ずん
「AIでポスター作って何が悪いのだ?むしろ効率的で最高じゃないのだ?」
やきう
「お前アホか。クレパスってのは手描きの象徴やろ。ハンバーガー屋が『実は全部冷凍です』って言うようなもんやぞ。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。サクラクレパスは1925年創業の老舗で、子どもたちの『手で描く喜び』を提供してきた企業でやんす。それがAIでポスター作るなんて、まるでラーメン屋の店主がカップ麺食ってるところを客に見られたようなもんでやんす。」
かっぱ
「しかもロゴまで違うって...自分とこの商品わかってへんやんけ。認知症のおじいちゃんが孫の名前間違えるレベルやん。」
ずん
「でもでも、時代はAIなのだ!むしろ積極的に使うべきなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ずん君、それは違うでやんす。問題は『使ったこと』じゃなくて『隠そうとしたこと』と『品質管理を怠ったこと』でやんす。AI使用を明示して、ちゃんとチェックしてれば問題なかったでやんすよ。」
やきう
「つまり浮気がバレて炎上してるんやなくて、浮気相手の名前を間違えて炎上してるってことやな。」
かっぱ
「例えが最悪やけど的確で草。ところで博士、この騒動で株価とか影響あったんか?」
でぇじょうぶ博士
「まだ大きな影響は出てないでやんすが、ブランドイメージの毀損は計り知れないでやんす。特に『手描き文化』を大切にするアーティスト層からの信頼を失ったのは痛いでやんすね。まるで寿司屋が『実は昨日からやってます』って言うようなもんでやんす。」
ずん
「じゃあもうサクラクレパスは終わりなのだ...?」
やきう
「そこまでやないやろ。謝罪して対策示したんやから。ただ、今後AI使うたびに『またAIか』って言われるリスクは残るな。」
かっぱ
「チェック体制強化って具体的に何すんねやろな。AI判定AIでも作るんか?」
でぇじょうぶ博士
「おそらく人間による多重チェック体制の構築でやんす。AI生成物には『AI使用』の明記を義務づけ、デザインの正確性を複数人で確認する仕組みでやんすね。でも正直、おいらは子会社の担当者が可哀想でやんす...」
でぇじょうぶ博士
「だって、コスト削減のプレッシャーがあったからこそAI使ったんでしょうに。会社は『効率化しろ』って言いながら『でもバレたらお前のせいな』って空気でやんす。まるでダイエット中の人に『食べるな』って言いながらケーキ出すようなもんでやんす。」
やきう
「結局、企業の本音と建前の乖離が露呈しただけやな。AI使いたいけど使ったって言いたくない、みたいな。」
かっぱ
「そもそも『Manga Barcelona』でこれやるのがアカンわ。漫画界隈なんてAI絵に一番敏感な層やろ。地雷原で花火大会やるようなもんや。」
ずん
「じゃあこれからの企業はどうすればいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「簡単でやんす。①AI使用を隠さない②人間のチェックを怠らない③自社の理念と矛盾しないか考える。この3つを守れば、AI活用と企業倫理は両立できるでやんす。」
やきう
「まあ今回のは『AIが悪い』んやなくて『使い方がアホ』やっただけやな。包丁で人刺して『包丁が悪い』とは言わんやろ。」
かっぱ
「それにしても、チェック体制強化ってことは誰かが責任取らされるんやろな...子会社の担当者、今頃震えとるで。」
ずん
「ボクが担当者だったら...そうだ!『実はこれもAIの判断ミスでした』って言えば許されるのだ!」
やきう
「お前、それAIに責任押し付けとるだけやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「まさにそれが今の企業の闇でやんす。『AIがやった』って言えば人間の責任が曖昧になる。でも最終的な判断は人間がするべきでやんすよ。」
かっぱ
「ところでずん、お前普段から仕事でAI使っとるんか?」
ずん
「もちろんなのだ!メールの返信も企画書もぜんぶChatGPTに書かせてるのだ!超効率的なのだ!」
やきう
「...お前、それバレたら今回のサクラクレパス以上に炎上するぞ。」
ずん
「え?でもボクの会社、誰もボクの仕事なんて見てないのだ。むしろAIの方が優秀かもしれないのだ!」