあボク、これから全部のアニメサイトをアーカイブするのだ!そうすれば偽物と本物が区別できるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「Internet Archiveという素晴らしいサービスが既にあるでやんすよ、ずん君。でもあれも完璧じゃないでやんすけどね。」
やきう
「お前、また無駄な努力しようとしてたんかい。」
ずん
「じゃあもう、ボクは昔のアニメなんて見ないのだ!新しいアニメだけ見るのだ!」
かっぱ
「それはそれで悲しいなぁ...過去の名作が忘れられていくんやで。」
でぇじょうぶ博士
「実は、この問題の本質は『デジタル遺産の管理』でやんす。物理的な本やDVDなら図書館に保管できるでやんすが、ウェブサイトは放っておくと消えるか悪用されるでやんす。まるで砂の城のように儚いでやんすね。」
やきう
「つまり、デジタル時代の文化保存って、めちゃくちゃコストかかるってことやな。」
ずん
「じゃあさ、ボクが大金持ちになったら、古いアニメサイト全部買い取って保護するのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まぁ夢は大事でやんすけどね。現実的には、ユーザー一人ひとりが注意深くなることと、企業がドメイン管理をもう少し真剣に考えることでやんす。あとは、旭プロダクションみたいに、問題が起きたらすぐに注意喚起することでやんすね。」
やきう
「要するに、みんなで頑張ろうってことか。薄っぺらい結論やな。」
かっぱ
「せやけど、それしかないやろ。諦めて生きるんや。」
ずん
「むぅ...でも待って!これってチャンスなのだ!ボク、偽サイト発見ビジネス始めるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...それは既に『ブランド監視サービス』という名前で存在してるでやんす。ずん君、また車輪の再発明でやんすよ。」
ずん
「じゃあ...じゃあ!ボク、オンカジに引っかからないアプリ作るのだ!怪しいサイトを自動検出してくれるやつなのだ!」
かっぱ
「それもブラウザの詐欺サイト警告機能であるやろがい。Googleも実装しとるで。」
ずん
「もう何もアイデアがないのだ...ボクはどうすればいいのだ...」
やきう
「お前はまず、怪しいサイトをクリックせんことから始めろや。それが一番の社会貢献や。」
ずん
「...ボク、もう温泉幼精ハコネちゃん見たくなってきたのだ。どこで見れるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「公式サイトは偽物でやんすから、配信サービスか円盤を探すでやんすね。でも2015年の短編アニメだから、配信してるかどうか...」
かっぱ
「お前、今まで散々話しといて、結局見たくなるんかい!学習しいや!」
ずん
「だって、こんなに話題になったら気になるのだ!」
やきう
「それが詐欺師の思うツボやろがい。話題になったら見たくなる、その心理を悪用しとんねん。」
でぇじょうぶ博士
「まさにその通りでやんす。今回の騒動で『温泉幼精ハコネちゃん』というワードで検索する人が増えて、偽サイトへのアクセスも増える可能性があるでやんす。まるでマッチポンプでやんすね。」
ずん
「むむむ...じゃあボクが検索したら、詐欺師を儲けさせることになるのだ?」
かっぱ
「せやから、公式が注意喚起しとるんやろがい。ホンマにアホやなお前。」
やきう
「つーか、お前ら全員アホやろ。こんな話で盛り上がっとる時点で。」
でぇじょうぶ博士
「やきう君、それを言ったらこのディスカッション自体が成立しないでやんす...」
ずん
「まぁまぁ、みんな落ち着くのだ。結局、この問題の教訓は『ネットは危険がいっぱい』ってことなのだ。みんな気をつけるのだ!」
ずん
「じゃあ最後に一つだけ!ボク、今度から『温泉幼精』って検索せずに『お風呂の妖精』って検索するのだ!これなら安全なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...それはそれで別の危険なサイトに誘導される気がするでやんす。」
ずん
「えっ?なんでみんな引いてるのだ?ボク、良いアイデア出したつもりなのだ!...あっ!もしかして『お風呂の妖精』って検索したら、もっとヤバいサイトが出てくるのだ!?じゃあ...じゃあ『銭湯の精霊』で!これなら完璧なのだ!」