**ずん
** 「ねえねえ、完成間近で消えた路線って、これ建設会社が夜逃げしたパターンなのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「違うでやんす。1937年、つまり87年前に黒川原駅まで延伸する計画があったものの、戦時体制下で資材不足に陥り、計画が頓挫したでやんす。まるで結婚式当日に新婦が逃げ出したような、悲劇的な未完成でやんすね。」
**やきう
** 「ワイもデートに誘おうとして、告白の直前に戦争が始まったクチやで。」
**ずん
** 「それ単にフラれただけじゃないのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「この未成区間、実は路盤工事がほぼ完成していたでやんす。つまり、道路の基礎だけ作って、レールを敷く直前で止まってしまったでやんすよ。まるで家を建てる直前に破産したようなもんでやんすね。」
**ずん
** 「じゃあ今でも痕跡が残ってるってことなのだ?」
**やきう
** 「そら残っとるやろ。コンクリートなんて100年持つんやで。ワイの童貞みたいなもんや。」
**でぇじょうぶ博士
** 「...その例えは不適切でやんす。しかし、実際に神社脇の小径や用水路沿いに、当時の路盤や橋脚の痕跡が点在しているでやんすよ。地元の人でさえ気づかない、まさに産業遺産でやんす。」
**ずん
** 「へー。でもさ、なんで今更掘り起こすのだ?過去は過去なのだ。」
**やきう
** 「お前アホか。歴史ってのは繰り返すんや。今のリニア新幹線だって、同じ運命辿るかもしれんのやで。」
**でぇじょうぶ博士
** 「その通りでやんす。実は渥美半島は全国屈指の農業地帯。電照菊やキャベツの生産で有名でやんす。もし鉄道が完成していれば、物流がもっと効率化され、地域経済も変わっていたはずでやんす。」
**ずん
** 「つまり、鉄道がないから野菜が高いってことなのだ?」
**やきう
** 「そういう単純な話やないわ。でも輸送コストは確実に上がっとるな。トラック輸送やと燃料費もバカにならんし。」
**でぇじょうぶ博士
** 「さらに言えば、この未成区間は渥美半島の"地の果て"を目指していたでやんす。つまり、伊良湖岬まで鉄道を通す壮大な計画の一部だったでやんすよ。まるで月面着陸を目指してロケットを作ったのに、打ち上げ直前に予算が尽きたようなもんでやんす。」
**ずん
** 「じゃあボクが宝くじ当てたら、線路敷き直してあげるのだ!」
**やきう
** 「お前が宝くじ当たる確率より、ワイが明日モテる確率の方が高いわ。」
**でぇじょうぶ博士
** 「どっちも限りなくゼロでやんすけどね。ちなみに、現在の三河田原駅から黒川原駅までの2.8kmを復活させるには、最低でも数十億円の建設費が必要でやんす。」
**ずん
** 「うわー、じゃあもう諦めるしかないのだ...。でもさ、博士。痕跡を辿るって、具体的に何が見えるのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「用水路の脇に残るコンクリート構造物、不自然に直線的な道路、そして謎の空き地でやんす。まるで亡霊のように、かつての鉄道計画が風景の中に溶け込んでいるでやんすよ。」
**やきう
** 「それ、心霊スポットやん。ワイ、そういうの苦手やねん。」
**ずん
** 「やきう、お前ビビりすぎなのだ。ていうか、87年前の人たちの夢の続きを見るって、なんかロマンあるのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「そうでやんすね。この未成区間は、戦争という時代の荒波に飲み込まれた、日本近代化の象徴でもあるでやんす。もし完成していたら、渥美半島の運命は大きく変わっていたでやんすよ。」
**やきう
** 「でも結局、今はトラックで十分やろ。鉄道なんて時代遅れや。」
**ずん
** 「じゃあボク、トラックの運転手になって渥美半島の野菜を全国に届けるのだ!...あ、でも免許持ってないのだ。」